フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

参院選やじ馬批評

2013-07-22 11:11:44 | 日記

   昨日は参議院選挙の投票即開票が行われ、今日は眠い目で会社の仕事や家業に就いている人が多いのではなかろうか。私もテレビの開票速報に見入り、おまけに全英オープン・ゴルフの中継放送と”チャンネル・サーフィン”をして、午前2時過ぎまで起きていた。と言っても、零時過ぎからは床の中で横になって見ていたのだが・・・。
  その全英オープンでの松山英樹選手の活躍や千秋楽を終えた大相撲名古屋場所に思ったことは後回しにして、まずは参院選について書き留めねばなるまい。 

   選挙の結果の大勢は、前回取り上げたようにマスメディアの事前予測通りになった。
   自民党の圧勝、民主党の見る影もない惨敗、共産党の健闘、堅調な公明党、維新の会は伸び悩み、みんなの党がじわりと党勢拡大・・・といった結果である。民主党政権にイヤ気がして自民党への大雪崩を起こした昨年12月の衆議院総選挙であったが、その後の自民党安倍政権については、流行語にもなっている「アベノミクス」など一応有権者の信任を取りつけたということであろうか。民主党は失政の反省も出来ぬままボコボコの撃滅状態にまで陥った。これまでの民主党支持票は自民党に振れただけでなく、他の野党にも流れる結果となっている。

   まあマスコミで解説されているようなことは止めにして、私の感ずるところを言うとしよう。
   まずは投票率である。52.61%は参議院選挙としては戦後ワースト3番目の低さといい、前回2010年より5%以上も落ち込んだ。しかも、沖縄を除く46都道府県全てで前回割れしているのだ。これは何を意味しているのか? 政治にイヤが差している表れなのか、自民党にお任せしておこうという意味なのか、安倍政権も呵呵大笑しているばかりではなく、その分析は大事なことと心得るべきだ。

   各論になるが、今は「生活の党」とかいう名前になっているが民主党を大山鳴動して割って出た小沢新党は一体何だったのだろうか。先の総選挙でも議席を大幅に減らし、今回は現職6人を含む11人の候補者を立てて、当選者ゼロに終わった。特に絶対に落とせないお膝元の岩手県で、民主党を離党して無所属で出た候補に圧勝されている。剛腕とか選挙のプロと謳われる小沢党首の命運や如何に?と関心が募るのは私だけではなかろう。
   また、沖縄では社会大衆党の候補者が勝った。自民党が1人区で敗れたのである。全国の1人区で自民党が勝てなかったのはここだけのようだが、これをどう捉えるか? 明らかに沖縄県民の反乱であると私には思える。それは自民党に対してだけではない、内地の人間に対しての怨念と捉えるべきだろう。内地目線の為政者のノド元に突きつけられた刃(やいば)と解釈すべきではないか。
  
   最後に私の投票を。昨日の9時前に投票所に行って投票を済ませた。前号で胸の内を書いたように比例区で「投票用紙には〇〇〇子と名前を書いてください」と言うだけのポスターの候補者には絶体入れなかった。東京選挙区の方だが、私は某俳優に一票を投じた。俳優として彼のファンでも何でもなかったが、原発に反対する考えを持っているというだけで彼はたちまち芸能界で干されてしまった。誠実そうな彼はむしろそれをバネにして声を上げたのだ。しかも既成の政党などの支援を断り、文字通り一人で立ち上がったその姿に共感をした。大して名の通った俳優でもなかったので、当選するなど思いもよらなかったのだが、今の飽き足らぬ政治に一石を投じたかった。開票速報で「当確」が出た時には、思わずガッツポーズをしてしまった。しかし、当選はしたものの国会は会派に所属しないと考えや行動が反映できない所と言われており、今の所信をどのような形で実現させていけるのか気になるところだ。

[今日の花]  ムクゲ木槿:アオイ科)=盛夏の花を代表する一つ

    

   

       

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