10月31日投稿のブログで「 頭を深々と下げた最敬礼、間断なく焚かれるカメラのフラッシュ、おもむろに切り出されるお詫びの言葉・・・近頃やたら目につく謝罪会見の光景」と書いた。そして「形だけの謝罪会見は今後もまだまだ出て来そうだ」と結んだが、案の定である。有名ホテルやデパート系のレストランに於けるメニューのウソ表示が次々露呈され、昨日の購読紙では『食の偽装 際限なし』 、今朝は『百貨店 食の偽装拡大』といずれも一面トップで報じている。
鉄道会社の杜撰な点検や暴力団員への銀行の抜け道融資など、一社で明らかになると業界他社でも不祥事が日の下に曝されるパターンは今に限らない。当局や利用者にバレなきゃ頬かむりの企業体質はまだまだそこらじゅうに転がっていそうだ。
昨日はバスハイクに誘われ参加した。市が進める生涯学習事業の中のグループが毎年一度の催すもので、知人であるその学習グループの幹事から会員外の私にもお誘いがかかり、これまでも2回参加させてもらった。今年は群馬の高津戸峡の紅葉狩りなど12時間の旅であった。以下写真を交えて記す。
季節行事の紅葉狩り、訪れたのは群馬県の東部を流れる渡良瀬川の渓谷高津戸峡。参加者たちもその名をほとんど知らなかったが、「関東の耶馬溪」とも称される紅葉の名所なのだそうである。だが、時期が早かったようでまだ色づき始めたばかりであった(写真左)。参加者たちは整備された遊歩道のややきつい階段を登り降りりして渓谷の流れにたどり着いた。(写真右)
因みに耶馬溪は江戸時代の歴史家で漢詩人の頼山陽が絶賛したという渓谷で、大分の紅葉の名所になっている。私も行ったことがあるが、やはり”本家”とはちょっとスケールが違った。
「上州ほうとう」という郷土食の昼食を挟んで、次はガトーフェスタハラダという、人気商品のラスクを中心とした洋菓子メーカーの製造過程の見学。写真左のような超モダンな建物がその工場である。見学コースの通路から製造工程の中が丸見えになっている。私も仕事などで食品関連の工場を何回も見学しているが、建物といい生産ラインといい、これほどきれいな所は見たことがない。続々と訪れる大型バスでの見学を受け入れて公開するだけのことはある。
見学後は工場の隣りに造られた即売所にて、お土産に買い物。写真右のように近代美術館かと思うような建物である。中の社員も男女共にシャレた制服姿であった。全員がお土産を買い込んでバスに戻って来た。
最後は通称「高崎の観音様」で知られる高崎大白衣観音の参拝である。昭和11年(1936年)の建立とか。 小高い山の上に立つ41.8メートルの像は高崎市内近郊からよく見える。(現在は高層の建物が増えて見えにくくなっているようだが)私は以前一度来たことがあるのだが、いつのことだったか、そしてその時の光景も全く思い出せなかった。歳のせいなのかな?
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