想定・・

3.11以来頻繁に耳にした言葉に「想定外」がある。
そう、前例から導き出されたその時点での様々な数値や、事象。
それを越えるものが目の前に立ちふさがったその時に、この言葉が発せられる。
公民館の講座で、その言葉の対局の「想定される」が使われていた。
老年期に想定される獲得と、想定される喪失・・として。
それを、エンディングノートなどに書き留めておくのも老年期の処し方・・と。
うん、うん。
合点。
しかし！！
ジツは、老年期の高齢者をもっとも、コンランさせるのは、想定外の喪失・・のほう。
と、ワタシは、思う。
突然の喪失に遭遇するものとして「人、事、環境、時期」
これにやられると、一気に高齢期の世界全体の「想定外」が進む。
それに、立ち向かう気力がなえてしまったり。
健康不安に立ち至ったり。

長い福祉亭の運営参加は、ジツは、これに立ち向かう術も明らかにしてくれた。
「お友だちづくり」
そう。
子ども時代、「お友だち」の存在が、どれだけ輝きと力を持った存在だったか。
親では肩代わりできないものとして、お友だちがあった。
親と遊んでいるだけでも、つまらない。
親も忙しい。
TVを見ているだけでも、つまらない。
外に遊びに行こうよ・・・ということになったもの。

人の本質は、変わらない・・ということですかね。
老年期も同じ・・となると、なんだか、福祉亭に集うみなさんのそれぞれの個性だの、くせだのが、かわいくもなってくる。
手を焼かせるのも、まあ、いいか・・
しょうがないなあ・・と。
しかし！！
事はそう簡単ではない。
曲者は、金銭問題。
これは、お友だちでも、無理難題。
いや～～・・これの解決策となると・・