グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

2016大晦日に思う

2016年12月31日 | 日記
最近「光陰矢の如し」という諺を痛感するが多い。
大晦日を迎えると殊更である。
「今年一年を漢字一文字で表すと・・・」という定番の設問がある。
先般清水寺貫主は「金」という一文字を揮毫していたように記録しているが私が選んだ一文字は「変」である。
2016年は様々な分野で変化があった。
米国政界では暴言で名を売った実業家トランプ氏が新大統領に選出された。
英国では国民投票でEU離脱派が同残留派を制した。
いずれも変化が顕在化するのはこれからだが注視するに十分な変化量になるだろう。
国内では何と言っても小池新都政のスタートだ。
こちらの方は期待9割、危惧1割といったところか・・・。
ただ地方政治では政務活動費の使い道にメスが入った。
全自治体で大きな変化が現れるのではないか。
こちらは100%プラスなのだから何の心配もない。
経済界でいえば労働規制、就業ルールが大きく変わりつつある。
いずれもいい方向に変わるのであれば2017年の日本は今より明るくなるに違いない。

読者の皆様 どうぞ良いお年を。

自民党3都議の反乱に思う

2016年12月30日 | 日記
自民党都議3名の会派離脱が波紋を呼んでいる。
「選挙目当てだ」との悪口も聞こえてくるが政治家は「選挙に勝ってナンボの世界」なのだからそう言われても仕方がないだろう。
それにしても先だっての都議会での自民党議員による都知事への「頭の黒いネズミとは誰のことを言っているのか」との質問には失望した。
都知事の政治姿勢に対抗しているつもりだろうが次元が低い質問で意地の悪さだけが浮き彫りになってしまった。
結局都知事からはいいようにあしらわれ得点どころか都民の反感を買ってしまった。
もし「復活予算の廃止」が気に入らなければキチンとその意義を説明すべきであって場外戦などは持ち込まない方がいい。
資質を疑われるだけだ。
話は戻るが3名の会派離脱は自民党都議連にとって大きな痛手になる。
自民党都議連が大きく変わらない限り崩壊は着実に進んでいくに違いない。
かってない大ピンチを幹部はどれほど認識しているのか?
あんな質問をやっているようではとても分かっていないように見える。




成田空港のガチャポン盛況に思う

2016年12月29日 | 日記
成田の国際空港に設置されたガチャポン(カプセル・トイ自動販売機)の売行きが好調のようだ。
国際空港に設置されているということはやはり訪日客の財布に残った小銭をアテにしたビジネスなのだろうが商品がキャラクターグッズなど日本のアニメ文化の象徴であり価格も手頃だったことがヒットの原因だろう。
そういえばラスベガスのマッカラン空港には数多くのスロットが設置されており多くの通過客がゲームに興じていた。
あの日本版と考えたらいいのだろうか。
ベガスはスロット、トーキョーはアニメ・グッズ、が定着すればこれはこれで一つの立派な集客要素であるに違いない。
そのためにも魅力あるキャラクターの絶えざる開発が重要だ。
場合によっては消費単価の引上げやリーピート率の向上だってあるかもしれない。
「たかがカプセル・トイ」などと侮ることなかれ。

「壁に耳あり、障子に目あり」の今に思う

2016年12月28日 | 日記
昨日某宅配会社のドライバーが届け先近くで依頼主から預かった荷物を蹴ったり投げたりして暴れまくる姿が公開されていた。
このドライバーは「届け先が不在だったためイライラしてやった。今は反省している。」と述べているようだが会社は即座に陳謝に追われた。
当該ドライバーの処分案も検討されているようだ。
当事件が明るみに出たきかっけは届け先マンションの住民が録画した映像だった。
今は誰でもスマホという名のビデオカメラを常時手にしている時代である。
その昔「壁に耳あり、障子に目あり」という諺があったが今や「街中至る所に目あり」状態なのである。
そういえば昨日は若者が路上でバイクに立ち乗りしている映像も公開されていた。
こちらの方はむしろ「目立ちたい」の一心で公開大歓迎なのかもしれないが既に警察が危険運転容疑で捜査に動いている。
いずれにせよ「障子に目あり」は監視カメラの設置状況も併せて「街中に目あり」と読み変えた方がよさそうだ。
ちなみに「壁に耳あり」の方は「隠しマイクに耳あり」ということになろうか・・・。

ヤフーの新車ネット販売に思う

2016年12月27日 | 日記
今日の日経新聞がヤフーの新車ネット販売開始を報じていた。
今やネット販売はあらゆる分野で成長し取り扱えない商品はないといってもいい。
ただその昔から高額個人消費の双璧である不動産とクルマだけはネット販売の対象外と言われてきた。
その一角がとうとう崩れたのか・・・?
新聞記事をよく見ると今回のヤフーの新車販売計画は石油元売りであるコスモとの連携によるもので消費者は結局コスモと売買契約を結ぶことになるようだ。
なるほど、なるほど、これで納得した。
納車以降の作業は全てコスモが担当する。
無論給油や車検などメンテナンスは給油所のお手の物だから問題はない。
結局ヤフーの担当はポータルの提供だけなのだがコスモとのWin-Win の関係が成立するのだろう。
もっと言えばクルマのディーラーだって若者たちのクルマ離れが進む中で新たなチャネル作りが必要になっているからディーラーを含めた三者間のWin-Win関係が存在するのかもしれない。
となると、このような形態の登場が逆に遅すぎたくらいかもしれないと思うのである。

オスプレイと高速増殖炉の共通点は?

