グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

お笑い芸人親族の生活保護費受給問題に思う(その4)

2012年05月31日 | 日記
今日、(母親が生活保護費を受領していたことを明らかにした芸人の)二人目となった当人が記者会見を行っていたのだが会見中の「不正受給の感覚はない」に違和感を感じてしまった。
たしかに福祉事務所と協議のうえ決定されたことであり法的に裁かれることはないだろうが母親に住居を買い与えることはできても生活費までは無理だったと主張する背景は理解に苦しむ。
自らの甲斐性で親に住居をプレゼントするのはそれ自身大変な美風だがそれだからといって「生活費は役所頼み」では帳消しどころか意地汚さだけが残る。
どう贔屓目に見ても反社会的行為の謗りは免れられないだろう。
有名人は法に触れなければそれでいいというものではないのだ。
それに所属プロダクションの対応もひどい。
所属タレント擁護一辺倒でタレントもプロダクション側も一点の曇りもないようなプレスリリースにはあきれ返ってしまった。
少なくともあの二人は社会人としてのモラルを欠く行為を引き起こしているのだから所属プロダクションとして多少なりとも管理責任があるはずだがあれでは居直っているとしか思えない。

PB商品の伸長に思う

2012年05月30日 | 日記
スーパー、コンビニ業界でのPB(プライベート・ブランド)商品の伸長が目ざましい。
週に1回程度スーパー各社の店頭を訪れるのでPB商品の動向に注目しているが品目の増加に驚かされる。
「こんな商品まで・・・」と思わせられることも決して少なくない。
ゆくゆくは生鮮食料品以外全ての商品がPB化するのではないかと思ってしまうほどだ。
PB企画の急増に伴い小売業・製造受託メーカー間で取引トラブルも見られるようだが一過的なものとして沈静化するのではないかと思う。
PBブームで思い起こすのはかってのダイエーの総帥中内功氏だ。
氏は数十年前、松下電産(現パナソニック)と交渉し自社ブランドのテレビを商品化したが結局両者の思惑の相違から途中で頓挫してしまった。
しかし「小売業が価格決定権を握る」という氏の悲願はこれで萎えることはなかった。
それが今日のPB商品につながったはずだ。
もっとも現在のPB商品は消耗財が中心で家電製品のような耐久財はメーカー希望小売価格制に姿を変えた。
もし氏とダイエーが健在であればもっと加速していたのではないかと思う今日この頃である。

ガレキ処理の進捗状況に思う(その4)

2012年05月29日 | 日記
つい先日テレビのニュースがガレキ満載のトラックと対峙する持込先地元住民の姿を映し出していた。
(どこの市町村だったか失念したが)あの津波被害で発生したガレキの広域処理を目指して移送したものだがスムーズな受入れとはならなかった。
地元住民の漠然とした放射能不安は分からないでもないが広域処理対象ガレキは全て基準値以下のはずである。
この映像を見た当該被災地の皆さんの心情を思うと本当に心苦しい。
広域処理はやはり「言うは易く行うは難し」だ。
さらに心配なのは広域処理以前の問題として地元処理の進捗も芳しくないことだ。
とにかく平時換算で10年分以上のガレキが発生した訳だから仮に2年間で処理完了を目標とするならば従来の5倍程度の処理能力を持つ施設が各地で必要になるはずだがそうなっているとも思えない。
復興予算を活用してあるいは増額してでも地元でのガレキ処理を推進したらどうか。
ガレキが残る限り復興は完了したとはいえないだろう、ガレキ処理もやはり待ったなしの課題である。

お笑い芸人親族の生活保護費受給問題に思う(その3)

2012年05月28日 | 日記
当のお笑い芸人が記者会見でモラルの欠如を詫び過去に母親が受給した生活保護費の一部を返納するとしてこの騒動も一見落着かと思われたがそうはならなかった。
芸人仲間の中には当の芸人をかばうだけでなく正当化する動きすら見られるからだ。
これでは仲間を手助けするどころか記者会見で表明したあの改悛の情もあくまで見せかけだといっているに等しい。
謝罪した芸人はもし本当に反省しているのならこの似非友人にもキチンと説明し擁護発言は撤回させるべきだ。
これはもう友情などというものではないのだ。
芸能人全て、芸能界全体がこんな感覚ではないと思うがとにかく自浄作用がなさ過ぎる。
某テレビ局社長の「番組出演に影響はないと思う」発言も如何なものか。
いち早く彼をCMから抹消した自動車メーカーとは感覚が違いすぎる。
ただ同じプロダクションに属する別の芸人がこのたび母親の生活保護費受給を自発的に申告している。
今回の騒動は決してムダではなかった。

東京スカイツリー開業に思う

2012年05月27日 | 日記
東京スカイツリーが開業して初の週末を迎えた。
現在は開業直後・予約制につき来場客は無論満杯・大盛況(20万人超!)なのだが気になる老舗・東京タワーの方も結構健闘しているとか・・・。
東京タワーだけでなく大阪通天閣や福岡タワーなども概ね好調だそうだからスカイツリー経済効果もなかなか広範だ。
とにかく今数少ない日本経済の「期待の星」、永く元気に頑張って欲しいと思う。
スカイツリーといえば我が家で先日大発見があった。
何と東京から数十キロ離れた我が家からスカイツリーが目視できることが分かったのだ。
東京タワーなどは影も形も見えないが高さ634mのスカイツリーはさすがだ。
今はよ~く晴れた日しか見えないが冬季はもっと頻繁に、もっとハッキリと見えるハズだ。
ヨシッ、楽しみが一つ増えたゾッ。

