グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

巨人ーロッテの交換トレードに思う

2011年06月30日 | 日記
先日発表された巨人ーロッテ間の交換トレードの報に接し「またかよー」という感を持ってしまった。
昨日の巨人の先発メンバーを見ると4番ラミレス、5番小笠原、6番谷と移籍組が続く。
さらに先月日本ハムから高橋(信)を獲得したばかりだが今回またこの沙汰だ。
一体巨人は如何ほど補強したら気が済むのだろう。
球団代表は「外部の力をとり入れ競争を刺激したい」とコメントしているが内部選手間の競争は機能しないのだろうか。
これでは「既存の選手はアテにならない」といっているのと同じだ。
対照的に思うのは日本ハム・中田の4番定着だ。
元来粗野なバッターで筆者は彼がものになるかどうか疑問視していたのだが球団首脳陣は我慢しながら使い今では4番を重責をキチンと果たしている。
巨人は金にものをいわせたチーム編成から訣別しプロ球界全体を考えた行動を志向すべきだ。
それが真の「球界の盟主」というものだろう。(文中敬称略)

熱中症と節電対策

2011年06月29日 | 日記
本日の新聞がここ1週間の熱中症搬送患者数が昨年の5.3倍に上ったと報じた。
昨年の猛暑はまだ記憶に新しいがそれをはるかに上回る搬送者数とはどういうことだろう。
警戒心が高まり早い段階で救急車を呼ぶケースが増えたのだろうか。
それにしてもこの急増傾向はいささか気になる。
ひょっとして今年は昨年よりさらに暑くなるのだろうか。
節電が官民を問わず国家的使命になっているが熱中症対策の足かせになりはしないかと心配である。
昨日東電の新社長は夏場の電力供給不安について「節電が進んでおり今のところ電力需要は予測の範囲内」と発言しているが家庭の電力消費量をどの程度で見込んでいるのかよく分からない。
ここしばらくは個人生活の中でも消費ピークの平準化などについて知恵と工夫、相応の努力が必要だ。
私案だが消費ピーク時(0-3時)のTV、PCオフ運動はどうだろう。
エアコン使用容認の代わりにこの間テレビやパソコンの利用を控えようとするものだ。
昼食に集中するもよし、読書に親しむもよし、シャワーや水浴で涼むのもよし、テレビとはしばらく離れて・・・。


参院議員引き抜き騒動に思う

2011年06月28日 | 日記
民主党が自民党参院議員を総務政務官として一本釣りしたことが大きな騒ぎになっている。
筆者は初めてこのニュースを耳にした時当然自民党サイドの何らかの了承を得た行動だろうと勝手に考えていたが実はそうではなかった。
どうも連立与党幹部が候補者をピックアップし水面下で口説いた結果だったようなのだ。
引き抜きにあった自民党はカンカンだが大連立構想もささやかれるこの時期にあまりにも狭量ではないか。
この国難時に党派を超えて与野党協力の姿勢を見せたらどうかと思う。
与党も与党だ。
夜の世界のホステスの引抜きじゃあるまいし天下の公党なら仁義を切るなり公募するなりもっとオープンに動いたらどうだろう。
いずれ分かることなのだ。
自民党を除名されることになった当人も果たして落城寸前の民主党で将来はあるのか。
国民目線からすれば引き抜きに絡んだ両党、当人ともにマイナスイメージが膨らんだだけだ。
政治の世界がますます矮小化されてしまったように思う。





今年上半期のヒット商品番付に思う

2011年06月27日 | 日記
先日日経MJより恒例のヒット商品番付(11年上半期版)が発表された。
今回のサプライズは東西横綱とも空位だったことだ。
「いかに大震災の影響が大きかったか」を思わせるが被災地への配慮という意味合いもあるかもしれない。
大関は「節電ツール」(東)と「アフター4販促」(西)が入ったがいずれも電力供給不安が背景にあり大地震に起因する原発事故と無関係ではない。
関脇でようやく大震災とは無縁の「フェイスブック」が食い込んだがこれは日本だけでなく全世界的なヒット商品だ。
しかも被災地でも大活躍したとのことだ。
ところでどうしてKARAや「少女時代」に代表されるK-POPSが選ばれなかったのだろう。
たしかに韓国産だが日本であれだけマスメディアを席捲したのだ、せめて前頭クラスには入っていいだろう。
AKB48についても「Everydayカチューシャ」が前頭10枚目で辛うじて入っているがあの総選挙の熱気を思うと楽曲はともかく全体の評価が低すぎるように思う。
さて下半期は何が出てくるだろうか。
願わくば震災・節電がらみ以外でかつ日本発(韓国発でも米国発でもない)の鮮烈な新顔が現れんことを。


たった一人に振り回される日本の政治(その2)

2011年06月26日 | 日記
このブログで退陣表明以降の首相周辺の動きに触れたのが6月10日だったのでもう2週間以上経過したことになる。
その間何が進んだのだろうか。
一つは復興対策担当相を新設し一時は固辞した現防災相の兼務発令を内定したことだ。
率直に言ってもっと意欲的な大物を専従で充てるものと予想していたが見事に外れた。
もう一つは国会の70日間延長と再生可能エネルギー法案のクローズアップだ。
再生可能エネルギー法案については特段異存はないがやはり補正予算や赤字国債発行法案の方を急ぐべきではないか。
いずれにせよ政府・与党に対する国民の失望は膨らみ続けている。
これからの70日に民主党の命運が懸かっていることを関係者は十分自覚し近く開催される議員総会に臨んで欲しいものだ。




