グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

ロンドンオリンピックたけなわに思う

2012年07月31日 | 日記
連日ロンドンオリンピック関連の話題がマスメディアを賑わせている。
年々フィーバー度が高まっていると感じるのは気のせいか・・・。
先日オリンピック3連覇を逃した水泳の北島選手が競技後「残念だし申し訳ない」とのコメントを残していたが何、謝ることはないだろう。
「全力を尽くしたが届かなかった」で十分だ、2連覇だけでも凄い偉業なのだから。
オリンピックでいつまでも脳裏から離れないのは東京だったか、メキシコだったか定かではないが当時のマラソン円谷選手の悲劇である。
国民からの期待に押しつぶされ自ら命を絶ってしまった。
「幸吉はもう走れません。今まで育てていただき有難うございました。○○は美味しゅうございました。」などと綴られた両親宛ての遺書を思い出すのは本当に辛い。
日本代表選手は日の丸を忘れて伸び伸びとプレーすればよいと思う。

JAL再上場の動きに思う

2012年07月30日 | 日記
極度の経営悪化から公的資金の導入して経営再建中のJALが業績急回復、早くも株式再上場の動きがあるという。
かってのナショナル・フラッグ・キャリアだから対面上一定の体裁を整えるのも重要だがあまりに早すぎないかという気がしてならない。
果たして同社は1兆円とも言われる導入公的資金のうちいかほどを返済したのだろうか。
営業利益2000億円を計上したというがそれでも法人税は当分免除というのも理解に苦しむ。
公的資金は基本的には全額返済するべきものだろう。
法人税だって利益を出せば当該期に納税すべきだ。
経営の自由度を取り戻せる株式上場はキチンと民間企業の義務が果たせるようになってからでも遅くない。
今のままでは同業他社との不公平感が払拭しきれないと思うのである。

北信州に憩う

2012年07月29日 | 日記
先週猛暑の我が家を脱出し信州の白馬、安曇野地方でしばらく滞在した。
同じ信州でも軽井沢や蓼科ほど涼しくはないが北アルプスの山々はなかなかの景観である。
最近は中腹までリフトやロープウェイで登れるため比較的容易に高山気分を味わうことができる。
年配者のストックを手にトレッキングを楽しむ姿にも随分元気をもらった。
白馬といえば八方尾根や栂池高原が定番のスポットだが意外に印象に残ったのが姫川源流自然探勝園だ。
村はずれの国道から15分ほど歩いたところに姫川の源流となる湧水がある。
今は丁度清流の中にバイカモの可憐な白い花がそよいでいる。
ここは入場料も不要だし観光客もほとんどいない。
ゆっくり癒しを求めるとしたら一番のお勧めである。
そっとしておいて欲しいような気もする。

今日の1枚
姫川源流自然探勝園の静寂

富士通の半導体主力工場売却話に思う

2012年07月28日 | 日記
富士通が半導体生産工場である三重工場を台湾企業への売却する意向のようだ。
もともとわが国はモノづくりを得意とし半導体についてもかっては世界に君臨していたハズだが今は見る影もない。
まさに諸行無常、栄枯盛衰は世の倣いである。
今後日本企業は数社が統合し設計開発に特化した形で再生を図るがこれとていささかの不安がないわけではない。
是非とも統合新会社は一致団結しユーザー企業、生産委託企業との連携し背水の陣を敷いて欲しいものだ。
それにしても日本企業はいま生産受託企業としても生き残れていない。
あらためて凋落の原因をレビューしてみる必要があるのではないかと思う。
開発生産一貫工程の道筋だってあるのではないか。
「身売り工場を買い戻すくらいの志、気概を持て」とさえ思うのである。