お笑い芸人親族の生活保護費受給問題に思う(その2)

2012年05月26日 | 日記
つい先日このブログで掲題の件について「公人たる当該芸人はツイッターなどではなくキチンと世間に説明すべき」と記したばかりだが急転直下というべきか?本朝記者会見をしていた。
内容は謝罪が大半でその論旨は必ずしも明確ではなかったが受給した保護費については「(何らかの形で)返納したい」と言明していた。
ただ本人がいくら弁解しようが何故か「親不孝者」「ズルい」などのバッド・イメージは拭い切れなかった。
「認識が甘かった」「自分が情けない」などを繰り返すのではなくなぜもっと早く適切な対応ができなかったのかと思うばかりだ。
今日の記者会見は本人にとって「針のむしろ」だったと思うが今後具体的な行動で誠意を表明して欲しいものだ。
何せ生活保護費受給者数は史上最多を更新中なのである。
自民党・世耕議員の言葉ではないが今回の騒動で自発的受給辞退者が大きく増えることを期待したい。
同時に親子間の絆が強まることも・・・。



郷土横須賀の歴史を学ぶ

2012年05月25日 | 日記
先日横浜・馬車道にある県立博物館を訪れ「ヨコハマ・ヨコスカ・ストーリー」なる展示会に立ち寄ってみた。
当展は横浜、横須賀両都市の戦後の復興を写真と諸々の品物から回顧するもので本当に興味深いものであった。
GHQといえば皇居前の第一生命館を直ぐ連想するのだが実はそれ以前に進駐軍は横浜に駐留し現在の横浜税関を拠点に活動を開始したことはあまり知られていない。
あの9月2日のミズーリ艦上での降伏文書調印以前の話なのだ。
そしてその後長らく米軍が両都市に駐留することになる。
横浜には陸軍、横須賀には海軍が、何と横須賀は今日も続いているのだが・・・。
当展の後半は横浜、横須賀が育てた日本のジャズ特集である。
わが国有数のジャズ・ミュージシャンである原信夫さんは軍楽隊でマスターした演奏技術を横須賀の米軍施設で磨きをかけその後絶大な人気を勝ち得た。
原信夫さんはごく最近引退されたとのことだがそれまでよく横須賀まで来られ演奏されていた。
その理由がようやく分かった気がした。

浅草・三社祭に思う

2012年05月24日 | 日記
先日浅草・三社祭の最終日に出かけてみた。
三社祭は以前からテレビなどマスメディアを通じて名前はよく知っていたのだが実際にこの眼で見たのは初めてだ。
行ってみて初めて知ったのはその規模の大きさである。
祭りのハイライトは本社神輿の渡御なのだが3基の神輿が東部、西部、南部の3方向に別れほぼ一日かけて練り歩くのだ。
一組数十人が40分ほど各町内を練り歩くのだが南部方向だけで十数回つないでいくので担ぎ手の総勢は見当がつかない。
昔どこだったか「神輿の担ぎ手がいなくて困っている」との話を聴いたことがあるが少なくともここでは無縁だろう。
江戸っ子気質を引き継ぐ威勢のよさもなかなかだ、昨年は大震災ゆえに挙行を自粛したためなおさらエネルギーが蓄積されていたのかもしれない。
周りの観衆とともに思わずノセられ元気をもらった気分だ。
そして「動」の神輿と「静」の東京スカイツリーがなんともいいコントラストを醸し出していた。

お笑い芸人親族の生活保護費受給問題に思う

2012年05月22日 | 日記
テレビ番組等でよく見かけるお笑い芸人の母親がここ10年程生活保護費の支給を受けていたことがちょっとした騒動になっている。
一つ奇異に感じたことは極めて個人的な今回の出来事についてお笑い芸人本人ではなく所属プロダクションが本人不在のまま記者会見を行っていたことだ。
所属タレントを守りたい気持ちは分からないでもないがこれではただ匿っているだけで本人の名誉回復どころか「親不孝者」かもしくは「不正受給ほう助者」のマイナス・イメージが高まるばかりである。
本人は本人で今までのいきさつを何ら説明することなく「人の嫌なことを生きがいにしてる人達がどうか無くなりますようになぁ」とツイートしているがこれもよく理解できない。
これでは世間の大方を敵に回すことになるのではないか。
騒ぎが大きくなって渦中の母親は先月受給辞退を申し出たというが公人たる当該本人は今までの経緯をキチンと説明しことと次第によっては過年分も自主返納したらどうだろう。

一大天体ショーに思う(その2)

2012年05月22日 | 日記
今朝は予想以上に金環日食を楽しむことができた。
昨日時点の天気予報がやや悲観的だったため随分気をものだがあれだけゴールデン・リングを確認できれば十分だ。
それにしてもよくもあれだけ正確に日食時間を特定できるのか、人間の叡智に感じ入るばかりである。
もちろん次回の観察可能日、観察可能エリアも明確になっている。
ウーン、天文学者に脱帽だ。
もう一つ下衆の勘繰りで恐縮だがいかほどの国民があの観察メガネを購入したのだろうとも思う。
とにかく今回は広い地域で観察できたうえに肉眼での観察は危険とのPRも間違いなく浸透していた。
1個1,000円弱だが販売数量は1,000万個を下らない?だろうから経済波及効果も相当額に上ったハズだ。
一説には百数十億円とか・・・。
特需の恩恵を受けて利益を確保した業者はきちんと申告し納税して欲しい。(笑)