東京地方に開花宣言があった後、桜の開花が一気に進んでいる。私の住んでいる近所の大きな桜の木は、このところの陽気で見る見る蕾が開いて上の写真を撮った今日の正午頃は7~8分咲きだったが、夕方にはもう満開に近かった。この週末は絶好の花見ができそうである。
近くの幼稚園(左)や文化施設駐車場(右)の桜の大木
ボランティアを勤める小学校の桜 ほぼ満開状態に
さて、野球の国別対抗戦ワールド・クラシック・ベースボール(WBC)が終わった。日本は準決勝でプエルトリコに敗れ、大会3連覇はならなかった。前にも書いたように私はこの大会には余り期待していなかったし、また私が強敵と見ていた韓国が予選1次リーグで姿を消し、アメリカもキューバも決勝トーナメントに進めなかったので準決勝での敗退は残念だがそれで良しと思っている。
決勝トーナメント進出の4チームを見ると、日本以外は優勝したドミニカ共和国と準優勝のプエルトリコがカリブ海に浮かぶ国、オランダもヨーロッパの国というよりカリブ海にあるオランダ領キュラソー島の選手が主力の準カリブ諸国なのだ。こう見ると、我が日本を含めて有力な選手が米大リーグに吸い上げられるような国々が集まった大会と言えるのである。
今大会が終わっていろいろ論評がなされている。重盗失敗の走塁ミスがどうだとか、大会使用球がまだ日本のピッチャーになじんでいなかったとか、決勝トーナメントの日程が余りにも過酷であったとか・・・。それらはいずれも敗因の一つではあろうが、私はここでも大会には出場しなかったイチローの存在に目が行った。重盗失敗についてはベンチの采配ミスあるいは内川選手のミスというより、その失敗は必然であったとする相手捕手の存在の大きさを説いていた。
また、今朝の朝日新聞は『検証 侍ジャパン』という記事の中で「過去の2大会はイチローの存在がチームを引き締めていた。出場した選手の多くに『イチローに認められたい』という思いがあった。合宿中から率先して練習に取り組み、負けた時は人一倍悔しがる姿が、チームに緊張感を与えた。しかし、今回はアメリカへ行く(決勝トーナメントに進出する)という目標を達成したチームに再度ネジを締め直すことのできる存在はいなかった」と書いている。
以前より私はイチローを高く評価し敬意を抱いているのだが、古武士が求道する姿にも似た彼こそが「侍ジャパン」と呼ばれる野球人なのだと改めて思った。
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