グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

比大統領のどうにも読めない真意に思う

2016年10月30日 | 日記
フィリピンの新しい大統領は本当にお騒がせ氏である。
中国を訪問し例の南シナ領海問題は棚上げにしつつ巨額の経済支援を取り付けた。
同時に「米国とは決別する」とも発言し中国首脳を喜ばせた。
すぐ後に来日した時には(南シナ領海問題について)「その時が来たら日本側に立つ」と発言し日本側をホッとさせたが残念ながらどこまで信じていいのか、全く分からない。
「二枚舌」などは(一部の)政治家の常とう手段だがそれにしてもこんなに真意の読めない政治家、国家元首はあまりいない。
どこの国の指導者であっても自国の領海権を他国に売り渡すなどとても許されない。
ゆえに彼が簡単に南シナ海を手放すとは思えないがそれでも彼自身中国人の血をひいている訳だし・・・、ウーン、考え出すとキリがない。(笑)
いずれにせよ今後も注視していかなければならない、ということになるねぇ。
とにかく型破りな御人ではあるから就いていくのも大変なのだが・・・。

「造反議員に対して慰労会」の不自然さに思う

2016年10月29日 | 日記
先の都知事選で小池候補(現都知事)の支援に回った7人の区議に対する自民党本部の沙汰は何と慰労会の招待だった。
同じく小池候補に同調した若狭議員が口頭注意で済んだわけだからまさか彼らの離党勧告から除名処分への流れはなかろうと踏んでいたがいきなり慰労会の申し出とはねぇ・・・、思わず違和感を抱いてしまった。(笑)
仮にも一時は離党勧告を行った相手に対し支援した候補が勝利したという理由だけで今度は一転して功労を認めるとでもいうのだろうか。
「慰労会」の開催は党内融和を狙った党幹事長の苦肉の策なのだがいかにも不自然だ。
ここまで来たら「もう別々の道を歩むしかないだろう」というのが筆者の見立てだがそれでも「取り込みたい」というのが自民党の本心だろう。
結局当該区議たちが出席を辞退したところで両者の亀裂は決定的になった。
関係修復にはもう少し知恵と工夫が必要だったように思う。
もっともそれでも修復は実現できたかどうか分からないのだが・・・。
それにしても人物の力量を正しく推し量ることは難しいものだ。

2015国勢調査の結果に思う

2016年10月28日 | 日記
先頃2015国勢調査の確定値が公表された。
我が国の総人口は5年前の前回調査結果に比べ約96万人減少し1億2710万人を割り込んだ。
いよいよ人口減少社会の始まりか、と思うとある種の緊張を禁じ得ない。
75歳以上が14歳以下の子どもの数を上回るというのも何故か空恐ろしくなる。
政治の役割はますます重くなると思うが果たして大丈夫だろうか・・・。
筆者が特に気になったのが一人暮らし世帯が全体の34%を超えたという現実である。
若者の晩婚化傾向はひとまず歯止めが掛かったようだから若年層の一人暮らしはまだ未来があるが高齢者の一人暮らしは多くの問題を孕んでいる。
スーパーに行けば小分けの惣菜が並び、旅行会社のパンフレットを見ればお一人様歓迎旅行プランが準備されている。
一見不自由のない生活が送れそうだがこれには2つの条件、つまり経済力と健康(メンタルを含む)の両方が備わってこそ、なのだ。
結局一人暮らし世帯、特に高齢者のそれはリスク一杯ではないかと思うのである、国にとっても個人にとっても。
高齢者一人暮らし世帯の増加傾向は漠然とした社会不安を掻き立てるのである。


