陽だまりの旅路イスキア

あ、slice of life…日向香を感じる日々の暮らし…

シランの思い出

2009年05月15日 | slow life

「この花の名前は?」
「知らん。」

まだ幼稚園くらいの頃の思い出。
市場の駄菓子屋さんの子と
店の二階で植物図鑑を二人で見ながら
名前の当てっこをしていた。で
偶然言い当てたのがこの花だった。
以来生涯でとても印象深い花になる。
まあ、当てっこ遊びと言っても
ほとんど「知らん」なのであるが…。

今の季節、街を歩いていると
民家の軒先や鉢植で必ず見かける花。

日本の野生種の蘭のひとつで
紅紫色の可憐な花をつける。
和の趣きというか
小作りで慎み深そうな所がいい。

シランとは紫蘭と書くのだそうだ。
割りと芯が強くて
日当たりの悪い軒先でもよく育つので
よく植えられているらしい。
かつては、日本のランとして
欧米でかなり人気があったのだとか。

よく見かける花でも、みんな
それぞれにオンリーワンなんだなあと
花を見ているとしみじみ思うよ!
ねえ。まきはらクン?

軒先でシランはそっと目立ちおり 拙私有

お粗末です…。
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