グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

今時の企業経営効率化を考える

2014年02月27日 | 日記

企業経営に効率化を求めていくことは何時の時代も重要だが今時の道具として注目すべきものが2つある。

その一つはビッグ・データである。

その昔「ビッグ・データ」という言葉が今ほどポピュラーになる以前からコンビニ業界の雄「セブン・イレブン」はPOSレジ・データを駆使して店舗ごとの需要予測と発注量の適正化に役立ててきた。

一店毎に見れば大したことはないようだが企業全体で見れば一万数千店、しかも毎日毎日の積み重ねだから僅かの機会損失、廃棄ロスの差はとてつもなく大きな金額になるだろう。

もう一つの道具はクラウド・コンピューティングだ。

クラウドの活用によりどんな零細企業も(あるいは個人も)PCかタブレットがあれば有用なリアルタイム情報を安価に入手できる世になった。

初期費用なども一昔前とはまさに隔世の感がある。

ビッグ・データとクラウドを経営の効率化にどう生かすか、その巧拙は企業価値に決定的な差となって現れるてくることになろう。

 

 


仮想通貨「ビットコイン」の危うさに思う(その2)

2014年02月26日 | 日記

仮想通貨「ビットコイン」の危うさについては2週間前にも採りあげたばかりだがこのほど都内にある大手取引所マウント・ゴックスが取引を停止、投資家の間で動揺が広がっている。

取引所の声明によれば「サイトやユーザーの保護のため」としているが復旧の見通しは立っていない。

そもそもビットコインには実体がなく政府や中央銀行の保証もない。

投資家保護など誰がどんなルールで行うのだろう。

官房長官も「実態を把握し必要とあれば対応することになる。」と述べているが投資家保護のイメージはまるで浮かんでこない。

全ては自己責任ということになるのかもしれない。

消費者庁もようやく注意を喚起することにしたようだがちょっと遅すぎるのでは・・・。

FRBバーナンキ議長(当時)のビットコイン有望発言は今だに理解できないでいる。

 


夢を考える

2014年02月25日 | 日記

最近何故か夢を見ることが多くなった。

単に眠りが浅いだけかもしれないが一晩に何本も見るときもある。

夢の中身は残念ながら「いい夢(実体験したいもの)」よりも「悪い夢(実体験したくないもの)」の方が圧倒的に多い。

数字でいえば1:9ぐらいで悪い方が多い。

悪い夢であれば醒めた時に「ああ、夢でよかった。」と安堵するからいいのではないかという意見もあるがやっぱりうなされるのは嫌だ。

いい夢を見て覚めた時に「ああ、残念」と悔しがる方がはるかに精神衛生にいい(笑)。

初夢の「一富士二鷹三茄子」とまでは望まないがせめてイーブン程度にはしたいものだ。

これには何かいい方法があるのだろうか。

もっとも自由にコントロールできてしまえばもはや夢ではなく夢想になってしまう?(笑)

 

 


三洋電機の消滅に思う(その2)

2014年02月24日 | 日記

三洋電機の行方についてはパナソニックの救済吸収(といってもその多くは事業売却なのだが)で一件落着と思っていたが今日の新聞折り込みチラシには驚いた。

何と遅まきながら製品リコールのオンパレードなのである。

オーブンレンジ、洗濯乾燥機、ブラウン管テレビ、食洗乾燥機などで発火やケガの恐れがあるということだがこれほど多くの機種で不具合が発生しているとは・・・。

いずれも過去に新聞等で公表済み(2008年6月辺りから)ということだがこんな状況になっているとは実は今日まで全く知らなかった。

今回救済吸収することになったパナソニックがガス・ファンヒーターの欠陥で「最後の一台まで」とテレビ公告を執拗に繰り返していたのは今だにハッキリ覚えているがそれに比べて三洋電機のこの甘さはどうか。

三洋電機はもうほとんどが解体状態だからリコール対応は現実にはパナソニックの監督下で行われることになろうが、パナソニックはとんだ「お荷物」を抱え込んだものだ。

それにしても格言「貧すれば鈍する」は今も厳然と生きている・・・・。


なんか変だよ、NHKは

2014年02月23日 | 日記

なんか変だよ、NHKは。

今回は会長や経営委員の人選のことではない(笑)。

昨日何気なくNHKテレビを見ていたら「ソチ五輪みんなで選ぶベストシーン」なる番組が目に入った。

しかしまだ大会は終わっていないのだ。

それなのにこの総集編めいた番組は何だ!