自民党は「強行採決」など本当に考えたこともないのか

2016年10月27日 | 日記
今日の国会でも政府・自民党は農水相他の「強行採決」関連発言の後始末に追われた。
答弁を求められた首相は相変わらず「自民党は結党以来強行採決など考えたこともない」を繰り返していた。
本当に自民党は強行採決など考えたこともないのだろうか??
自民党内でそんなことを信じている議員は1人だっていないと思うのだが・・・。(笑)
攻め立てる民進党だって与党時代は強行採決に訴えることもあったように記憶している。
強行採決など決して褒められたことではないが「議論を尽くしたうえで粛々と・・」というのはいまの政治の世界では理想論に過ぎない。
という訳で先の首相の答弁ももっと現実を直視したものであるべきだと考えるが相も変わらずあの答弁では本当に白々しい。
国会の権威や信頼感を保持するためにも首相にはもう少し真摯な答弁を望みたいが如何?

日本シリーズ第3戦は今シーズン最高の面白さだった

2016年10月26日 | 日記
昨日の日本シリーズ第3戦はペナントレースを含め今シーズン最高の面白さだった。
先ずゲーム展開だが日ハムの先制に始まり広島の逆転、日ハムの再逆転、広島の追いつきと続き最後は延長戦でしホームチームが劇的なサヨナラを収めた。
試合は終始1点差で、しかもシーソー・ゲームだから面白くないハズはないのだがこれだけならシーズン中にも何ゲームかはあるだろう。
このゲームは広島・黒田、日ハム・大谷という日本球界を代表するスター・プレーヤーの最初で最後のガチンコ勝負だった。
直接対決は大谷が勝ったのだが黒田も結局6回1失点だったから勝ち星こそ逃したがラスト・ゲーム(、になるかどうかまだ分からないが)に相応しい出来だった。
この試合はDH指名打者大谷とエルドレッド両選手が活躍しDH制度の面白さを堪能させてくれたことも大きい。
大谷は先制、逆転、サヨナラの全ての得点機会に絡み特にサヨナラ打の殊勲は大きいがエルドレッドの逆転ホームランもDHの重責を十分果たしたといっていいだろう。
球場に足を運んだファンは広島ファンであれ、日ハムファンであれ、双方とも存分にこの試合を楽しんだに違いない。
繰り返しになるがこんなに球趣に富んだゲームはそんなにない。
広島カープ、日ハムファイターズ両チームが日本シリーズに勝ち進んでよかったねぇ。



鉄道ホームの安全ドア整備推進に思う

2016年10月25日 | 日記
いつだったか某鉄道の駅から視覚障害者が転落し命を落とす痛ましい事故があった。
あの事故を契機に鉄道駅での安全ドア整備を進める気運が高まってきたようである。
京急の三浦海岸駅では複数の車両ドア位置に対応する安全ドアの実証実験が始まった。
京急自身も2ドアやら3ドアやら複数のタイプの車両を走らせているが最近は各鉄道の相互乗り入れも進んでいるのでフレキシブルに開閉場所を変えられる安全ドアの役割と意義は大きい。
もう一つ今設置されている安全ドアは結構コストがかかっている。
一駅数億円もかかるのであればたしかに鉄道各社の負担もバカにならないが現在安全ドアの軽量化、低コスト化も進んでいるようだ。
それに安全ドアなどは諸外国でではあまり目にしたことがない。
もしかしたら有効な安全対策として大きく世界にアピールできる輸出商品に育っていくかもしれない。
TPPに頼らずとも輸出拡大の種はまだまだある。

東京10区補選結果に思う

2016年10月24日 | 日記
昨日行われた衆院補選東京10区は自民党若狭候補の圧勝に終わった。
若狭候補の勝利は小池都知事人気をそのまま引き継いだものでいわば「予想通り」なのだが今でも違和感を感じるのが「自民党」という看板である。
小池都知事の選挙応援時には自民党の東京都連から反党行為と糾弾され本人の弁によれば「ホームページから(一旦)抹消された」と聞いた。
それが、それが、である。
補選には自民党統一候補として立ち結果的に勝ったのだが当選祝賀の場に現れたのは小池都知事と笹川前議員だけで自民党本部や都連の幹部の姿はなかった。
自民党(東京都連を含む)は今後若狭候補とどう折り合いをつけるのだろうか。
先般離党勧告を行った区議の処分問題は撤回されるのか、それともこのまま除名扱いとなってしまうのか。
今朝の新聞には「自民が制す」「議席を守った」と自民党にとって好ましい見出しが並ぶが結構悩ましい問題も残っている。
自民党は結局「議席が欲しい」だけの組織なのか? それも節操がないねぇ。(笑)



