フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

熊本大地震から1年/小学女児事件の容疑者逮捕に思う/風が見える?

2017-04-15 13:33:37 | 日記

   昨日14日は熊本大地震から1周年。新聞・テレビを朝から見ていて、南阿蘇村に住んでいる会社時代の親友に電話をしてみた。昨年の地震後ブログに取り上げたことがあるが、彼は会社をリタイア後南阿蘇村の風光明媚な一角に居を構え、奥さんがかねてからの希望であった喫茶店を営んでいた。その南阿蘇村が熊本地震では益城町と並ぶ被災の中心地として連日報道され、電話で彼の安否を尋ねたところ地震時は丁度家族揃って薩摩川内市の実家に帰っているところであった。家人の無事はもとより、帰宅した自宅・店舗も軽微な被害で済んだとのことで安堵したのだが、それから一年、平穏である由。但し店の客足は地震前には戻っていないとのことだ。同じ村内では壊滅的な被害を受けた家屋の多くが復旧せずに、地震の傷跡が深く残っているようだし、山腹が崩れ土石流が阿蘇大橋を崩壊した跡が新聞・テレビの写真や映像が未だに生々しい。そんな被災地にあって彼が幸運であったことを喜ばざるを得ない。

   千葉県でベトナム国籍の9歳の小学生女児が登校途中に行方不明となって大騒ぎになり、その後遺体で発見された事件の容疑者が逮捕された。逮捕された46歳の男は小学校の保護者会の会長を勤め、通学路での児童たちの安全見守り活動に熱心だったことから、「なぜ?」「なんで・・」と大きな衝撃が走った。容疑者は黙秘を続けていて現時点ではその動機は分からないが、ブログに何度も綴っているように私も小学校の安全見守り当番(愛称:スクールエンジェルス)を勤めている。私たちの場合は通学路ではなく学校構内で、主には不審者侵入等から児童を守ることにある。しかし今回の事件は我々にとって学校や児童たちからの信頼を揺るがしかねない大事件であって、三面記事並みの関心では済まされないと身づくろいを正したい気分になった。

   風が見える。・・・何のことか?
   今年の桜(ソメイヨシノ)は開花から満開までに例年より時間がかかったが、満開の期間も長かったように思う。そのソメイヨシノが散り始め、スクールエンジェルスを勤める小学校の校庭も花びらでいっぱいだ。そこに5mくらいの風が吹くと花びらがサラサラと流れる。その内花びらが渦を巻くように舞う。まるで風が見えるようなのである。直線的に吹く風、あるいはつむじ風として巻き上がる。校庭に散ったサクラの花びらがそれを実によく見せてくれるのである。

  

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日本文化の博識家ロバート・キャンベルさん/また川柳で/電通の社風改革?

2017-04-13 10:44:48 | 日記

   今日⒔日の朝日新聞「ひと」の欄にロバート・キャンベルさんが載った。この度「国文学研究資料館」の第7代館長に就任したというのだ。聞いたことがない機関施設であるが、その名前から日本文学にとって重要な研究施設なのであろう。”国文学”と聞いただけで日本の文学界の権威ある重鎮が務めるものに思えるが、外国人が初めて館長となることにキャンベルさんには改めて驚きと敬意の念を強く持った。
   米国出身のキャンベルさんは東大大学院教授として日本文学のみならず広く日本の文物に造詣が深く、テレビなどでその博識ぶりに私は尊敬の念を抱いていた。在日32年、私が外国人の中で最も尊敬している方なのである。大学院教授の方を辞してとのことだが、テレビなどにはぜひ引き続きお顔を見せて欲しいと願うものである。

   「チャンネルの どこ回しても 目が回り」。またまた川柳と真央ちゃんで恐縮だが、テレビはどこを回しても真央ちゃん、真央ちゃん。そしてトリプルアクセルなどの回転技が映される、という面白い一句。

    東大出の女性社員が入社一年目でパワハラと過労のために自殺し、「ブラック企業」のレッテルを張られた広告代理店最大手の電通。遺族との間で和解をした会社側は社長が陣頭指揮で社風と労働環境の是正を表明していたものの、大企業ほど会社や役員の体面に固執しその場をやり過ごす表づらだけの対応がまかり通っているのでマユツバとも思えた。
   しかし昨12日には母親と代理人の弁護士が電通本社で管理職向けの研修会に講師として出席し「軍隊のような社風をなくして下さい」と訴えたという。研修会には山本社長ら役員を含む約100人が参加。研修終了後、山本社長は母親に「必ず改革を実行していきたい」と話したとのことだ。これが本意であれば、これまで描いていた大企業病の電通像とは異なり、見直さなければならないと思うのだが・・。

 

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真央ちゃん報道一色に/フィギュアは回転競技?

