グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

死に体だった大相撲は立ち直れるか?

2010年08月31日 | 日記
日本相撲協会は昨日懸案の暴力団排除宣言を行った。
これで一連の問題に一定のけじめをつけ晴れてNHKに中継放送再開を要請することになるのだろう。
ただ今までが今までだったために暴力団との完全訣別には「産みの苦しみ」が伴うだろうがそれこそ死んだ気になって取り組んでいただきたい。
一つ気になるのは「暴力団関係者か否かをどう判別するか」である。
最近では企業舎弟など表面上はオモテ社会で活動する「関係者」も多い。
まさかタニマチ一人一人に「あなたはその筋の方ではないでしょうね」などと確認することもできないし・・・。
もし今回の出来事で罪のない純粋の大相撲サポーターとの関係が疎遠になってしまうとしたらそれはそれで寂しい。
何かいい方策かルールなどを講じられないだろうか。


民主党・挙党態勢の怪

2010年08月30日 | 日記
民主党代表選に絡んで取り沙汰されている挙党体制とは一体何だろう。
一部には前幹事長を要職に起用する、あるいは参院議員会長も交えたトロイカ方式による党運営を指すとの説明もあるがそんなことが円滑に機能するのだろうか。
菅代表が代表就任時「前幹事長にはしばらくの間静かにしていていただくことが本人のためでもあり党にとっても・・・。」として暗に活動自粛を求め結果として支持率を急回復させたことは記憶に新しいが今度は党が割れることを回避するために(マニフェストの取扱い等であれだけ溝があるにも拘らず)大急ぎで仲直りをして手を携えようということか。
そもそも今回たとえ民主党が一枚岩になったとしてもねじれ現象は残るため今後野党との共闘は避けられない。
消費税対応でも見られるように党内の一部勢力より他党の方が政策面で近い場合もある。
民主党執行部は無理して党内融和に腐心するよりも他党との政策協定を模索する、そんな時期が来ているように思う。

日本プロ野球、ここにあり(その2)

2010年08月29日 | 日記
7月21日の当欄で日本プロ野球の熱戦ぶりを採り上げオールスター戦以降が楽しみになってきたと述べたが実戦は予想通り、いやそれ以上に白熱し面白くなってきた。
セ・リーグは1位2位がゲーム差なしで3位も1.5ゲーム差、パ・リーグにおいては3位までが1.0ゲーム差の伯仲ぶりで1日たりとも目を放せない。
ゲームの内容もシーソー、サヨナラなど接戦が多く球趣ここに極まれりといった感じである。
恐らく今のデッドヒートはシーズン閉幕まで続くのではないか。
「もうクライマックス・シリーズなど必要ない!」と思う今日このごろである。
それにしてもあの復刻版ユニフォームだけはいただけない。
いつだったか両チームが似たようなユニフォームで戦っており一瞬選手の判別がつかなくなった。
やはり各チームは「ホーム」「ビジター」2種類のそれぞれが似合った姿で見やすいプレーを心がけて欲しいと思っている。

民主党のカン違い(その2)

2010年08月28日 | 日記
先日テレビで民主党財務委員長の「衆院選マニフェストは国民との約束だから財源はともかくとしてこれは順守しなければいけない。」とのコメントを耳にしまたまた驚いた。
前幹事長と比較的距離をおくと見られる財務委員長からの発言だけに「マニフェスト何が何でもやらなきゃシンドローム」は党内を広く覆っているようだ。
たしかに「約束を守る」ということは人間として、また政治家として最も望まれる資質の一つだし、事情が許す限り完遂していただきたいの思うが「そのためには増税も国債乱発もやむなし」といわれればそれは話が違う。
くどいようだがマニフェスト順守は常に財源(それもある程度確実な)をセットで、さもなくばあらためて10年秋版マニフェストを作成し国民に諮っていただきたいと思うのである。
参院選惨敗の今こそ国民の非難を受けることなくマニフェストを手直しするいいチャンスなのだ。

民主党代表選に思う(その3)

2010年08月27日 | 日記
代表選を延期してでも危急の景気対策を!との淡い期待もあったが前幹事長出馬決意で吹っ飛んでしまった。
かくなる上は両候補者間でキチンと政策討論を行い議員各位はいたずらに徒党を組むことなく自分の信念・信条にてらして支持者にも説明のできる判断を下していただきたいと思う。
小沢候補には衆院マニフェスト実施にかかわる財源の明確化と「政治とカネ」に関する信頼をどう回復させるのかが要件となるだろう。
菅候補についてはただただ実行力の証明に尽きる。
そのためにも新人議員の囲い込みなど選挙活動は封印し先ず目先の経済対策を断行することである。
それが何にも勝る選挙対策であろう。
もう一つ付記すればどちらが勝っても負けても民主党分裂・政界再編の流れは止まらない。
与野党とも「その後」の準備を考えておく必要がある。