2016プロ野球ドラフト会議に思う

2016年10月23日 | 日記
先日2016プロ野球ドラフト会議が開催され各球団がお目当て選手の交渉権を争った。
今シーズンは投手部門が豊作とかで会議全体が結構盛り上がっていた。
筆者が印象的に感じたのは指名を受けた選手諸君の満足げな笑顔だった。
というのは一昔前には選手サイドに意中の球団があって思い通りの結果にならなかった場合に露骨に不満の意を露わにしたり、また考え込んでしまうケースなどが散見されたからだ。
そしてその結果として1年間浪人生活を送ったりあるいは一時ノンプロ球界に身を置くなどの事態が発生したのだった。
少なくとも今年に限ってはそんなことはなさそうだ。
選手諸君には幼い時期から憧れのチームがあったのかもしれないが「人間いたるところ青山あり」という諺もある。
先ずは与えられた環境の下で精進し大輪の花を咲かせて欲しいと思う。
人生は結構長いのだ。
 

プロ棋士の将棋ソフト不正使用疑惑に思う

2016年10月21日 | 日記
有力将棋棋士が将棋ソフトを対局時に利用していた疑惑が持ち上がり結構な騒動になっている。
当該棋士は当初より将棋ソフトの手助け、つまりカンニングした事実を否定しているのだが日本将棋連盟側は「疑惑は払拭できていない」と判断し当棋士の一定期間の公式戦出場停止処分を決めた。
このままでは当該棋士の棋士人生も終わりかねない・・・、本当に残念だ。
翻って考えてみると将棋ソフトが力をつけてきたのは何も昨日今日に始まったわけではない。
数年前からプロ棋士を打ち負かす事例が出てきているのだ。
昨今のような状況はとうに予想されていたのだから連盟側はもっと早くスマホ類の利用規約を制定し徹底すべきだったと思う。
もしそうであれば今回のような双方にとって不幸な事例は回避されたのではないかと思うのである。
それにしても疑惑棋士はなぜ休場届の提出を怠ったのだろう。
こんなことでは疑惑は深まるばかりだ。
ここまで来たらもう通信キャリアの協力を得て当該棋士のスマホの通信履歴分析しか道はない。
将棋は筆者の数少ない趣味の一つである。
その将棋の世界が少し曇りつつある、繰り返しになるが本当に残念なことだ。


懲りない政治家の面々に思う

2016年10月20日 | 日記
農水相のTPP承認案強行採決についての言及が波紋を呼んでいる。
いくら身内のパーティの場とはいえ強行採決を匂わせる発言はいかにも不用意である。
つい1、2週間前にも同じく自民党の中堅議員が「強行採決をやらせていただく」と発言しTPP特別委員会の理事を辞任したばかりだというのに。
本当にこの種の問題について自民党の議員連は学ぶことをしないし、懲りないねぇ。
総裁は「自民党は結党以来強行採決など考えたこともない」と火消しに大わらわだがこの発言も額面通り受け止める有権者も少ないだろう。
なにせ昭和30年代の日米安保条約締結もあの大規模デモの中で実現したものだから。
結まるところ今会期中に何が何でも関連法案を通したいという空気が党内に横溢しているのだろう、上から下まで。
つい古の和歌を連想してしまった。
「しのぶれど色に出にけりわが恋はものや思うと人の問うまで」という・・・。(笑)