フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

脚本家橋本忍さん逝く/猛夏?の井の頭公園

2018-07-24 10:23:09 | 日記

   脚本家の橋本忍さんが亡くなった。私は黒澤映画が好きなのでよく観たのだが、そこで脚本として黒澤明に並んでこの人の名を見ることが多かった。「橋本忍」といえば重厚な映画作品の脚本家、というイメージをずっと抱いていたが、亡くなられて初めて新聞などでその人物評に接した。振り返ってみると手がけた黒澤作品では「羅生門」をスタートに「七人の侍」や「隠し砦の三悪人」「生きる」「蜘蛛の巣城」などは皆観たし、今まで彼の脚本とは知らなかった「日本沈没」「砂の器」 「張り込み」なども観ている。
   これも亡くなって初めて知ったのだが、テレビの黎明期に社会現象にまでなった「私は貝になりたい」という芸術祭賞受賞作品のドラマも橋本忍の作品だったのだ。享年100歳という。


   「猛夏」という表現はないのだろうか。この夏はただの暑さではない。”猛暑”や”酷暑””炎暑”という暑さの表現はあるが、そういう暑さの夏って何んと呼ぶのか。お手軽にネットで調べても出ていない。似た語句の「孟夏」は夏の初め、初夏のことである。取りあえず「猛夏」と呼ぶとして、そんな夏の井の頭公園も今は少しへばっている感じがする。今日は久しぶりに早朝に歩いたが、毎朝常連の散歩客やジョガーはこんなもの何でもないらしい。汗をかきつつ元気に歩き、走っていた。犬の散歩のお供さんは長袖姿で日焼け防止を第一にした服装が多かった。
  
    さて、散歩の途中井之頭池におびただしい藻類が浮かんでいるのにびっくりした。見事に池面が見苦しくなっている。帰宅後、公園管理事務所に電話で問い質してみたら、電話口の人もすぐには返答できず、しばらく時間を置いてから「アオミドロ」と「ツツイトモ」の2種類の藻であることを教えてくれた。「アオミドロ」は湖沼の富栄養化で湖面が汚れる「アオコ」のことだろうが、「ツツイトモ」は井之頭池の”かいぼり”によって泥質や水質が改善したことにより蘇った水底の藻で、水温上昇で異状に繁殖し、その根が切れたものが水面に漂っているのだと知った。本来は池の水質改善の標識ともなるところ、”猛夏”のせいでとんだ”面汚し”になっていた。

写真左=池の表にびっしり浮かんでいる「ツツイトモ」 右=そんな間をカイツブリの幼鳥がエサ探しに泳ぐ

   

白(左)と紅色(中)のキョウチクトウ、オニユリ(右)

   

  

     

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