フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

東芝経営危機の根源は/桜満開

2017-04-05 22:05:18 | 日記

   経営危機に陥っている東芝が2016年4~12月決算の発表の再々延期が懸念されるという異常な泥沼状態が報じられている。経営が悪化し長年粉飾決算を続けていたことが表面化してから大分経つが、弱り目に祟り目で、原発事業の世界シェア―・トップを目論んで子会社化した米WH社(ウェスチングハウス)の巨額赤字(挙げ句には倒産)も重なって日本の経済史上最悪の赤字決算が見込まれている。
   私も新聞やテレビで報道されるのを関心を持って見てはいたのだが、問題の根が深く広すぎてブログに取り上げるにはためらいがあった。ただズバリ言って私は東芝の名門企業意識が問題の根源であると考えているのだが。
   それはどういうことかと言うと、「財界の総理」とも称される歴代の経団連会長に東芝から石坂泰三、土光敏夫の2名を輩出し、財界の御三家とも言われるような名門企業となったため、その後の東芝社長の「経団連会長になりたい」という名誉欲が確執を生んで経営を歪めたこと、また国の原発事業推進の中核という意識が東電の原発事故で取り返しのつかない事態にまで追い込まれたこと・・である。問題はそんなに単純ではないのかも知れないが、一時代を築いた経営の大先輩の影を落とした結末であるという考えなのだが。

   前々号で紹介した小金井公園の桜まつりではまだ2~3分咲き、翌々日(3日)の井の頭公園でも6~7分咲きと、花見客で賑わっていたものの桜には満足感が得られなかった。そして今日4日、神代植物園は満開の桜で園内が華やいだ。毎年見ている満開の桜ではあるがやはり心が弾むものである。
      

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きらきらネーム/トランプ政権の人事停滞に驚く

2017-04-04 10:24:10 | 日記

   川柳は俳句と同じ五・七・五の少ない字数で世相を切り取ったり、心情を吐露したり大変面白い”文芸”である。私も川柳は好きで購読紙の川柳欄には毎日拍手を送ったり、ニンマリしているのだが、4日には「きらきらネーム ルビと肩組み 入学す」という作品が載った。
   なるほど「きらきらネーム」と表現するのか、と私は膝を打った。先日の投稿で私は『卒業式で知る難しい名前』というタイトルで「最近のお子さんの名前はシャレているのだが読み方が分からないものが実に多い」と書いたが、何んと味も素っ気もない表現だったのだろうか。それを「きらきらネーム」と呼ぶのか、と知った。と同時に同じ感慨を持つ人が少なからずいることも分かり、何か同志を得たような気分になった。

   久々にトランプ米大統領に関する話題が新聞紙面に載っていた。1日投稿のブログで「森友学園問題に覆われて、就任直後にあれほど吹き荒れたトランプ旋風の話題がこのところ全く影を潜めている」と書いたのだが、4日付け朝日新聞に『トランプ大統領が就任して70日以上が経つのに、政権の実動部隊となる各省庁の幹部ポストで空席が目立つ』として『議会の承認が必要な政治任用の主な高官ポスト553の内9割近くが空席のまま』という記事。なんとなんと。議会の承認が必要なポストが500以上あることにも驚くが、その内9割も空席のまま2ケ月以上も政治が行われていることにさらに驚かされる。トランプ氏の異様な政策や言動に違和感を覚える人は多いだろうし、政権運営がスムーズに行くのか強い懸念を抱いている人も少なくないはずだが、これほど人事の面で躓いているとは重ねて驚くしかない。と言うのはアメリカの政治体制を知らない私だけで、当の米国民にとっては驚くほどの事態ではないのかもしれない。

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花見/森友学園の幼稚園入園式

2017-04-03 13:16:33 | 日記

   昨日(2日)は都心の桜が見頃になって、上野公園などでの花見の賑わいがテレビ・ニュースや新聞で取り上げられていた。週末の金・土曜は花見には生憎の天候であったが、それだけに日曜の2日はどっと花見客が繰り出したものと思う。私も家内と1日に小金井公園の桜まつりに出かける予定であったが、寒いし雨の不安もあったので取り止め昨日出かけた。都心よりも気温が低いせいか開花は2~3分といったところ。樹種が違うのか中にはまだ全く咲いていない木もあったが人出の方は超がつく賑わい。
   露店のテントが並ぶ一帯は歩くのがやっとだし、買いたい食べ物の列の最後尾がどこだか判然とせず、家内が並んでいるらしい人に確認を取りながら焼き鳥などを買い込んだ。幸い催し物のステージが見える位置のベンチに空席があって、好天のもとでの花見酒が楽しめた。
(写真左=歩くのもやっとの露店が並ぶ通り 中=家族連れやグループがてんでにシートを広げる広場。奥に色づいて見える桜の木は2~3分咲き。右=昨年の桜まつりの時は枝の先までたわわに咲いていたが、昨日はこんな木も)

