グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

昨日の小笠原・神奈川地震に思う

2015年05月31日 | 日記

昨日の小笠原・神奈川地震は何か変だった。

午後8時24分、そのころ私は一人で家にいた。

たしか新聞を読んでいたと思うのだが「揺れ」には全く気付かなかった。

テレビのニュース速報を当初「何処の話だろう」と思ったものだが何とわが街が震度5近くだった。

ならば必ず気づくはずなのだが・・・・、うーん、よく分からない。

他でも家屋の倒壊やけが人が多数あったとも聞かない。

それはそれでいいことなのだがエレベータの停止により足止めを食らった人は多かったようだ。

自動停止したエレベータの数は6,000台とも10,000台ともいわれる。

長時間にわたり運転を見合わせた交通機関もあった。

東海道新幹線は名古屋駅で一時ホテルと化した。

「揺れ」は北海道から九州まで広範囲に及んだので交通機関への影響は不可避だったかもしれないがそんな地震が感知出来なかったとは・・・。

なんか狐につままれたような話なのだ。


衆院・平和安全法制特別委の2日目に思う

2015年05月29日 | 日記

衆院・平和安全法制特別委1日目における首相の前のめり姿勢について昨日触れたところだが2日目の昨日は一層顕著になり委員会は一時紛糾した。

首相が野党議員から度々たしなめられるなどあまり例がないと思うが本当に残念だ。

委員会委員長の指名権を奪い取り自説を滔々と繰り返す光景など見たくないのだがまるで「担当大臣には任せておけない」と言わんばかりである。

出発点はやはり米国議会での「今夏までに・・・」という公約なのだろうがこんなことを繰り返していればいつかツケが回ってくるのではないか。

「急がば回れ」という諺もある。

独力で一国を動かそうなどと考えるのはかえって危険である。

米国だって少しは待ってくれるのではないか。

あまりバタバタするのは見苦しい。

 

 

 


昨日の衆院平和安全法制特別委に思う

2015年05月28日 | 日記

昨日から衆院で安全保障関連法案に関わる特別委員会が審議入りした。

何せ首相にとっては先刻米議会で公約してきたイシューゆえ力が入らざるを得ない。

野党質問者が担当大臣に質しているにも関わらず大臣を制して答弁に立ったり、委員長からの「答弁は簡潔に」との注意にも拘わらず長々と答弁文面を読み上げるなど首相の前のめり姿勢が目についた。

首相の「何が何でも・・・」という思いだけが印象に残った光景だった。

それにしても内閣は「集団的自衛権容認に際し自衛隊のリスクが高まる」とはどうしても言いたくないらしい。

どう考えても「活動フィールドが広がる分だけリスクが増大する」とみるのが通常の感覚だと思うが「現在でもリスクはある」「将来ともリスクは残る」などの答弁に終始した。

やはりここは「リスクが増大することを認めそのうえでどんな対策を打っていくのか」が重要だろう。

「リスクが増大することはない」と言われたら反って心配になる。

 

 

 


5月下旬の真夏日に思う

2015年05月26日 | 日記

東京で真夏日を記録した。

5月下旬で30度超えとなれば盛夏には一体どんな暑さになってしまうのだろうか。

しかし上には上があるものでインドのある地域はなんと50度に迫る勢いだそうだ。

かの地では熱波での死者が800人とも1,000人ともいわれるが電力不足でエアコンもフルに活用できない状況にある。

まだまだその数は増えそうだ。

その一方で北米などは干ばつや時ならぬ降雪に悩まされている。

アーモンドやクルミの栽培農家は既に農産物の値上げを示唆している。

異常気象の元凶は温暖化ガスの排出であることが確実なのだが全世界が共同歩調を歩んでいるとはとても思えない。

努力した国がその分だけリターンを享受できればいいのだがそうはいかないのが辛い。

自衛する以外に手がないとすれば本当に情けない話だ。


大相撲・照ノ富士の優勝に思う

2015年05月24日 | 日記

大相撲・夏場所は次代のホープ関脇照ノ富士の優勝で幕を閉じた。

11日目を終えた時点で8勝(3敗)、一方7連覇を目指す横綱白鵬はこの時点で10勝(1敗)、照ノ富士はまさか自身が優勝の栄冠を手にするとは考えてもいなかったのではないか。

その後彼は黙々と勝ち続け常勝白鵬はといえば土俵際で苦汁を飲まされること3度、結局本割で優勝が決まってしまった。

忍耐がいつかは花開くことをまるで実証したかのようだ。

照ノ富士の優勝に元気をもらったファンも多かろう。

そして照ノ富士はこれで大関への昇進キップと共に横綱への最短距離に躍り出た。

これはこれでいいことなのだがもしそうなれば4横綱全てモンゴル勢ということになる。

ますます相撲が「日本の国技」などと言えなくなるねぇ。(笑)


