世界中が米国のオバマ新大統領就任に注目しているが、その影で重要な会談が行われていた。ウクライナのユーシェンコ大統領がベラルーシのルカシェンコ大統領と長時間話し合っていたのだ。ウクライナがロシアに反旗を翻し、欧州の仲間入りをしようとしているのに対し、ベラルーシはロシアの忠実な同盟国とみられていたが、どうも様子が変わってきたらしい。
ウクライナとベラルーシはお隣同士で、同じスラブ系だが、親欧米派のユーシェンコ大統領になってから疎遠になっていた。ユーシェンコ大統領が誕生してから4年になるが、ルカシェンコ大統領がウクライナに招かれたのは初めてという。しかも、今回の首脳会談は突然行われ、報道陣も寝耳に水だったらしい。
会談で何が話されたかはロシアのメディアもはっきり伝えていないが、4時間以上話し合ったというから二人の間で相当踏み込んだ協議がなされたことは間違いない。中心議題はロシアとウクライナの天然ガス供給停止騒動だったようだ。両国ともエネルギー資源がないので、ロシアから供給を受けざるを得ない立場にある。これまでベラルーシはロシアの同盟国として特別の恩恵にあずかってきたが、今後はそうはいかないとして協力してロシアに対抗しようという話になったとも伝えられている。
ルカシェンコ大統領は以前、ヒットラーを持ち上げたり独裁主義的な政治手法で欧米諸国から総スカンを食っていたが、ユーシェンコ大統領がこの間、欧米諸国にとりなしてやったようだ。そのかいあってベラルーシは今春にも欧州連合(EU)の「東方パートナー」計画に誘われているという。
いずれにしろ、ベラルーシが欧米に擦り寄ってきていることは明らかで、ロシアとしては内心穏やかではないだろう。ベラルーシがウクライナと一緒にロシアから離れていったら、それこそロシアは孤立してしまう。ベラルーシは経済的にロシアなしではやっていけないので、一気にロシア離れすることはないだろうが、ルカシェンコ大統領は決断力があるので当分大統領の動きを見守る必要がありそうだ。
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会談で何が話されたかはロシアのメディアもはっきり伝えていないが、4時間以上話し合ったというから二人の間で相当踏み込んだ協議がなされたことは間違いない。中心議題はロシアとウクライナの天然ガス供給停止騒動だったようだ。両国ともエネルギー資源がないので、ロシアから供給を受けざるを得ない立場にある。これまでベラルーシはロシアの同盟国として特別の恩恵にあずかってきたが、今後はそうはいかないとして協力してロシアに対抗しようという話になったとも伝えられている。
ルカシェンコ大統領は以前、ヒットラーを持ち上げたり独裁主義的な政治手法で欧米諸国から総スカンを食っていたが、ユーシェンコ大統領がこの間、欧米諸国にとりなしてやったようだ。そのかいあってベラルーシは今春にも欧州連合(EU)の「東方パートナー」計画に誘われているという。
いずれにしろ、ベラルーシが欧米に擦り寄ってきていることは明らかで、ロシアとしては内心穏やかではないだろう。ベラルーシがウクライナと一緒にロシアから離れていったら、それこそロシアは孤立してしまう。ベラルーシは経済的にロシアなしではやっていけないので、一気にロシア離れすることはないだろうが、ルカシェンコ大統領は決断力があるので当分大統領の動きを見守る必要がありそうだ。
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