陽だまりの旅路イスキア

あ、slice of life…日向香を感じる日々の暮らし…

初冬の六甲アイランドへ

2022年11月16日 | slow life

久しぶりに六甲アイランドを訪れた。
紅葉がひときわに色づき、銀杏がはらはらと
散っていた。

神戸ベイシェラトンホテルの辺りから
人工の小流れを南へ。海を見に行く。
ここを訪れるのは本当に久しぶりである。
南の大阪湾を一望に臨む公園に着く。
釣をしている人、日向ぼこしている人
そしてウォーキングやジョギングの人たち。

そこに円型のカフェレストランがある。
海の見えるレストランといった感じで
とても人気のあった店である。懐かしいな。
ここでのデートではよく利用したカフェだ。
あれ、今日は休みなのかな?
それとももう営業していないのだろうか?

そういえば人工の小流れも水は涸れていた。
水があるところも落葉がいっぱい溜まっている。
この人工島の上に建つ未来都市もこうして
歳月を重ねて街としての風格も出て来たとは思う。
だが、どことなく少し寂びれたような印象だった。
「海の手六甲アイランド」というキャッチフレーズで
颯爽として登場したこの街を知っているだけに…。
やはりあの阪神大震災が転換点となったのだろうか。

神戸ベイシェラトンホテル最上階にある
展望スペースからこの街並をしばらく鳥瞰した。
大きなキリンのようなガントリークレーンが
林立。そしてモザイクのような建物群たち。
その中をまるでジオラマのように新交通システムの
モノレールが滑ってゆく。まさに未来都市だ。

でもこの未来都市。案外俳句を詠むには苦戦する。
私だけでなくどの俳人もそう言うのである。

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