グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

ウィキリークスの衝撃

2010年11月30日 | 日記
機密情報の公開を行うウィキリークスの存在が世界中に大きな波紋を巻き起こしている。
今般このサイトから米国政府の対外情報(外交公電など)が大量流出したからだが当の米国の狼狽と憤りが目に見えるようだ。
しかし当サイトの管理者は所在を明らかにしない豪州人でサーバーは欧州の某国にあるという。
機密情報の公開を「犯罪行為」と非難するは容易だが単に一国の国家権力だけでは容易に解決しないだろう。
今回の出来事を契機に米国政府の情報管理体制は大きく強化されるに違いない。
果たしてウィキリークスが公表した内容は意図的な情報提供によるものだろうか、それとも盗聴傍受によるものだろうか。
どちらにしても今まで管理が甘かったという謗りは免れない。
そして「授業料」と割り切るにはあまりにも代償は大きかった。
今回の出来事は米国以外の国々にとっても他人事ではない・・・「もって銘すべし」。




今、大相撲が面白い(その2)

2010年11月29日 | 日記
先週大相撲福岡場所の熱闘を本ブログで取り上げたところだが千秋楽まで十分楽しめた。
ここ数場所一人横綱の独走で連勝記録だけが話題だったが今場所は例の4力士のガンバリで最後の最後まで賜杯の行方は分からなかったからだ。
まず白鵬だ。
あの双葉山も大鵬も連勝記録が途絶えた場所は心身がバラバラでいずれも休場に追い込まれたそうだが白鵬は何とか立ち直り横綱の面目を保った。(なんと白鵬も「休場」が頭をよぎったと述懐していた。)
そして既に13連勝続伸中である。
前頭豊ノ島は自ら蒔いた種とはいえ屈辱的な十両転落から這い上がり平幕ながら優勝決定戦に持込み本当に久し振りの日本人力士、平幕力士優勝の夢をつないだ。
さらに大関魁皇はここ数年カド番危機の繰り返しだったが初日の敗戦にもめげず最後まで優勝戦線に残った。
38歳で12勝は立派だと思う。
通算勝利数の積上げはまだまだ続きそうだ。
さて来年はどんな展開が待っているだろう。
白鵬の連勝記録もさることながら日本人力士の成長こそ誰もが期待している最大のものだろう。


難航する議員報酬見直し

2010年11月27日 | 日記
昨日成立した国家公務員給与改正法は結局人事院勧告ベースの前年比1.5%減と竜頭蛇尾に終わった。
さて国会議員の歳費削減は行方はどうだろうか。
先般民主党内の会議で10%削減案が猛反発を受けて宙に浮いているとの報道があったが今度は月当たりたかだか数千円のカットでお茶を濁そうという案が浮上しているようだ。
身を切る辛さは分からないでもないがこれでは不況にあえぐ国民の共感は得られないだろう。
注目されるのが名古屋市の動きである。
自ら報酬を半減した河村市長は市会議員にも同調を求めているがリコール署名が不発に終わった今あらためて選挙で信を問うという。
議員報酬半減を求められる市議各氏は大変だがこれくらいの荒療治が必要なのかもしれない。
支持率がとうに危険水域を割り込んでいる民主党は少しは河村メソッドを見習ったらどうか。
議員報酬10%削減を甘受するか、選挙大敗・政権放棄を取るか、を考えてみたらよい。

「国民の生活が第一」から遊離する政党・国会

2010年11月26日 | 日記
先般衆参両院の予算委員会中継を視聴したが与野党双方のセンスに失望してしまった。
予算委員会は何を取り上げてもいいとのことだがもう少し国民の現下の窮状に配慮すべきではないか。
民主党の某議員は菅首相に数年前の党代表辞任後に行った四国札所巡りの感想を長々と質問していたが果たして今首相に確認すべき事柄だろうか。
菅首相にとっては気楽に答えられる質問でいいかも知れないが自党(の支持率)にプラスになるかといえば答はノーだろう。
質問はもっと国民の琴線に触れるテーマに限定すべきであった。
野党も野党である。
質問の多くは北朝鮮砲撃事件についての官邸の初動対応に集中していたが果たして内閣への批判や攻撃だけに終始していいものだろうか。
喫緊の課題である雇用問題は一体どうなったのか。
子育て支援策も今後どうなるのかよく見えない。
補正予算が通れば万々歳というものでもないだろう。
菅首相は所信表明で「熟議の国会を目指す」としたが現状は程遠い。
与野党が協力して真に国民本位の国会を作り上げて欲しいと願っている。

日本人の大リーグ入り願望に思う

2010年11月25日 | 日記
楽天岩隈投手の大リーグ入りが宙に浮いているようだ。
独占交渉権を得たアスレチックス(だったかな?)の提示した条件が現状とほぼ同じだったため再考を求めた岩隈側と折り合いがつかなかったというのが報道されているあらましである。
ここ数年随分多くの選手が太平洋を渡ったがその全てが先陣となったイチロー、松井(秀)ほどの存在感は発揮しているわけではない。
「日本でプレーしておればもっと活躍できているだろうに・・・」と思わせる選手が増えている。
また井口選手のように日本に戻って輝きを取り戻す選手も出てきており、岩村、松井(稼)選手なども近く戻ってくるようだ。
大リーグ側も意外とそのあたりをクールに見ているのかもしれない。
今回の岩隈ケースが日本人の大リーグ志向の一つの転機になればそれはそれでよいのではないか。
それにしても気に入らないのは日本のマスメディアがスポーツニュースで日本のプロ野球よりも大リーグの日本人選手の結果を先に報じることである。
勿論現地の日本人の成績も気になるがいたずらに大リーグ願望を煽り立てることはない。