ベンチャーズよ、永遠なれ

2011年06月25日 | 日記
よく青春時代に愛聴した音楽は一生離れないという。
団塊世代にとって若かりし頃ベンチャーズ・サウンドの虜になった人々は決して少なくないだろう。
ベンチャーズは1959年に結成、翌1960年の「ウォーク・ドント・ラン」で世に出たのだが何とその後50年にわたり演奏活動を続けている。
残念ながら全盛時代のメンバー4人(ドン・ウィルソン、ボブ・ボーグル、ノーキー・エドワーズ、メル・テーラー)のうちメル、ボブは先年他界したがメルの後釜にはメルの遺児リオンが、ボブが担当していたパートは以前からスタジオ録音などに参加していたボブ・スポルディングや日本公演の常連であるジェリー・マギーなど後を襲い往年のサウンドを継承している。
長寿の秘訣としてドンは「音楽が好きなだけ」と言葉少なだがただ演奏だけでなく作曲や編曲、最近ではボーカルにも挑戦する若い気持ちも大いに寄与しているのではないか。
いずれにせよベンチャーズサウンドには今も溢れるばかりの元気とノスタルジアをもらっている。
ベンチャーズよ、永遠なれ。

文学賞について思う

2011年06月24日 | 日記
京急富岡駅近くにある直木三十五の旧宅が経年の傷みのため間もなく取り壊されることになったと聞いたので公開日でもなかったが行って見た。
山腹に位置する旧居はいかにも見晴らしがよさそうで直木のこだわりを垣間見ることができたが彼は転入後程なくして病を得、ほとんどここで住むことなく他界した(享年43歳)。
直木三十五は芥川賞と並んで新人作家の登竜門となっている直木賞にその名を残す。
ところが芥川龍之介は(教科書にも採り上げられるような)多くの著名な作品を残しまた風貌もよく知られているが直木三十五については作品もあまり知られていない(代表作は「南国太平記」などといわれているが筆者はまだ目にしたことはない)し外見についても同様だ。
それが数多ある文学賞の中で芥川賞とともに双璧を成すなどは考えてみると本当に不思議だ。
結局直木を「大衆文学の雄」と持ち上げた菊池寛が偉大だったのだろうか。



ブログの書き込みに注意しなくては・・・

2011年06月23日 | 日記
昨日の「ブログで脅迫の容疑者を逮捕」とのニュースにはちょっと驚いた。
あるブロガーが自らのブログに「原子力安全・保安院長の親族を探し出して殺せ」と(本人いわく冗談半分で)書き込み家族を脅したとされたものだが警視庁の動きは速かった。
「ストーカー被害もなかなか取り合ってもらえない」との声が多い中で素晴らしいフットワークだ。
反面ブログを続けている身にとってあらためて自戒する機会にもなった。
毎日の書き込みに注意しなくては・・・。(笑)
話は飛躍するが(発信元が明確なブログはさておき)発信元が特定しにくいネット掲示板にはもっと悪質な脅迫やら誹謗中傷が満載されている。
「言論表現の自由」との兼合いもあるが一定のルールの下もう少し取り締まりを強化し言われもない風評被害に悩む、あるいはそれすら気がついていない多くの潜在被害者を救済することも重要だろう。

政府は原発運転再開容認の判断根拠を示せ(その2)

2011年06月21日 | 日記
過日の経産相の原発運転再開容認発言について大阪、滋賀、山形などの知事から一斉に反発の声が上がった。
エネルギーの安定供給責任を担う経産相の立場は分からないでもないが住民サイドの不安や心情をあまりに軽んじていたのではないか。
経産相は「いずれも安全性が確認されたため」としているが判断基準も伏せたままでは原発立地自治体を説得するのは難しいと思う。
経産相は自ら各自治体を回って理解を求めるというがそのためには検証した安全性を具体的に説明するプロセスが欠かせないだろう。
それにしても政府幹部の感受性は悪すぎる。
本当に先が思いやられる。

高速道路料金体系復活に思う

2011年06月20日 | 日記
昨19日で一昨年から続けられていた高速道路の休日1000円上限制や無料化実験がようやく中止された。
きっかけになったのはいうまでもなく東北地方復興財源捻出だがもともとこの政策は筋悪で震災の有無に関わらず事業仕分け・予算組換えによる財源確保が絶望視された時点で即座に廃止すべきだった。
そもそもここまで延命させたこと自体政府・与党の迷走といわなければならない。
さらに今だに与党党内に09年選挙マニフェストの呪縛が見られるなど全く信じられないことだ。
こんな状態が続けば次回の総選挙(いつになるかは分からないが)も大敗を喫しいよいよ政権を明渡すことになろう。
それにしてもその都度に翻弄される企業や庶民は大変だ。
高速道路料金体系変更で廃業を余儀なくされた某フェリー会社は再出発を目指すという。