今日⒔日の朝日新聞「ひと」の欄にロバート・キャンベルさんが載った。この度「国文学研究資料館」の第7代館長に就任したというのだ。聞いたことがない機関施設であるが、その名前から日本文学にとって重要な研究施設なのであろう。”国文学”と聞いただけで日本の文学界の権威ある重鎮が務めるものに思えるが、外国人が初めて館長となることにキャンベルさんには改めて驚きと敬意の念を強く持った。
米国出身のキャンベルさんは東大大学院教授として日本文学のみならず広く日本の文物に造詣が深く、テレビなどでその博識ぶりに私は尊敬の念を抱いていた。在日32年、私が外国人の中で最も尊敬している方なのである。大学院教授の方を辞してとのことだが、テレビなどにはぜひ引き続きお顔を見せて欲しいと願うものである。
「チャンネルの どこ回しても 目が回り」。またまた川柳と真央ちゃんで恐縮だが、テレビはどこを回しても真央ちゃん、真央ちゃん。そしてトリプルアクセルなどの回転技が映される、という面白い一句。
東大出の女性社員が入社一年目でパワハラと過労のために自殺し、「ブラック企業」のレッテルを張られた広告代理店最大手の電通。遺族との間で和解をした会社側は社長が陣頭指揮で社風と労働環境の是正を表明していたものの、大企業ほど会社や役員の体面に固執しその場をやり過ごす表づらだけの対応がまかり通っているのでマユツバとも思えた。
しかし昨12日には母親と代理人の弁護士が電通本社で管理職向けの研修会に講師として出席し「軍隊のような社風をなくして下さい」と訴えたという。研修会には山本社長ら役員を含む約100人が参加。研修終了後、山本社長は母親に「必ず改革を実行していきたい」と話したとのことだ。これが本意であれば、これまで描いていた大企業病の電通像とは異なり、見直さなければならないと思うのだが・・。