今、大相撲が面白い

2010年11月24日 | 日記
連勝記録が潰えた白鵬には申し訳ないがあの一敗で福岡場所の優勝争いがヒートしている。
昨日現在で1敗力士4人(1横綱2大関1平幕)が併走、2敗力士はいなくなったため優勝はこの4力士に絞られてきたといっていいだろう。
横綱白鵬の優勝争いは当然として大関2人がこれに絡むのは久し振りのように感じる。
平幕力士が例の不祥事による十両陥落を経験したベテラン力士なのも興味深い。
とにかくこの組み合わせがいい。
これから直接対決も増えてくる。
やっぱりスポーツは記録よりも熾烈なデッドヒートが面白いのだ。
今場所は久し振りに楽しめそうである。
それにしても大関魁皇の復活は中高年を奮い立たせるに十分である。
思わず身体を動かしながら観戦し応援していている今日この頃である。
数年ぶりの2ケタ勝利は目前だ。
ガンバレ、魁皇!

今年のヒット商品は?(その3)

2010年11月23日 | 日記
今年のハヤリモノに「ハイボール」も入るのではないか。
先日ある会合の二次会で同行者の多くがなんと自然にハイボールを注文していた。
以前はたしか水割りが定番だったがいつの間にか世の中は変わっていた。
年配の方々はご存知だろうがハイボールは特段新しい商品ではない。
恐らく某酒造メーカーの営業戦略に端を発したものではないがと思うが見事なリバイバルである。
まだほとんど市場に出回っていないヒット商品に家庭用製パン機「GOPAN」があろう。
商品スペックの詳細は承知していない(無責任でゴメン!)が米粒から直接パンを作ることができることが本製品のミソである。
小麦粉ではなく米からパンが出来るなどアイデアだけでなく技術も画期的ではないか。
予約が殺到しているようで手に入るのは相当先になるようだがなかなか面白い商品である。
世の中は不景気ムードに覆われマーケッティング担当者は日夜苦労しているだろうが他社・異業種のヒット商品から何かヒントが得ることも有効だろう。

事業仕分け制度の危機に思う

2010年11月22日 | 日記
残念なことに民主党政権の最大のポイントゲッターであった事業仕分け制度が危機に瀕している。
仕分け側の議員と仕分け対象となる省庁側の副大臣、政務官が対立する図式は事業仕分け第2ステージあたりから目立つようになってきたが事態を放置したまま予算要求時期に突入してしまった咎めが顕在化した格好だ。
たしかに各省の目玉施策であったり対外的に公約済みの案件であればなかなか引っ込みがつかないだろう。
以前の自民党政権下では実務レベルで折り合いがつかなかった予算案件について蔵相と要求側大臣が直接折衝を行うプロセスが存在していた。
単に行政刷新相や仕分け人があの席で「廃止」を宣告するだけでは埒があかない。
予算計上の是非は当該大臣や財務相、場合によっては首相の判断が必要となろう。
ただ事業仕分けが目指すものはいささかも否定されるものではない。
分をわきまえた作業として、あるいは首相、財務相を巻き込んだプロセスとして今後も展開していただきたいと思う。



今年のヒット商品は?(その2)

2010年11月21日 | 日記
一昨日に続き今年のヒット商品について・・・。
今年は3D元年とも云われているが3D関連商品もヒット商品の一つといっていいだろう。
近年の映画館の主流となっているシネコンでは30%から50%のスクリーンが3D対応になっており常時3D作品が楽しめるようになった。
また測量業界などビジネス分野でも導入が進んでいるようだ。
家庭用テレビやパソコンなどの民生機器でのシェアはさすがにまだ1、2%しかないが今後に注目したい。
ノンアルコールビールも今年のヒット商品に挙げられよう。
数年前からノンアルコールビールはあったが以前のものは微量だがアルコールを含有していた。
今年になって発売されたものは度数0.00%で正真正銘、ドライブ中でも妊婦さんでも奈良漬でも赤面する下戸の方々でも安心して楽しめるスグレモノである。
最近ではノンアルコールのカクテルも商品化されたと聞く。
日本企業の技術もナカナカ・・・である。



追い込まれる菅政権

2010年11月20日 | 日記
法相の問責決議案が決定的な状況になってきた。
前にも書いたが首相は何故更迭措置を取らなかったのか。
今回の法相の発言は過失ではなく資質によるものと断じられても全く抗弁できない。
適切な状況判断とスピードがあればドミノ辞任危機もあるいは避けられたかも知れない。
尖閣衝突ビデオの流出問題もそうだ。
当初からビデオ公開の声があったにも関わらず散々(公開を)渋り最終的に押し切られるようでは政権への信頼は低下するばかりである。
そもそも現内閣の支持率は再選水準を割り込んでおり「攻め」が必要なハズだが「守り」に入っては話にならない。
野球に例えればリードされているのに守備固めするようなものである。
国民目線を正しく捉えること、物事に迅速に対応することをあらためて民主党に助言したい。
もっと外部パワーも取り入れたらどうか、官僚も含め・・・。