2016年12月25日 | 日記
敦賀では沖縄で不時着事故(?)を起こしたオスプレイが機体そのものに重大な欠陥はないということで供用を再開したようだ。
ただ空中給油中に給油パイプと同機のプロペラが接触しそれが原因で事故に至ったということであれば少なくとも今後空中給油活動は行わないことが再開の条件になるのではないか。
それもなくあっさり供用再開を容認した政府・防衛省のスタンスはいただけない。
話はそれるが敦賀ではトラブル続きの高速増殖炉「もんじゅ」の廃炉が決まった。
それはそれとして同時に実証炉の開発を継続すると聞いて驚いた。
高速増殖炉は軽水炉に比して実用化が難しいはずだが研究開発は中断して今度は実証開発を継続するとは・・。
もう何が何だか分からない。
この2つの動きで共通するものといえば失敗原因の解析不足だ。
失敗原因の分析なくして次代の成功はありえない。
さらにその背景に政府の驕りがあるのも重要な共通点だ。
どんな無茶も今の議席数があれば強行できるという「読み」が作用している。
首相はことあるごとに「決して驕ることなく」を連発するが本当に空々しい。
自民党内に非主流派の結集の動きもあるというが果たしてどうなることか・・・、良識派の発奮を期待したいものである。


糸魚川市の大火に思う

2016年12月24日 | 日記
糸魚川といえばたしか私のお気に入り大糸線の一方の発着点なのだが残念ながら降り立ったことはない。
今年も北陸新幹線で通過したことはあるのだが結局それ以上のご縁はなかった。
その糸魚川を大変な火災が襲った。
もともと中華料理店店主の不注意が原因なのだが折からの強風がその被害を甚大なものにした。
あの強風さえなければあんな大火にはならなかったはずだ。
ただこの土地であの強風はさほど稀なことではないようだ。
地元の高齢者も幼少時の大火の記憶を語っていたくらいだから地域の防災意識は高かったと思うのだがたった一人の不注意が数百人の生活の場を残酷にも奪ってしまった。
完全な復興までどれほどの時間を要するのだろうか。
本当に悔やんでも悔やみきれない。
これを機会に徹底した防火対策が望まれる。
強風を前提に、木造密集住宅を前提に、・・・ただ対策コストも重要だ。
そうすれば類似地域にも十分参考になるだろう。

東京五輪開催費用のツケ回しに思う

2016年12月23日 | 日記
東京五輪の開催に関して東京都外の競技会場分の費用負担が大きな騒ぎになっている。
千葉県、埼玉県ほか6道県は仮設施設の整備は組織委が負担するようあらためて要望書を提出することを決めたがどうしてこんな騒動になってしまったのだろうか。
たしかに周辺自治体は寝耳に水、いきなりツケを回されたのではたまらない。
組織委が立候補時のルールを粛々と踏襲していれば全く問題は起こらなかった。
東京都が動き出す前に組織委がキチンと全貌を概算把握し東京都を含め周辺自治体との調整を行うべきなのだがそこまでの意識と実力が伴わなかった。
あるいはこれからやる予定だったのかもしれないが開催地問題がずれ込み作業が追い付かなかったのだろうか?
いずれにせよ周辺自治体には費用の負担義務が発生することはないだろう。
それにしても東京五輪は国立競技場の設計やらエンブレムの意匠盗用疑惑に始まって何かとご難続きだねぇ。
とにかくアスリート・ファースト、雑念の元となる騒動が早くなくなればいいのだが・・・。

首相の頻繁な対ロ交渉に思う

2016年12月22日 | 日記
首相が来春早期に訪ロし両国の関係改善を加速していくとのことだ。
つい先週2日間に亘ってプーチン大統領とヒザを突き合わせて会談を行ったばかりだというのに随分忙しいことだ。
これほど頻繁に交渉を重ねるということは物凄い成果を生み出すか、全く成果を生まないか、そのどちらかだろう。(笑)
残念ながら先週2日間の会談結果は身内からもあまり大きな評価は得られなかった。
一つ気になったのは首相がプーチン大統領(あるいはロシア)との間で北方領土の返還や主権に関して見解の相違があったと回顧していたことだ。
領土交渉の基本的な事柄について外交事務方は何も詰めていなかったのだろうか。
首相のあの発言にも本当に失望してしまった。
あれでは56年の日ソ共同宣言より後退してしまったと言われても仕方がない。
さて問題は今後平和条約交渉をどうスピーディに進めていくか、だ。
もし共同経済活動の具体化がモタモタし平和条約交渉がとん挫するようなことがあれば首相の求心力にも影響してこよう。
首相にとっては政治生命をかけた2017年になるのかもしれない。


読売巨人軍の大型補強に思う

2016年12月21日 | 日記
読売巨人軍のまたしてもの大型補強にウンザリしている。
いくら「優勝が宿命のチーム」とはいえフリーエージェント権を行使した選手両リーグ計5名の内3名を獲った となればどう考えてもやり過ぎだろう。
しかも今回は数年前に鳴り物入りで入団した大田選手を放出することになったのだがもし彼が思ったほどの活躍ができなかったというのならその責任は育成できなかった球団側にも少なからずあるハズだ・・・。
それに日本ハムから迎えることになった陽選手に5年間15億円の好条件には驚いた。
いかにも金満チームならでは、なのだがチームワークの維持は大丈夫なのかを心配してしまう。(笑)
広島カープの菊池選手の例だが今シーズンあれだけの見せ場を作ってリーグ優勝に貢献してようやく年俸1億円を超えた。
来年度の年俸は1億4500万円と言われるが同チームの日本人野手では最高額だそうだ。
読売巨人軍が「球界の盟主」を標榜するのであれば単に「優勝」のみを追い求めるのではなく他チームとの融和も考えてほしいと思うのである。
今回の大型補強を「紳士」を自認する多くの巨人ファンはどう見ているのだろうか。