これではこの後行われる競技種目を軽視すること、選手諸君の闘志を削ぐこと甚だしい。

このせいではないかもしれないがバンクーバー(前回)銀メダルの日本女子スピードスケート団体パシュートも3位決定戦に敗れ無冠に終わった。

番組編成にはいろんな事情があるかもしれないがこの種の番組は大会の閉会後に行うべきだろう。

全く最近のNHKは上から下までどうかしている。

受信料不払い運動が再燃しないか心配だ。

 

 

 


遊休家屋の放置に思う

2014年02月22日 | 日記

我が家の周辺を散歩しているときに結構空き家が多いことに気づかされる。

郵便受けがチラシ等で一杯になっていたり庭の雑草が腰ほどまで伸びていたり・・・、家主が不在の家屋は何故か淋しげで見るのもつらい。

いろんな事情があるのだろうが見捨てられた家屋に罪はない。

国土交通省によれば全国の空き家は750万戸に上るという。

最近行われたアンケート調査によれば空き家の所有者で売却や賃貸を予定しているのは24%に留まり、何と71%が「特に何も考えていない」という。

家計に余裕があるのかもしれないが「一体何をやっているのだ」という感じだ。

フツーの民間企業であれば「固定資産の放置」などとても許されないと思う。

まさに国民経済のロスなのだ。

国土交通省は「いま遊休家屋の売買や賃貸を促進するガイドラインを作成しているところ」とのことだが是非とも実効性のあるものを期待したい。

安価で利便性の高い住宅を希求する若年層は多いハズだ。

 

 

 

 

 

 


グルメ情報サイトの掲載削除訴訟に思う

2014年02月21日 | 日記

先日大阪のバー経営者が某有名グルメサイトを相手取って掲載情報の削除と損害賠償を求めた提訴を起こした。

原告が経営するバーは「隠れ家」を売り物にするもので店舗情報の公開は営業妨害に当たるとしているようである。

この1件はなかなか興味深い。

たしかにその存在も含め秘密性がこのバーの最大のセールスポイントであれば原告の言い分はもっともだ。

バー経営者の要請を受けてアッサリ削除したらいいと思うのだが「表現の自由」などを盾に削除を拒否するのはそれなりの理由があるに違いない。(笑)

一方バーの経営者に対してだが客相手の商売だから知名度が上がるのは経営上プラスではないのか。

看板も出さず一見の客は入場させていないということだからさほど実害もないのではないかと思うがどうだろう。

店舗情報が世間に流れることが即来客者の減少につながるとも思えないのだが・・・。

結局「どっちもどっち」なのだが日本も結構米国並みのSue society(訴訟社会)になってしまったと実感した出来事ではあった。

 

 


USJの新テーマパーク建設計画に思う

2014年02月20日 | 日記

大阪のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ」が新たに新テーマパークを建設するという。

それも現在地が拡張用地に乏しいため遠隔地に新設するというから驚きである。

というのも消費単価1万円近くのテーマパークは商圏が広いため狭い日本での複数設置はグループ内競合が危惧されるのだ。

現在候補地はTDLのある関東地域、USJのある関西地域を避け九州・沖縄や東北地方を検討しているとのことだが今度は日帰り圏の定住人口も気になる。

ただ今後10年、20年のスパンで考えればモノ消費に比べコト消費が大きく伸びそうだし人の行き来も大きく変わりそうだ。

海外からの観光客だって大幅に増えるはずだ。

というわけで従来からの常識に囚われれば今回の事業計画はとてつもなくリスキーだがパラダイムシフトを考慮すればビジネスチャンスは十分残されているだろう。

それにしてもUSJの事業体に大阪市、大阪府は入っていなかったっけ?

拡張余地がなくてこんな展開になるとは正直予想もしていなかった。

 

 


自民党の経済団体に対する賃上げ要請に思う

2014年02月18日 | 日記

自民党が企業の賃上げについて各経済団体への協力要請を始めた。

普段から付合いのある財界以外にも個別業界団体や地方にまで足を伸ばしキメ細かくフォローしていくようだ。

賃上げのウェーブが大企業から中小企業へ、大都市圏から地方圏へと自然発生的に伝搬していくのが理想だがなかなかそうはいかない。

ということで今回のように党幹部・関係者の全国行脚が始まったわけだが果たして成果は如何に?

例え即答が得られなくとも膝をつき合わせたコミュニケーションを通して賃上げ条件の具体的なすり合わせができれば相応の効果があるのかもしれない。

ただ4月に消費税が8%に引き上げられ、来年には再引上げが待っているのでそれに間に合わせようとすればその後のスケジュールは結構忙しい・・・。

話は若干逸れるが先日経済相が何かの席で「賃上げを行った企業は公表したい」と発言していた。

学校の先生が生徒たちに「お手本になるお習字は廊下の掲示板に貼り出してあげま〜す。」と言っているようで相変わらずの撒き餌戦術に思わず笑ってしまったがただ今春の賃上げの波及がアベノミクス成否のカギを握っている事は疑いない。

まさに安倍政権最初の正念場だと思う。

 

 

 


大雪の再襲来に思う(その2)

2014年02月17日 | 日記

今回の大雪は予想を大きく上回る被害をもたらした。

山梨県や東京都の一部で孤立地域が発生、生活を脅かされる事態が起きている。

幹線道路でも一昼夜以上クルマに閉じ込められるなど過去あまり聞いたことがない。

米国などでは毎冬何人も事故死者があるようだがこんなことでは絶対見倣いたくないものだ。

昨日も書いたが異常気象は今や当たり前、しかも異常の度合いが限りなく大きくなっている。

雨も、竜巻も、暑さも、そして雪も。

防災レベルの再設定と設定状況に即したシミュレーションが重要だ。

蛇足だが我が家の近くでは何件もカーポートの屋根が押しつぶされた。

さらに上部から落雪があったのならともかくいずれも独立した立地なのだから降雪の重量だけで金属製の材質が折れ曲がったのだ。

当地に住んで30数年、初めて目にした・・・。