グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

自然災害の急増に思う

2018年09月30日 | 日記
今年は台風や地震災害が多いと思っていたが今度はまた台風が本土を襲うかもしれないということだ。
関西地方は早々に空港閉鎖や列車の運行を見合わせるという。
市民生活が乱されるのも困るが台風や地震がもたらす水害や土砂崩れなどは生命の危険や被害が長引くことが多いため更なる対応が急務である。
とはいえ全て国土強靭化に即座に頼るのはコストや工数などの観点で現実的ではない。
住民自身の防災自衛化がさらに重視されてよい。
古来人類は河川の畔に住居を求めてきた。
これは水資源の確保や水運の利活用などが背景にあったと思われるがこれは河川の氾濫という危険と表裏一体である。
各自治体が準備しているハザードマップの見方を熟知すべきだろう。
ただハザードマップも万能ではないし過信も禁物である。
土砂災害については当然ながら傾斜地直下の立地は要注意だ。
それなりの防御壁がなければ早めに避難するより手はない。
埋立て地の液状化対策はなかなか難しい問題だ。
開発規制にまで遡及させねばならないのかもしれない。
自然災害対策にカネが掛るのも止むを得ないか、・・・。


日米間の物品貿易協定(TAG)に思う

2018年09月28日 | 日記
日米間の貿易戦争は取り合えず物品貿易協定の交渉開始で合意したとのことだ。
これも結局は2国間協定なのだから今のところ日本が押し切られたように映るが実際に物品ごとの関税税率が決まるのは年明けなのだから勝負はこれからである。
米欧間や米中間はすでに税率が物品ごとに決められ既に交戦中だが日米間はいくらか猶予期間が生まれている。
これがシンゾー・ドナルド間の人間関係によるものかどうかよく分からないが予断は許されない。
ひとまず日米間の決着は年明けということだから米国の中間選挙には反映されない。
ただトランプ大統領は「それでいい」と判断したということだ。
我が国の自動車産業関係者や酪農農家は当分の間落ち着かない日々を送ることになるのだろう。
そうそう、その昔「国際環境はバイラテラル(2国間交渉)からマルチラテラル(多国間交渉)の時代へ」と教えられたものだがいつの間にか逆行してしまったような気がする。
果たして人類は進歩しているのだろうか。

じわり進む習(中国)包囲網

2018年09月26日 | 日記
先日行われたモルディブの総選挙で政権交代が決まったがこれで中国が進める一帯一路政策からの離脱が決定的となった。
マレーシアに続き今度はモルディブが中国の主要政策に「NO」を突き付けることになったが習近平体制には相当の痛打になるのではないか。
経済問題でいえば米国トランプ大統領が貿易収支の均衡化を強要しているがその要求を飲めば中国の国内産業が被る打撃は計り知れない。
残念ながら今のところ合意点は見当たらないようだ。
例の南シナ海の軍事基地化について一時は容認姿勢を見せていたフィリピンのドゥトルテ大統領が国内世論に押され国際司法機関の裁定を重視する姿勢に転じた。
これでまたベトナムなど周辺国も勢いづくのかもしれない。
全く国際環境は分からないものだ。
これではせっかく終身制を勝ち取った習主席も安閑としておれないだろう。
「好事魔多し」、何が起きるか分からないのがこの世である。






「新潮45」の休刊に思う

2018年09月26日 | 日記
新潮社社長の個人的見解の公表は当該誌の休刊という結果に落ち着いたようである。
直近号の広告を見たときにふと違和感を感じたものだが当然同誌の編集部も何かは感じていただろう。
しかし結局は「売らなければ」という気持ちが判断を狂わわせてしまったのではないかと同情する。
今後は「いつ何をもって復刊を決断するか」ということが焦点になろうがこれがなかなか難しい。
ただ今回のアクシデントがもしかしたら再生のいい機会になるかもしれない。
是非ともそんなつもりで出直しを図ってもらいたいものだ。
それにしても騒動の原因となった論文執筆者である国会議員はその後沈黙したままである。
所属政党である自民党幹部の歯切れもよくない。
こんな騒動は「お構いなし」ということだろうか。


中秋の名月に思う

2018年09月25日 | 日記
昨日が中秋の名月とか、結構雲が出ていたが雲の合間の満月も変化があってなかなかいいものだ。
ところで月といえば最近の話題は月旅行である。
米国のベンチャーが企画している月旅行ツアーに日本のベンチャービジネス成功者が乗っかった。
旅行日は2,3年先のようだが夢があるねぇ・・・。
1つのロケットに100人程度搭乗可能ということだから団体旅行なのだが快適性はどうなのだろう。
参加者同士自由に談笑できるのだろうか。
飲食は無論可能なのだろうが地元特産や名物料理などは期待できない。(笑)
それよりも参加前のトレーニングはどの程度のものになるのだろうか。
それはそうとして人類が月面に降り立って半世紀になるがあれ以来進展があったなどとんと聞いたことがない。
いろんな事情があったにせよこの永きブランクは全く理解できない。
果たしてあの月面着陸は真実だったのか、という気さえしてくる。
もっとも周回旅行などは安全なのだろうが・・・。



