グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

我が家の節電対策

2011年07月31日 | 日記
原発事故に端を発した電力危機対策として我が家ではささやかながら緑のカーテン作りに取り組んだ。
ゴーヤと朝顔とキュウリの3種の苗を買い込み窓際のプランターに植えたのだが順調に育ち今では結構な緑のカーテンを形づくっている。
ところが、ところが、梅雨明け宣言があった後も冷夏が続きこのところエアコンどころか日差しが恋しいくらいだ。
いつまで続くのか全く分からないがこれでは緑のカーテンも必要ない。
というわけで我が家では今日も梅雨空の中所在無げに大きな葉が青々と茂っている。
ただ収穫として僅かながらゴーヤ、キュウリが食卓に上り始めた。
朝顔も赤紫色やピンクの大輪が彩りを添え始めた。
節電対策としては空振りの体だが収穫、彩りを考えると空しさ半分、楽しさ半分である。




首相記者会見に思う

2011年07月30日 | 日記
昨日の復興方針決定後、菅首相が久し振りに記者会見を行った。
前復興相辞任の際に内閣記者会が求めた会見には全く応じなかったが今回の記者会見は当初から首相側からの申し出によるものだそうでこれでは「首相は都合のよいときだけ記者会見する」といわれても仕方がないだろう。
今回の首相の発言も「原発に依存しない社会づくりに政府として取り組んでいく」「原発事故収束に向けて責任を果たすべくあらためて決意した」などこそ印象に残ったがその後の質疑応答は従来からの見解や抽象的な原則論を繰り返すのみだった。
どうも首相がいいたかったのは「脱原発は今や政府の統一指針」「退陣期限は考えずやっていく」ということではなかったか。
それにしても一国の首相が「都合のよい時だけ記者会見する」といわれ続けるのはいかにもマズい。
本来国民が知りたいことを適時に説明すべきなのだが都合の悪いときには逃げ隠れするようでは国民との距離が広がるばかりだ。



安易な「航空管制室ご案内」

2011年07月29日 | 日記
所沢航空管制部の航空管制官がツイッターで大学生らを招き内規に反して機器に触れさせていたとのニュースには本当に信じられない思いだ。
そもそもこの2人の女性管制官は内規の存在を知らなかったのか、それとも承知のうえで行動に及んだのか、いずれにしても極めて重大な事態である。
さらに部外者の施設見学などは当該2人以外に組織内に協力者がいないと実現しないハズだが彼女たちの上司、同僚達はどのように見ていたのか。
組織全体にこれらの行為を容認する風潮があったとすればコトは根が深く組織は危機的状況といわねばならない。
航空交通管制は多くの人命に影響を与えかねない重要なインフラ機能でありそれゆえ反社会活動のターゲットでもある。
機影がバンバン飛び交う空港のコントロールタワーではとても考えられないことかもしれないが所沢は所沢で重要な役割を担っているハズだ。
国交省はかかる事態を重く受けとめ再発防止に全力を尽くしてもらいたいものである。

東電のリストラに思う

2011年07月28日 | 日記
先日東電がリストラ策の一環として大型データセンターを売却するとのニュースがあった。
このデータセンターについては何年か前に事業運営子会社(アット東京)のご好意で見学する機会があったので特に感じるものがあった。
物理的安全対策(地震、津波、停電、火災等)は勿論だがサイバー・セキュリティ(このとき初めて「手のひら認証」を体験したように記憶している)やその広大な床面積に度肝を抜かれたのだが今般東電グループの手を離れると聞いてあらためてこの世の諸行無常を思い知らされた。
あれだけの賠償金負担(未だに総額の試算は不可能だが)を抱えてしまった以上この種の資産売却は不可避だろう。
以前このブログで紹介したが東電は尾瀬国立公園の最大のオーナーでもある。
地元自治体は継続保有を要望しているようだが水力発電の役割が低下つつある今、今後も持ち続けなければならない根拠は薄弱だ。
果たしてこちらはどう推移していくのだろう。
さらに東電本体には発送電分離問題が浮上している。
実質的に東電のリストラを誰が主導していくのか、気にかかるイシューではある。

就活生と企業側とのスレ違い

2011年07月28日 | 日記
就活シーズン真っ盛りだが就活生のスタイルは相変わらずのようだ。
企業側は就活生に対しクールビズで説明会や面接に臨むよう推奨しているとのことだが就活生側は「マナーが悪い」と受取られることを恐れリクルートスーツ姿が多いとのことだ。
筆者はそもそも(夏季でなくとも)「個性の乏しいリクルートスーツから脱皮したほうがよい」と考えているのだがなかなか就活生の意識は変わらないようだ。
面接者からすれば上着、ネクタイ着用者にそれだけで高い評点を与えるなんてコトはない。
むしろ軽装の方が相手にいい印象を与えられるぐらいに考えたらどうだろう。
外見は相手に不愉快な、あるいは「だらしがない」と思わせるようなことがなければそれで十分だ。
就活生よ、明日からは上着とネクタイを家に置いて外に出よう。
ただし忘れ物はしないように・・・。

スマホ市場の動向に思う

2011年07月27日 | 日記
今日の日経夕刊がカナダRIM社の大幅な人員削減を報じていた。
いうまでもなくRIM社は高機能携帯電話「ブラックベリー」で急成長した会社だが今はその「ブラックベリー」が苦戦しているという。
一時期米国では誰も彼もブラックベリー・ユーザー、市場を独占しているのではないかと思われたがさすがに最近はアップル・iPhoneとアンドロイド搭載機の挟撃にあって様変わりのようだ。
「平家物語」ではないが、盛えるものも久しからずというべきか。
遅まきながら日系メーカーのアンドロイド機も出揃ってきた。
日本市場は予想よりも早くここ1年が勝負の年になるのではないかと思っている。
そしてビジネスパーソンについてはグーグルと親和性の高いアンドロイド系が市場を牽引するのではないかと考えているが果たして・・・?