2017-04-12 15:37:16 | 日記

   10日の晩遅くに投じられた浅田真央選手の現役引退を表明する自身のブログ。私もその夜10時半過ぎにブログを投稿した直後にスマホのニュースで知り、記事に取りあえずの加筆をした上で再投稿をした。翌朝の新聞(朝日)では一面ほかで報じていたが、テレビ欄を眺めると真央ちゃん引退の字は皆無であった。前日の番組編成には間に合わなかったのだろう。しかし朝からの報道番組はことごとく内容を変更して浅田真央引退を詳しく報じていた。各テレビ局とも夜を徹して番組の再編成をしたわけだ。
   そして今日12日は引退会見があって、テレビ番組欄を見るとその中継を含めて東京キー局で32の番組で真央ちゃん報道が繰り広げられている。(話題がそれるが3週間ほど前の報道番組は「籠池劇場」ニュースで埋め尽くされていたが、今日では籠池のカの字も見られない)
    テレビで繰り返し映像が流されていたように、私も浅田選手の長い競技経歴の中ではソチ五輪でのショートプログラムで大失敗した翌日のフリーでの感動の演技が一番印象に残る。世界選手権で3回、GPファイナルで5回の優勝を飾っているが、やはりオリンピックで金メダルを取らせてあげたかったというのが多くのファンの気持ちではなかろうか。
   今日11時半頃から行われた会見は報道関係者が200人位の予定が350人ほどに膨れ上がったそうだ。私も中継放送をパソコン作業をしながら視ていたが、真央ちゃんは「気力も体力も出し切った」と言い切った。最後は言葉に詰まり、記者席に背を向け目をぬぐってから質問に答えるなど、可憐で清楚、健気で誠実な素顔の会見であった。
   ともあれ26歳の一(いち)アスリートの引退がこれほどまでに国民の関心を呼ぶというのは異例のことであろう。比較できるのかどうか分からないけれど、”ミスター”と呼ばれた巨人・長嶋茂雄選手の引退以来のことではないだろうか。いずれにしても一時代を築いたことは似ており、国民栄誉賞のレスリング吉田沙保里選手が言うように「真央ちゃんも国民栄誉賞に値する」という意見もあながち過大評価とは言えないないように思う。   

 浅田選手に絡んでもう一題。「スケートが 回転競技に なる悲哀」・・・これは今日の朝日川柳欄に載った一句である。
   「悲哀」の意味が、「競技の本質が変わってしまって情けない」というのか、はたまた「トリプルアクセルにこだわる真央ちゃんが選手寿命を縮めてしまった」ことを指しているのか分からないのだが、当今のフィギュアスケートは男女とも高得点は回転にかかっていることは衆知のことである。男子なら4回転、女子なら3回転半(トリプルアクセル)を、また連続回転技を武器にする。浅田選手はトリプルアクセルを得意としたが、着氷失敗のリスクだけではなく足腰には負担が大きいと言われ、それを跳ぶことにこだわって来たためダメージが蓄積されたと言われる。難易度が高く見栄えがするがリスクと隣り合わせなのだ。
   数年前の世界選手権でのこと、有力男子選手が4回転を跳ばず安全で確実な演技で優勝したことに対して「4回転を跳ばない者に勝者の資格はない」と批判されたことがあるが、まさに「スケートが回転競技に」である。
   特にテレビでの中継放送の時、元五輪金メダリストをはじめとする解説者はステップやターン、スピンなど他の技にはほとんど説明がなく「トリプルサルコー」「ダブルルッツ」など回転の時だけ声を発する場合が多すぎる。もう解説者なんか要らない感じで、つや消しである。もし真央ちゃんが解説者になったら選手と視聴者両方に優しい解説を期待したいのだが・・・。 

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体操内村選手の全日本10連覇に苦悩/ちょっと珍しい光景?/浅田真央選手引退のニュース

2017-04-10 22:59:48 | 日記

   体操の全日本選手権で内村航平選手が男子の個人総合で10年連続優勝を果たした。体操の種目別競技は男子では6種あるが、内村選手はオールラウンダーとして個人総合ではオリンピックで2連覇中、世界選手権では6連覇中である。しかし、誰の記憶にも残っていると思うが昨年のリオ五輪では故障と疲労に苦しみ抜き、最後の種目での薄氷の逆転優勝だったし、この全日本でも更なる体調不良の中で僅差の逆転優勝であった。もう体がきしみ本来の演技が出来ずにそれでも優勝したことについて内村選手は「勝ってしまったので、期待に応え続けないといけないと思う。勝ってしまったので地獄です。」と全く勝者の弁とは思えぬコメントをしている。そしてそれがまた人には分からぬ王者の苦悩を覗かせた。
   男子体操はひねり技では既に世界トップの白井健三選手をはじめ若手が育って来たようだし、内村選手の肩の荷を軽くしてあげねばと思う次第である。

