陽だまりの旅路イスキア

あ、slice of life…日向香を感じる日々の暮らし…

アナログ感動 WALL・E

2009年01月11日 | slow culture

映画を観にゆく。
久しぶりの映画だ。

六甲アイランドのシネコンへ。
五十を超えるといいこともある。
夫婦割引特典でひとり千円なのだ。
年齢証明を呈示すればいい。
ちなみに蛇足ながら
夫婦の証明は必要ないのが心憎い。
(もちろん!my blogは
不倫ブログではありませんからして…)

WALL・E(ウォーリー)を観る。
映画館は空いていた。
お子様連れとカップルが数組。

ディズニーのオープニング映像に
子供時代に一気にタイムスリップ。
それから映画は始まった。

西暦2700年
ゴミだらけの地球で暮らす?
旧式ごみ処理ロボットの恋と冒険物語。

CG映像のえもいわれぬデジタルな
地球や宇宙の美しさも必見だが
(ゴミの地球もある意味で美しい)
ストーリーの随所や底辺に見え隠れする
人間的な温かさや切なさ、そして
高度技術社会へのシニカルな風刺など
人間の宿命的な血が脈々と流れていて
それが人間の業的善悪を含めて
アナログ感動を心が呼んでしまうのだ。

ビジュアルとストーリー…
デジタルとアナログをこのように
融合させ昇華させる作品はさすが
一流のクリエイター陣だけが成せる
“創造と心と技”の結晶である。

久しぶりの映画。
ファンタジーの世界に
どっぷりと浸りながら
何故かうっとり切なく気持ちよく
そしてちょっぴり啓蒙的に教育され
あの子供心に憶えたいろんな感情が
心の奥底から“ちろちろ”と
また湧き出してまいりました。
さすがに、この歳になると
“こんこん”とはいかないまでも。
まだまだ清冽な感情の泉は
私の心の底では枯れてはいなかったのだ。

「いやあ、やっぱり
ディズニーっていいなあ。」
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