フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

【10年前の記事投稿#18】学校が夏休みに/IT犯罪/大砂嵐に脱帽

2024-07-22 11:00:00 | 日記

   今日は朝の内に雨が上がり日中はどんよりした曇り空で涼しく、お蔭で小学校の見守り当番が楽だった。そして今日は終業式。明日あさってが土曜・日曜のため2日早い夏休み入りとなった。
   いよいよ長い夏休み、生徒はみんなわくわく、にこにこして下校するのかと思いきや意外とそうばかりではなかった。校門の内側で見送りをする私の傍らで泣き泣き立ち止まった子がいた。訳を聞いてみると大好きな先生が産休育休に入り、来年の4月に復帰するまでずっと会えない、という。そうか、そんなに好きな先生なんだ。励まして送り出したものの表情は晴れなかった。
   当番の時いつも私の顔を振り返りながら下校してくれた児童、新学期からは隣の小学校に転校するとのことで、最後の下校の挨拶をして校門を出て行った。私も一抹の寂しさを感じた。「夏休みは楽しみだね」と声を掛けたら、「友だちと一緒に遊べる時の方がいい」と子もいた。逆に私に「夏休みはどこに行くの?」などと聞く子もいた。しばらく児童たちとの触れ合いがお休みになる。

 
  IT社会、現代社会になくてはならぬツールも便利になるほど新たな犯罪の手段にもなる。「浜の真砂は尽きるとも、世に盗人の種は尽きまじ」、伝説の大盗賊の頭領、石川五右衛門の辞世の句とされ現代でも歌舞伎などで演じられるが、安土桃山時代のこのセリフは今の世でもそのまま通用するから不思議である。大量の顧客情報を駆使することでビジネスの成果を得て来た通信教育大手のベネッセのデータベースを関係者が盗み出し、名簿業者に売っていたことが大問題に発展している。しかも、そんなことは”業界”では珍しいことではないらしい。現代人類が大きな恩恵を受けている技術が悪用すれば大量破壊や便利な犯罪手段になることは枚挙にいとまがない。人間は本当に業の深い動物である。

 
  大相撲名古屋場所、序盤は期待の遠藤の調子が上がらずファンの嘆息を買っているが、大砂嵐が昨日横綱鶴竜を破ったのに続いて今日6日目も日馬富士に勝って2日連続の金星を挙げ、場内の歓声を浴びている。エジプトという全く相撲には縁のない国から単身でやって来て大相撲の世界に飛び込んだ異色力士。とても大相撲でやって行けると思えなかった親方は入門を断り続けたが、余りの熱心さに折れて入門を許したという。その熱心さと人懐こさで相撲の世界に溶け込んだだけでなく、日本人力士が見習うべき精進と持ち前の馬力で既に平幕の人気者にまで成長したが、初対戦の横綱にいきなり2連勝とは恐れ入った。 しかもイスラム教徒の大砂嵐にとって、今がラマダーンと呼ばれる断食月なのだそうだ。ただでさえ飲めず食えずの厳しい期間で、その戒律を守っての活躍にはただただ頭が下がる。

[今日の花] 

左:小学校の花壇に咲いていた大輪のヒマワリ(向日葵)
中:小花がらせん状に咲くところからネジバナ(捩花)
右:こんな可憐な花にヘクソカズラ(屁糞葛)なんて命名がひどすぎるが悪臭がするところからついた

     
 ヒマワリ(向日葵)   ネジバナ(捩花)    ヘクソカズラ(屁糞葛)

左:エゾミソハギ(蝦夷禊萩) 盆花によく用いられ萩に似ているところから禊萩(ミソハギ)の名がついたとか
中:ボタンクサギ(牡丹臭木) 遠目に見るとアジサイに間違えられやすい。クサギ(臭木)の仲間で、葉に触ると嫌な臭いがする。 右は花が開く前の姿、 色は濃い紫紅色である 

    
     エゾミソハギ(蝦夷)       ボタンクサギ(牡丹臭木)

 

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