総裁選、戦い済んで・・・

2018年09月24日 | 日記
先日自民党の総裁選が行われ戦前の予想通り首相の勝利に終わったのだが何故か落ち着かない、モヤモヤした状況が続いている。
首相の圧勝なのか、それとも挑戦者の善戦なのか・・・。(笑)
カレーライス事件も面白可笑しく喧伝されている。
首相側の出陣式で供されたカレーライスの食数に首相の得票数が届かなかったということだがいまどき「一致団結箱弁当」を想定すること自体古過ぎる。
以前にもこのブログで記したことがあるが国会議員は派閥の一員である前に一国一城の主なのだ。
いくら派閥のお世話になっていようが投票行動まで縛られることはないと思う。
当該議員も機会があれば公表していいのではないか。
それを非難すれば当節流行りのパワハラということになろうし、居心地が悪ければ派閥の離脱もいいだろう。
最悪公認権を失っても立っていけるのが真の選良というものだ。
そうそう、冒頭の圧勝か、善戦か、についてだがこれについては議員票ではなく党員票の開票結果を重視すべきだろう。
議員の投票行動より党員の投票行動の方がより自由度が高いはずだから、ね。
戦い済んで一件落着、とはなかなか行かないように思うが・・・。

アパレル大手のリストラ計画に思う

2018年09月22日 | 日記
アパレル大手の三陽商会が昨日250名のリストラ計画を実施すると発表した。
残念ながらこれで13年から数え3度目の人員削減計画となる。
さすがにリストラ計画もこれだけ繰り返されると企業の体力は相当削がれているのではないかと気になる。
ブランド・ライセンスの危うさを今さら強調しても仕方がない。
要はこれからどんな企業経営をどんなフォーメーションで臨むかということだ。
同業他社も当節ネットビジネスへの傾斜を考えているようだがアパレル業界であればここはやはり商品計画を中核に据えるべきではないかと思う。
どんな商品をどんな顧客にいくら位で売っていくのかを決めるのがまずはアパレル業の本質でなかろうか。
売り方も無論重要なファクターだがアパレル業の使命を忘れてはならないと思う。
たまたま今朝の新聞で高島屋日本橋店の新館や三越日本橋本店の改装のニュースがあった。
アパレルのリストラ計画とデパートのリニューアル、・・・どこかで繋がっているようだ。

文科次官の2代連続引責辞任に思う

2018年09月21日 | 日記
文科次官が一連の贈収賄事件の責任を取って辞任した。
これで2代続けて文科次官が職責を全う出来ずに辞任ということだ。
2代続けて、といっても辞任理由は前任者は不正天下りの見逃しであり現次官については部下の贈収賄事件であって状況は異なる。
ただ今回は次官本人も不適切な接待を受けていたというからより質が悪い。
文科省は同じ官庁の中でも財務省、経産省、外務省などよりクラスが低いと言われるがだからといって不正があっていいというものではない。
本当に再発防止に向けて出直せるのか、・・・国民が見守っていくより道はなさそうだ。
それはそうとして次官の上に立つ文科相は先日勤務時間内、公用車でのヨガ教室通いが露見し謝罪に追い込まれた。
2代も続くようではこちらも完全にアウトだろう。
近く予定される内閣改造まで何とか逃げ切った感じだが総裁選のその翌日に次官引責辞任発表というのも何処かで政治的判断が働いたのではないか。
現政権、現内閣の失点だからねぇ・・・。


相次ぐ交番襲撃事件の背景は・・・

2018年09月20日 | 日記
このところ交番襲撃事件が相次いでいる。
普段はおとなしい若者が突如交番に押しかけ警官を刺殺したり逆に警官の拳銃を奪って相手を射殺するなど本当に異常な光景である。
相次ぐこれらの事件は一体何を物語っているのだろうか。
世の中に不満を持つ若者たちがやりきれない鬱憤をこんなことで晴らすしかないとしたら・・・、ウーン、全く唖然としてしまう。
恐らくこのような状況を放置しておけばますます蔓延るのではないか。
そうそう、先日は自殺願望の若者が刃物を持って交番を訪れ警官を脅しつつ自ら撃たれることを望んでいたケースもあったようだ。
これらの事象の根源の多くは国民の間に広がる格差問題に帰結するのではないか。
政治はもっと世の中で起きていることに敏感であってかつ果断に対応すべきだ。
今回の場合はただ場当たり的に交番のセキュリティ体制を高めればいいというものではない。
本質は別のところにあるようである。

JTBの「遠隔旅行」商品化計画に思う

2018年09月19日 | 日記
JTBが19年度中にも「遠隔旅行」の商品化を実践するようである。
実際に彼の地に行かなくともインターネットを使ってあたかも旅行先を訪れたような疑似体験の商品化とは興味深い。
旅行会社自身がこのような疑似体験ツアーを企画するなど何やらカニバリゼーション(共食い)の匂いがしないでもないがそこまで技術進歩が進んでいる証といってもいい、かな?
VRやセンサーを駆使して様々な疑似体験が可能になりそうだ。
ただ飲食だけは無理だろうなぁ。(笑)
立体的な御馳走を目の前に映し出すことはできるが本当に飲食することは流石に不可能だろう。
もしそんなことが可能ということになればこれは絶対にノーベル賞の二乗モノだ。(笑)
私などは「世界街歩き」など従来の旅行番組だけで充分満足しているがこれにインタラクティブ性が付加されるだけで楽しみがどう変化するのかドキドキする。
いつの日か、どんな景色が本物でどの景色が作り物なのか、判別がつかなくなるのかもしれない。
季節も乗り物も自由自在にコントロールできる。
夢は際限なく広がるねぇ・・・。