読み間違い

老眼の進行とともに、ミスが多い。
ミスがいろんなところに、顔をのぞかせる。

のんびりした空気の夕方。
お馴染みののんべいさんたちがお二人連れでみえる。
もう、お通しも、お出しするものもないぐらいの頃。
楽しげにおしゃべりし、おいしそうに杯を空けていく。
そこに、おしゃべりならおまかせ！！のボラさん。
特技発揮！！
すっかり、のんべいさんたちの輪に入り込む。

もう終いの作業に入っているので、おしゃべりのお相手をしてくださるのは、大助かり。
さて、おあいそ・・と合図がくる。
は～～い。
え～～と、大びんと、お通しと・・、お酒が・・・
はい、7千○○円。
いつも割り勘なので、え～～と、それを2で割って・・・とワタシが独り言。
傍らのスタッフが、えッ！！と、びっくりポン。
へッ？？
そのびっくりポンの空気に、手元の伝票をもう一度見直す。
おっとと～～～・・
大びん600円を6000円で、計算していた～～！！
ありゃ！！
大慌て。
今度は、ワタシがびっくりポン。

もう一度、やりなおし。
3200円。
そうそう、これでなくては。
2で割って、1600円。
やれやれ、今度は、誰が考えても適正。