   以下の写真は昨日今日の外歩きの中で撮ったもの。 ➀白い砂浜に咲くサクラ? 白い部分は実は散ったサクラの花びらが池の淵にギッシリと集まったもの。「花筏」なんていうものじゃあない。なんと表現すればいいのだろうか。井の頭公園にて。 ②これはご存知の人が多いと思うが「源平咲き分けモモ」の花である。白(源氏色)と赤(平氏色)およびその中間の薄桃色、見事な咲きっぷりであった。 ③木の根元の地表一面を覆っているもの。薄い褐色で長さ5センチくらいの太いミミズのような形をしているが、手に取ってよく見るとそれは5ミリくらの花が穂状に密集して集まってできている。これらは武蔵野の雑木林に多いイヌシデという木の花が散ったものなのである。 ④ちょっと高い所に乗って写真をとっている人達。左下にいる男女とともにみんな外人さん達だ。何を撮っているかというと渋谷名物のスクランブル交差点。外国人には珍しい光景らしく、話を聞いて見物に来たらしい。 ⑤芝浦辺りの交差点に信号待ちで停まっていた7,8台のゴーカートような乗り物。初めて見るので何というのか知らない。ドライバーは全て外国人だったようだが、こんなマニアの集まりがあるのだろうか? それにしてもその横には対照的に巨大なトレーラー・トラックが停まっていた。バスの中からスマホで一枚だけ撮れた写真。

   
   ➀                           ②                                ③

  
  ④                          ⑤

  
   本ブログを一旦投稿後、「フィギュアスケートの浅田真央選手が現役引退」とのニュースに接したので急きょ加筆する。引退は自身のブログで意向を表明したとのことである。その時期が近いとは感じていたが、何はともあれ「長い間お疲れさまでした。本当に多くの国民に愛され、そして国民に元気を与え続けてきたことに感謝とお礼を申します」と伝えたい。

 

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満開の桜のもと新学年が始まる/トランプ大統領のシリア攻撃に思う

2017-04-08 11:10:21 | 日記

   一昨日6日は市内の小学校一斉に始業式(午前)と入学式(午後)があった。私は学校見守り(スクールエンジェルス)の午前当番で、桜満開の校庭で行われた始業式を眺めた。午後の入学式には来賓としての案内状をもらったが、2週間前の卒業式に出席しているので失礼させてもらった。
写真左は始業式を遠くから撮ったもの。それを見つめる桜の木が右端にわずかに見える。その桜の木を間近で撮ったのが右の写真。  
 

   こうして始まった新学年、春休みを挟んで児童たちとの触れ合いが再開した。早速6年生になった女子児童の1人が傍らにやって来て「卒業式の時(来賓で出席していた私に)手を振って合図をしたけど気がつかなかった?」と言う。余りキョロキョロできず残念ながら気づかなかったので「ごめん」と言ったらニコッとして手を差し出した。この児童はいつもニックネームで私を呼ぶのだが、登校・下校時にはハイタッチや言葉をを交わして挨拶する子らがたくさんいて元気をもらっている。

   別に褒め言葉ではないが、いかにもトランプ大統領というところか。
   日本時間の昨朝、シリアのアサド政権軍の空軍基地に電撃的なミサイル攻撃を断行した。理由はアサド政権が(サリンらしい)化学兵器を使用したからとのこと。国連安保理に諮ることもなく米国独断の攻撃であるが、アサド政権支援の立場を取っているロシアにはケンカを売った形になる。トランプ氏はロシア・プーチン大統領とは気脈を通じた仲を演じて来たがこれによって一気に張り詰めた状況になりそうである。
   また、中国・習近平国家主席を迎えての首脳会談の真っ最中のことであり、北朝鮮への経済制裁に二の足を踏んでいる中国側への見せしめ、脅しとも受け取れる行為である。オバマ大統領とは対極的に和解や協調を好まぬ(と私は思うのだが)トランプ氏らしい所業と言えるのではないか。
   このシリア攻撃に安倍首相はいち早く支持声明を出した。首相の”支持”は日本国民の”支持”ということになるのだが、果たしてそう言えるのだろうか。「イラクが大量破壊兵器を隠し持っている」として14年前にブッシュ大統領が攻撃の火ぶたを切ってイラク戦争に発展したが、その時も日本は小泉首相がすぐに支持の声明を出した。だがこの戦争でフセイン政権を倒したもののついに問題の兵器は見つからなかった。
   軍人上がりのブッシュと経済戦争の雄トランプ、ともにケンカが大好きなのだろう。日本はそれに拍手を送らざるを得ないのであろうか。

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