東京から正月帰省をしていた子が奈良まで行って買ってきてくれました。仕事の取材先だったようです。
風の森は奈良は御所の酒。人気銘柄で酒肆なんかではこの銘柄を置いて売りにしている所も結構あります。
“1998年に、地元の米を使った、搾ってそのままの生のお酒を、地元の人々に飲んでいただきたいという想いから、風の森は始まりました。名前は、御所市内にある地名「風の森峠」に由来します。緑豊かな葛城金剛山麓に位置し、一年心地よい風が峠を駆け抜けます。”
銘柄は新しい酒ですが、蔵元は創業享保四年(1719年)とありますからかなりの歴史です。超硬水で仕込んだ酒とありました。硬水の酒はわたしにとっては珍しいです。
今回頂いた酒は507シリーズとあります。507とは精米歩合50%、酵母7号という意味だそう。奈良県産米「秋津穂」を使用してます。微炭酸です。「風の森」ブランドは無濾過・無加水の生原酒のため、そのため炭酸ガスが微量に含まれているとありました。
またこの銘柄は純米吟醸などの特定名称を廃止して、すべて「純米奈良酒」と称しているとありました。シンプルイズベスト。こだわりがあるのですね。
風の森 ~伝統を改変し、新たな伝統を創造する~
このスローガンは良し。伝統とは常に革新していくことなのです。それが新たな伝統となって持続してゆくのですね。伝統的な文芸に勤しんでいる私にとって、このコンセプトには共感するものがあります。
ごちそうさまです。美味しくいただきました。
◇油長酒造 奈良県御所市1160番地