春の彩り 春菊

これはたぶん春菊でしょう。
近所の軒先の植込みに咲いていました。
春菊といえば葉っぱもの。そう
鍋料理には欠かせない。でも
花も咲きます。咲かせます。
このように可憐な花。

俳句では二月の季題です。でもそれは
どうやら葉っぱのことのようです。

刈られずに春の菊花となりにけり

春の彩り 白木蓮

いつもの通勤路に白木蓮（はくれん）の木。
白木蓮は十メートルを超す大木になるという。
いつ頃、この木が満開になるかなと
定点チェックしていると、3月末
やっと大きな白い花が満開になった。
それにしても、この木蓮の花は
合掌しているようにも踊っているようにも
見える。なんとも目立つ花だ。

白木蓮の踊るがごとく咲き満つる

或る日の銀座春宵

銀座の本社へ出張する。
総会を終えて帰り道、銀ブラをする。
鳩居堂ではがきを買い、四丁目の交差点から
銀座通りを俯瞰してみた。春の宵
これから銀座が華やいでゆくのだろう。

銀座てふいよよ華やぐ春の宵

春の彩り 辛夷

春を告げる花。辛夷（こぶし）。
北国の春を告げる花として有名だが
ここ神戸でも今を盛りに咲いている。
復興を告げる花のようにも思う。

春になってこの辛夷の白い花が咲くと
なんとなく勇気づけられるのだ。

復興といふ青空へ花辛夷

春の彩り チューリップ

（一番前のチューリップ）

「おほほほほ…。わたくし
チューリップでございますが、何か？」

はや花舗の主役となりしチューリップ