高齢者所在不明問題に思う(その3)

2010年08月26日 | 日記
以前このブログで高齢者所在不明問題に触れ今後対象件数はとてつもない数字になるのではないかと述べたが今日の新聞が「大阪市の120歳以上の生存者が5000人を越える」と報じている。
大阪市は今後親族への聞き取りや実地調査を通じて生存確認を行うとしているが果たして実態は如何に?
そんな中で警視庁はこの問題の発端となった足立区の事件についてその家族を年金詐取容疑で逮捕する方針を固めた。
このニュースを聞いて身に覚えのある関係者たちは今震え上がっているのではないか。
筆者は従前よりこの種の意図的な不正受給者に対しては厳罰で臨むべきと考えている。
その点で今回の警視庁のアクションを強く支持すると共に他の道府県においても同様に毅然とした態度でこの問題に対処していただきたいと思うものである。
性善説でもはやこのモラルハザードは打破できそうもない・・・。


国家戦略室不要論

2010年08月26日 | 日記
民主党政権の目玉として国家戦略室、国家戦略相ポストが誕生したがあまりにも影が薄い。
「国家戦略を担う」というなら国家ビジョンの策定、実現への道筋作りから年度予算編成のリードまでを期待するが現実はどこまでできているのか。
(まさか「総理の特別裁量枠設定と各省庁一律10%カット」がその答というんではないでしょうね・・・。)
国家戦略相も菅氏、仙谷氏、荒井氏と1年たたぬ間に3代を数えたがいずれも兼務職で当該職としてどんな成果を残したのか記憶にない。
もし真剣に取り組む気もなく力量もないのであれば中途半端に生かすのではなく国家戦略室も国家戦略相も廃止したほうがいい。
それにしても円高に関し記者団からコメントを求められた先日の国家戦略相の逃げるような姿は情けない。
国家戦略相が説明できるのは事務所費用としての支出したキャミソールの枚数、マンガ本の冊数だけかもしれない。

進化についていけない!

2010年08月24日 | 日記
ケータイ電話の進化には目ざましいものがある。
筆者は少ないボタンでメールを作成するのがヒドく苦手なため(パソコンと同じ)QWERTYキーボードタイプの電話機を使っているが外にもいろいろ機能があるようだ。
先日もGPSを試しに使ってみた。
当該エリアの地図と共にコンビニなどの営業施設がポジショニングされる。
画面の中の「タクシー」をクリックすると近隣のタクシー会社一覧が表れどこか1社を選択すれば電話番号が表示されるだけでなく所有する車種と台数まで教えてくれる。
実はGPSシステムからここまでのサービスが可能だとは思わなかった。
この通信事業者は利用者に特化したコンシェルジュサービスも提供しているがまだ利用したことがない。
日々進化するケータイ電話についていっていないなぁ・・・。(涙)







政治とマスメディア

2010年08月24日 | 日記
今朝の日経新聞の一面見出しは「政権公約見直し相次ぐ・来年度予算財源難で現実路線」である。
筆者はこのブログで何度か民主党の衆院マニフェスト見直しを求めてきたがひとまずホッとしている。
今後予算編成のプロセスで紆余曲折があるかもしれないが執行部は自信を持って推進していただきたい。
それにしても昨夜のテレビニュースの政治ネタといえば民主党代表選を巡る各グループの動静一辺倒で上述の如きオーソドックスな政治の動きは一切なかったような気がする。
どうもマスメディアは政争がらみにご執心のようだ。
たしかにこちらの方が俗っぽい興味を刺激し視聴率、購読率を高められるかもしれないがマスメディアも「国民の生活が第一」を念頭に一定の矜持を持ってもらいたいと思う。
立て、政治デスク!
(そしてもちろん民主党、民主党議員も!)

いい社会とは何か(その3)

2010年08月24日 | 日記
「いい社会」の条件として安心できること、夢を持てることのほかに多くの人々が公平さを実感できることも重要ではないだろうか。
努力しても報われないとしたらその社会はどこかおかしい。
一番気になるのは税制とりわけ所得税だがその累進性を公平性との観点で客観的に評価することは至難の技かもしれない。
ただ小泉政権以降貧富の差が顕著になっており所得税制に対する不満も高まっている。
遅くとも現在俎上に乗りかかっている消費税の増税の際にはセットで所得税の方も見直ししていただきたいと願っている。
フローだけではなくストックについてもいろいろ意見はあろうがこちらは読者の皆さんのご判断に委ねたい。
(続く)