65歳ぐらいの男性が主人公の短編集。
コンサートに行くと、昔交際していた女性が隣の席に。しかも失明していた・・・「わかって下さい」
妻に先立たれた。残されたのは彼女の連れ子。ずっと一人で血のつながらない娘を育てた。彼女が結婚すると言う・・・「白いシャクナゲ」
たまたま困った老女を助けた。昔好きだたった男性を探してると言う。一緒に探しているうちに、偶然が・・・「恋ものがたり」
マンションに突然知らない女が来て、困ったらここに来るように、安田先咲に言われたそうだ。安田のことは知らないが、女は有名女優らしい。そして安田は昔付き合った女性の娘だと言う・・・「観覧車」
画家は描く気力がなくなくなった。家庭菜園で出逢った男は70代のギタリスト。妙に気が合った。軽井沢に別荘を持ってると言う。自分も軽井沢別荘を持ってるので再会しようと言い合うと・・・「エアギターを抱いた男」
昔好きだった人と再会する喜びと悲しみと・・・「土産話」
うーーむ。素晴らしく良かった面白かった。ほとんど65歳の「男性」目線で描かれてるので女性にはサッパリ受けないのかも知れない。65歳とか、中高年男性の心理を知りたい女性は読んだ方がいい。
男として、「こんな風に女性を好きになってしまうプロセス」が溢れ出てる。
今日の一曲
水越恵子で、"Too far away"
では、また。
水越恵子で、"Too far away"
では、また。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます