グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

みんなの党の玉虫色決着に思う

2014年09月29日 | 日記

昨日の新聞を見ていてみんなの党の両院議員総会後の光景に驚いた。

何と浅尾代表と渡辺創設者がにこやかに握手しているではないか。

実は両者は党の路線を巡ってこのところ真っ向から対立しており、先週の某BS番組でもわざわざ日を変えて個別に登場し放送を通じて非難合戦を繰り広げた。

番組を視聴していてこれではとても「関係修復は無理だ」と思ったが僅か2、3日でこの軟化、蜜月ぶりは何だ。

これが大人の対応というものだろうか。(笑)

ともあれ一先ず党の分裂は回避された。

両氏は総会後の記者会見で「今日で決着がついた」と述べたようが本気??(笑)

いやはや政治とは分からないものだ。

ただ一隻の船に二人の船長は要らないだろう。


御嶽山噴火災害に思う

2014年09月29日 | 日記

我が故郷岐阜県の長野県との県境にある御嶽山が30数年ぶりに大暴れだ。

多くの登山ファンを驚かしただけならまだしも何人かの生命を奪ってしまった。

火山国・日本のことだから活火山の噴火は不可避かもしれないが今回の御嶽山には20日ほど前に小さな地震の群発があったという。

「現在に技術では未だ完全な火山噴火予知はできない」として気象庁は警報の発令は見送ったようだがもう少しうまく世間に伝えることはできなかったか。

どうも最近はいわゆる「オオカミ少年」になるのを恐れるあまり警報の発令に消極的な姿勢が気になる。

広島の土石流警報などの場合は「深夜に発令することによりかえって被害を拡大する」との見方もあったが御嶽山の場合の警報にそんな心配は無用だろう。

キチンと状況を説明したうえで注意を喚起すればもう少し被害は防げたかもしれない。

御嶽山は全国に47ある常時監視対象の活火山なのだ。

うまく付き合っていこう。

 

 


白鵬のカベは厚かった。

2014年09月27日 | 日記

大相撲界の新星逸ノ城が秋場所十四日目の千秋楽で横綱白鵬に挑戦したのだがやはり優勝回数30回の大横綱のカベは厚かった。

もし横綱が負けるようなことになれば役力士のメンツは丸つぶれになるところだったがなんとか「最後の砦」としての意地を見せつけた格好だ。

それにしてもこの新入幕力士は凄い。

今日の土俵だって負けたとはいえ「平成の大横綱」白鵬と五分に渡り合った。

まだ幕内優勝の可能性も残されている。

新入幕即優勝などということになれば大相撲史上初の快事ではないのか。

仮に準優勝であっても来場所は前頭筆頭あたりに位することだろう。

となれば幕内上位と総当たりだ。

またまた「下剋上」がみられるかもしれない。

役力士もうかうかしておれない。

もう今場所のような屈辱的な土俵は見せられないからだ。

大相撲がにわかに面白くなった。


角界のニュースター誕生に思う

2014年09月27日 | 日記

大相撲の世界に彗星のような新人が現れた。

新入幕の逸ノ城が「その人」なのだがいきなり大関、横綱を撃破とは驚いた。

通常新入幕で役力士と当たることはないのだが優勝を覗う好成績に急きょ上位との取り組みが実現した。

それでさしもの勢いも沈静化すると思いきや、堂々たる勝ちっぷりを続けている。

全くどちらが横綱・大関でどちらが新入幕力士か分からないほどである。

横綱・大関が束になってもかなわない、ウーン。

今日(十四日目)は白鵬戦が組まれているが本当に楽しみになってきた。

今日の結果に関わらず角界は凄いニュースターを手にいれた。

ニュースターがモンゴル勢ではなく日本勢であればもっと盛り上がるはずだが・・・。

期待の人気日本人力士もCMを封印し土俵に専念すべきだと思うがスポンサーが相撲協会のタニマチではそうもいかない?(笑)

 

 


ダイエーの店舗名消滅に思う

2014年09月25日 | 日記

ダイエーがイオン・グループの完全子会社化に伴い新たな店舗名で再スタートすることになったようだ。

ダイエーといえば1957年に産声をあげて以来総合スーパーの業態を切り開いてきた業界のパイオニアだ。

今でこそプライベート・ブランド(PB)は当り前の戦略だがダイエーは70年代に既にカラーテレビのPB化に取り組み松下電産と摩擦を引き起こしたことはいまだによく覚えている。

大型ショッピングセンターの開発やレストラン事業、カード事業、レジャー事業など流通周辺分野にも積極的に進出し流通の主役は百貨店からスーパーに移行したことを強く印象付けたのもこのころだ。

しかし「栄えるものは久しからず」、決して驕ったわけではなかろうが急成長はバブル崩壊には脆かった。

この点では旧そごうグループと共通点があるようだ。

相違点はそごうは店舗が減ったとはいえ何とか名称を残したがダイエーは4年後には完全に消滅することだ。

一寸寂しい気もするがこれが資本の論理というものかもしれない。

 


見苦しい疑惑県議の逃げ回りに思う

2014年09月23日 | 日記

いまどき兵庫県会では政治活動費の不正支出が常態化しているようだ。

今日のテレビ・ニュースでも取材報道陣の追及を逃れようとして5分、10分と走り回る疑惑議員の姿が映し出されていた。

見苦しいこと、この上ない。

支援者や近親者はどう見ているのだろう・・・。

おおよそ公職にあるものは世間に釈明できない事態を招いた時点でもう失格だと思う。

その昔我が国には「武士道精神」なるものがあって潔さを重んじる気風があったのだが兵庫県議の数人はただ逃げ回るだけで潔さなど微塵も感じられない。

これでは多くの納税者の失望と怒りを買い社会全体のモラルと秩序を破壊していくだけだ。

今からでも遅くはない。

疑惑を指摘された議員は須らく説明責任を果たし、それでも疑惑を払しょくできない議員は謝罪しサッサと辞職すべきだ。

それが公職にある者の最低限の義務だろう。

 

 

 


尺貫法見直しの動きに思う

2014年09月22日 | 日記

尺貫法の復活を目指す動きが出ているようだ。

その昔長さや重さなどの単位をメートルやグラム等に統一したのはグローバリゼーションへの対応だったろうか。

それでも海外ではヤードやポンドなどの単位もよく耳にする。

敢えて尺貫や升、坪を排除することもなかったのかもしれない。

いずれにせよ「過ちては改むるに憚ることなかれ」だ。

これを機に日本の文化を存分にアピールしたらいいと思う。

話は変わるが国民祝祭日のハッピーマンディ化も気が付かないうちに元に戻す動きが進んでいる。

国民祝祭日を第〇月曜日にシフトしたのはいいが「何故その日にしたのか」が曖昧になってしまった。

旅行需要を掘り起こすために(経済効果だけを考えて)国民祝祭日を設定したとすればやはり行き過ぎだろう。

やっぱり「過ちては改むるに憚ることなかれ」だ。

 


2014年基準地価公示に思う

2014年09月20日 | 日記

国交省が2014年の地価調査(基準地価)結果を取りまとめ公表した。

住宅地、商業地とも上昇の動きがみられるというのが一般的な見方のようだが本当にそうだろうか。

たしかに住宅地でいえば東京都(1.3%)宮城県(1.2%)福島県(1.0%)愛知県(0.9%)沖縄県(0.3%)埼玉県(0.0%)大阪府(0.0%)で前年比プラスなのだが宮城、福島両県は震災原発事故というう特殊要因が影響しているように思うし、埼玉県・大阪府は変動率0.0%だから横ばいと言っていい。(カッコ内は前年比変動率)

上記以外の全ての道府県は下落率が縮小しているとはいえ依然地価が下がり続けているのである。

「全都道府県が足並みを揃えて・・・」などというのは難しいかもしれないがやはり現況は都市部集中、格差拡大が続いているように思う。

幸い「地方創生」が現政権の取り組む大きなテーマの一つになった。

筆者は地方創生政策成果のバロメーターの一つとしてこの基準地価上昇率を取り上げてもいいのではないかと考えている、人口や税収、観光入込み数などに加え・・・・。

地方サイドも知恵の出し時だ。

 


ソニーの無配転落に思う

2014年09月19日 | 日記

ソニーが上場以来初の無配になるとのことだ。

ソニーといえばかってウォークマンを初め数々のヒット作を世に送り出し今でいえばあのアップルよりも輝いていた時代があったのだが完全に過去のものになってしまった。

筆者が注目したのはスマホ事業の大不振だ。

ソニーのスマホといえばNTTドコモの2トップ戦略の1社に選ばれ競合他社の羨望と妬みを買ったことがついこの前の話のように思うのだがその結果どうなってしまったのか。

NTTドコモがアップル社iPhoneの併売を始めた途端一気に失速してしまったのだろうか。

ともかくソニーはスマホ事業に大ナタを振るうというがこれでは同社のハード事業は何が残るというのか。

VAIOは売却、AVは構造不振(?)、今後エンタメと金融で生き残りを賭けるのだろうか・・・?

話は戻るがソニーを上場以来の無配に陥れた経営者の責任は大きいと思う。

業績の下方修正をこれだけ繰り返しながら引責辞任の声が当事者からも社内外からも聞こえてこないのは本当に奇異である。

 

 


「みんなの党」の更なる内紛劇に思う

2014年09月18日 | 日記

先ごろ江田前幹事長(当時)グループが分裂騒動で去ったばかりの「みんなの党」でまたしても再分裂の動きが活発化している。

渡辺元代表と浅尾現代表の間で「与党側につくか、野党側につくか」の意見が分かれているようだがこの差は大きい。

ただ元代表の「政策を実現できなければ政党の意味はない」旨の発言はやや乱暴だ。

政策の是非を差しおいて実現最優先で進めば党のスタンスは揺らぐ恐れがある。

一方現代表の野党再編論も考えさせられる。

一足先に飛び出した江田前幹事長グループ(結いの党ー維新の党)との距離感が分からない。

詰まるところ政策抜きの権力闘争としか見えないのである。

一時は第三極と目された「みんなの党」だが再分裂を繰り返し今や「その他政党」の一つでしかない。

双方ともアイデンティティを再度明確にすることから始めなければならないと思う。