日本マクドナルドの新メニューに思う

2015年05月23日 | 日記

数々のトラブルに見舞われ経営不振の最中にある「日本マクドナルド」が新メニューを公表していた。

果たして起死回生の一策となるか。

新メニューの特長はベジタブルチキンバーガーなど野菜系の充実と多彩なバリエーションだ。

主力のバリューセットは何と1000通りもの組み合わせが可能という。

それに価格設定は10円単位とし釣り銭の受け渡しを簡素化した。

それでもマクドナルドの行方はまだ不透明だ。

野菜系を重視したといっても「サブウェイ」ほど徹底できていないし、本業のビーフ・ハンバーガー・マーケットでは新たなライバルの日本市場参入が目白押しだ。

まさに「前門のトラ、後門の狼」状態なのだ。

マクドナルドが日本に初進出した半世紀前とは事業環境が大違いだ、我が国だけでなく本国も。

さて現下のマーケットはニュー・マクドナルドに対しどんな評価を下すのだろうか。

 

 

 


調剤薬局の使命に思う

2015年05月22日 | 日記

街歩きをしていて思うことに大病院の門前にある調剤薬局の多さに驚くことがある。

全くこんなに密集していてよく共倒れにならないものだと・・・。

そんな中で厚労省が門前薬局の報酬を減らし患者の住まい近くに立地するかかりつけ薬局の報酬を積み増す政策を打ち出すという。

医師が出す処方箋を基に機械的に薬を出す薬局と患者の身になって飲み合わせ・飲み残しの確認や後発薬への切り替え推進を行う薬局の間で報酬差をつけることは社会的に極めて重要なことだろう。

問題はどうやって調剤薬局を判別しそして優良な薬局を育成していくことだ。

単に依存病院の数だけではないと思う。

ルールの制定だけではなくきめ細かな指導と相当のチェック体制が必要だろう。

また処方薬を発行する医師と薬局との関係ももっと考えなければいけないと思う。

それに医師と製薬会社の関係もそうだ。

調剤薬局の努力だけではどうにもならないこともある。

 

 


損保業界の好況に思う

2015年05月21日 | 日記

損保業界大手3社が揃って過去最高益を更新したという。

アベノミクス効果とやらで好況を謳歌する企業は多いがビッグスリーとも過去最高益というのは珍しいのではないか。

本業の自動車保険が好調だったほか海外事業、生保子会社とも黒字を押し上げたようだ。

それほど業績がいいのなら自動車保険の料率も上げることはないだろうと言いたくなるが立場の弱い個人顧客の声が届くはずもない。

好業績の果実を享受するのは株主と企業の役員・従業員だけのようだ。

それにしても海外事業はもともかく生保子会社も好調とは意外だ。

損保系生保などは普段あまり意識したことがないが結構やっているもんだねぇ。

その陰でネット生保の成長に急ブレーキがかかっている。

ネット損保の堅調ぶりとは好対照だ。

 


首都圏のライブ会場不足に思う

2015年05月20日 | 日記

昨日の新聞が首都圏のライブ会場不足状況を報じていた。

施設の多くが老朽化対策で建て替え時期に入っていることが背景にあるのだがそのために折角のライブ・コンサートが出来なくなるとしたらもったいない話だ。

ライブ活動のパフォーマーも存在し聴衆もいるのに会場がないから開催できない・・・、全く「おい、おい」という感じである。

ライブ活動は入場料以外に様々なグッズの販売や聴衆の移動に伴う旅費や宿泊費などが想定されるし昨今では海外からのインバウンドが見込まれる催しも多いので経済効果は相当なものだ。

老朽化の中には耐震上の問題を抱える物件もあるかもしれないが、かといってポテンシャルのあるライブが中止に追い込まれるのもどうか・・・。

5年後の事業を考えるのも大事だが明日の商売も大事だ。

会場不足が当面の経済成長の足を引っ張ることがないよう手を尽くしたい。

 

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維新・江田代表の辞意表明に思う

2015年05月19日 | 日記

大阪都構想が否決された余波は市長の引退表明だけに留まらなかった。

何と江田代表まで辞めるという。

たしかに橋下最高顧問の場合は都構想の主唱者なのだから退陣はやむを得ないが江田代表は結いの党出身であって大阪都構想への関わりはあまりなかったと理解していた。

ところが、ところが最高顧問と同調し代表辞任の意向を表明しているのである。

ただでさえ空中分解が危惧される現況にあって江田代表まで辞めるとあっては党の行方が心配になってくる。

大阪都構想を断念した維新の党はどこに向かって進んでいくのだろうか。

みんなの党に続き維新の党も崩壊の危機に瀕している。

執行部の再構築もそうだがアイデンティティの再定義も焦眉の急だ。

さもなくば他党の草刈り場になってしまう恐れすらある。