好対照をなす観客動員

2011年07月26日 | 日記
なでしこリーグの神戸戦は1万7000人以上と大変な客の入りだったそうだ。
それはそうだろう。
Wカップ優勝選手が多数顔をそろえているからだ。
それにしても世界1位と4位ではこんなに違うものなのか。
Wカップ以前は多くても数百人、中に非公開(観客収入より運営費の方がかさんでしまう?)でやっている試合もあったそうだ。
ロンドン五輪を控え、なでしこフィーバーは当分衰えることはないだろう。
一方先日閉幕した大相撲名古屋場所は史上最低の入りだったそうな・・・。
「大入満員」は千秋楽だけだったそうだがそれも「本当かな?」と疑いたくなるほどである。
こちらの方はいささか根が深い。
その処方箋については11日の当欄で述べたとおりだが場所中の魁皇の引退でとうとう大関以上の日本人力士がいなくなってしまった。
大変な危機だと思う。



アナログ放送の終了に思う

2011年07月25日 | 日記
58年続いたテレビのアナログ放送がその幕を下ろした。
父親が相当新しもの好きだったので我が家にテレビが届いたのは近所でも結構早い方だった。
初めて茶の間で視た番組は夫婦漫才だったがとにかく新鮮な驚きだったので幼心にもそのときの様子はよく覚えている。
60年代に入りカラー放送の時代を迎えると「カラー番組の増加が先か」「カラー受信機の普及が先か」のにらみ合いが続いたが結局テレビ局側(スポンサーを含む)の英断がカラー放送時代を急速に切り拓いていったように記憶している。
つまり供給が需要を創ったということだ。
デジタル放送はアナログ放送開始から半世紀後の2003年に始まったがこちらの方はカラー放送の時よりもスムーズに、短期間のうちに移行が進んだように思う。
いよいよ完全デジタル放送時代である。
3Dも結構だが個人的には放送のマルチメディア化が進んでいくことを願っている。
そしてアナログ放送よ、ありがとう。





オールスター戦のマイナス・ヒーロー

2011年07月24日 | 日記
昨日からプロ野球オールスター・ゲームが始まった。
オールスター・ゲームは各プレーヤーが「チームプレー」の呪縛から解かれ個人の技量を自由に発揮できる数少ない舞台だと思う。
何をやっても公式戦の記録とは別だ、だからここでは是非とも伸び伸びと且つ思い切ったプレーを見せてほしいと思う。
昨日の第一戦でもっとも印象に残ったプレーヤーは日本ハム・武田勝投手だ。
何とパ・リーグ防御率王が同一イニングで4発被弾、8失点を喫したのだ。
何、さほど気にすることはない。
この経験をペナントレース後半戦に活かしたらいいのだ。
本日の第二戦ではサード・コーチ・ボックス巨人・内海選手のプレーがもっとも印象に残った。
1点差の9回2死1塁、ヤクルト・バレンティンの放った右越二塁打で本塁突入を試みた1塁走者、巨人・坂本を制止したあのプレーだ。
内海は公式戦の感覚であのような判断をしてしまったように思うが舞台はオールスター戦だ、ここは突っ込ませてバックホーム・クロスプレーを演出して欲しかった(その後、次打者が凡退してそのままゲームセットになったがもし坂本が突っ込んでいたら・・・?)。
今回は期せずして負のヒーローを採り上げることになってしまったがさて明日の第三戦はどんなゲームになるのだろうか、今から楽しみだ。

マニフェスト未達成謝罪ラッシュに思う

2011年07月23日 | 日記
このところ政府・民主党幹部のマニフェスト未達成に関わる謝罪が相次いでいる。
幹事長、国対委員長、官房長官、戦略相、そして首相までも・・・。
それにしても何より遅すぎやしないか。
そもそも対象になっているマニフェストは09年8月の衆議院選挙用に準備したものだが政権奪取後行われた事業仕分けの結果や10年度の予算編成の段階で財源確保に無理があることは判明したはずだ。
本来その時点でマニフェストを見直して10年7月の参院選に臨めばあのような惨敗はなかったのだが・・・。
そればかりかその後約1年間ほとんど放置され最近になって今度は謝罪のオンパレードだ。
その背景には野党からの法案成立協力取付けがあるようだがそれがなければ未だに謝罪も修正もないということだろうか。
先の参院選で国民は今の民主党マニフェストに「No」を突きつけたのだから速やかに反応することが必然というものだ。
はたして民主党は名が示すように「民(たみ)」を主(あるじ)と思っているのだろうか。