  


   またまた森友学園の話題で恐縮。今朝視るともなく点けていたテレビのモーニングショーで相変わらずの報道ではあったが、放送中の下の写真のフリップに目がとまった。1日に行われた同学園の塚本幼稚園の入園式の模様で、式次第が過去とは大きく異なっていたことを図にしたものである。
      
   式次第③の園長が籠池氏の娘さんに代わって挨拶時間が20分が2分になったこと、④のPTA会長挨拶や⑤三役紹介、⑥来賓挨拶がなくなり、⑩教育勅語の唱和を取り止めたことを示している。そして祝電が約10通→1通、入園式の所要時間1時間以上→約14分、園児数158人→約80人に変化したとのことだ。
   騒動の渦中にあってPTA会長が挨拶をためらい、来賓も尻込みし、祝電もなくなった訳だ。そして、ずっと取材を続けて来たレポーターがコメントした。「森友学園は地域では有名な学園でその教育理念に賛同する政治家も多かったが、問題化してからは潮が引くように遠ざかって行った」と。
   まだまだ尾をひく森友問題、安倍首相周辺は早く収束したいと焦っていることだろう。


 

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森友問題に覆われて他のニュースが寂しい/フィギュア世界選手権での凄い演技

2017-04-01 21:34:35 | 日記

   大統領就任直後にあれほど吹き荒れたトランプ旋風の話題がこのところ全く影を潜めている。新聞・テレビ・週刊誌などのマスメディア報道もネット上のニュースもない。そういえば東京五輪の競技場の見直しの話題もさっぱり聞かれなくなった。
   それに代わって今のメディアは豊洲市場問題と森友学園問題に占領されている。中で、朝日新聞が毎日100人に意見を聞くモニター読者のこの一か月のメールは圧倒的に森友学園問題に集中していたという。2位の「共謀罪に関する報道」は森友問題の1/5程度、以下「豊洲市場」「南スーダンPKO」「東日本大震災6年」が少しずつの差で続いているというところだ。「森友」は「豊洲」も「五輪」も「トランプ」も吹っ飛ばす大ニュースになっていることになる。国有地の異常な安値払い下げ発覚から始まって、話題は教育勅語を唱和する異様な幼稚園教育、その幼稚園の名誉園長が安部首相夫人であること、国有地払い下げや助成金給付に関する政治家・役所の介入や”忖度”、ついには国会の喚問で安倍首相の名前で100万円の寄付の証言・・・と震度を深めて国民もうの目たかの目でニュースを追って来た。
   さて話を少し戻すが、トランプ大統領の政策はその後どのように進められているのだろうか。「イスラム系諸国の難民受け入れ停止」の大統領令の違憲判決を押しての再署名や北朝鮮に対する施策などが伝わって来ない。また東京五輪に向けて仕掛けた小池劇場の結末はどのようになっているのだろうか。PKOや森友で揺れた稲田防衛相の不信任の行く方は沙汰止みに終わるのだろうか、等々ニュースが寂しい。

   身震いがするような演技を視た。先ほど放送が終わった北欧フィンランドでの世界フィギュア選手権で優勝した男子の羽生結弦選手と女子のメドベジェワ選手(ロシア)そして男子2位に入った宇野昌磨選手のフリーの演技である。メドベジェワ選手は17歳、まるで妖精のようだ。それが他の選手を全く寄せ付けない圧巻の演技であった。羽生選手はショートプログラムで失敗した5位から歴代最高得点のフリーで逆転優勝した。大した男である。宇野選手は成長著しく、ショートプログラムでは世界選手権2連覇中のフェルナンデス選手(スペイン)に次ぐ2位につけ、フリーでも凄いスケーティングを演じて2位を守った。日本男子は世界選手権で2度目という金・銀両メダルを獲得。家内が熱心に視ていたフィギュアスケートの中継放送で私も感動をもらった。
   一方エースの宮原知子選手を欠いた女子は振るわず、来年の平昌冬期五輪での出場枠を2つに減らしてしまった。

 

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