女性平均寿命の世界一転落に思う

2012年07月27日 | 日記
厚労省調査によると日本人女性の平均寿命が85.9歳となり27年振りに世界一の座から転落、香港にその地位を譲ったとのことだ。
日本人女性の平均寿命が0.4歳短くなった原因として東北大震災・津波被害関連が挙げられるがそのほかに20代の自殺増加があることは本当に残念だ。
自殺などは自ら寿命を短縮させるものだから何が何でも根絶させなければならない。
それにしても香港が世界一とはちょっと意外である。
香港といえば庶民の生活はそんなに近代的な印象はなかったのだが「男性・女性とも世界一」とは考え方も変えなければいけないようだ。
ただこれからは平均寿命以外に周囲からの介護なく生活できる、いわゆる健康寿命も注目していかなくてならないだろう。
ちなみにわが国の健康寿命は男性70.4歳、女性73.6歳である。
健康でなければ生きる楽しみは相当制限されると思う。

大津市中学生自殺問題のその後に思う

2012年07月23日 | 日記
校内のいじめが原因で生徒が自殺したとの疑いが濃くなっている中学校が大変なことになっているようだ。
学校の不誠実な対応に関する批判の電話が殺到、学校側は止む無く関係者だけが使える電話を臨時に設置し(それでも電話番号は週単位で変更しているが)従来の回線は留守電状態に変更しているようだ。
たしかに学校や市教委の事実関係隠蔽や責任回避姿勢は伝えられている報道内容が正しいとすればとても看過できない。
然るべき結論は警察の立入り調査結果や法廷が遠からず明らかにするに違いない。
それにしても今も続いている批判電話の殺到は首相官邸前の原発再稼動反対デモと根っ子は同じだ。
市民はいつの間にか社会の情報を能動的に収集し意に染まぬ行いには敢然と声をあげるようになってきた。
権力者はここのところをよくよく考えなければいけない時代になった。

首相の「ぼやき」に思う(その2)

2012年07月22日 | 日記
このところ鳩山元首相の反執行部的行動がエスカレートしている。
消費増税関連で党員資格停止処分を受けているはずだが謹慎どころか例の原発再稼動反対デモに参加しその勢いで首相官邸に乗り込んだとのことだ。
この行動には元首相の側近もさすがに押し留めたようだがそれを振りきって参加したとはよくよくのことだ。
これには最近ぼやきまくりの現首相もガッカリだろう、今晩もまたどこかでぼやいているのかもしれない。
民主党のオーナーを自認する元首相と難題山積の真っ只中にある現首相との今の関係は泥仕合を演じる離婚劇渦中の夫婦を連想させる。
ゴシップ好きの傍観者にとっては面白いかもしれないが当事者双方にとっては所詮減点でしかない。
どの道もう一緒には歩めないだろう。
双方とも新しい道を模索すべきだ。



首相の「ぼやき」に思う

2012年07月21日 | 日記
一昨日だったか松下政経塾の同窓会で首相が「(国会で)ボコボコにされている」とぼやいたようだ。
たしかに野党はよくよく準備した(嫌味な?)質問をぶつけており首相にとっては結構辛い苦しい答弁が増えている。
もっともその根っ子には民主党が長らくマニフェストの見直しを怠ってきたことにあるのだからある意味で止むを得ないかもしれない。
さらにここへ来て一連の離党騒動や早期解散圧力が加わる。
この状況は恐らく今会期中続くであろう。
ついつい同情してしまうが首相は自らの信じるところをただ前に進むしかないと思う。
それにしてもこの同期会のメンバーには論戦相手である自民党の逢沢議員なども含まれている。
その中で真情を吐露するなどはなかなか想像しにくいが党派の壁より同窓の方が気が許せるということだろうか。
政治の世界は分からないことが多いねぇ。(笑)

企業の順法意識を疑う

2012年07月20日 | 日記
関越自動車道でのバス事故以来国交省は高速バス事業者の特別監査を行ってきたがなんと監査対象300社弱のうち100社超が撤退を申し出ているとのことだ。
業界各社が厳しい条件の下で事業を展開してきた証だがそれにしても全体の8割超が乗務時間の基準や日雇い運転手の従事などで法令違反を犯していたとは驚くべきことだ。
そもそも基準が厳しすぎるのか、企業間競争上止むに止まれぬことだったのか、理由は色々あろうが8割超が法令違反とはひどすぎる。
ただ役所はルールを定めている限り厳正に運用しなくてはならないだろう。
そうでなければ業者間で不公平が生じるからだ。
よく罰則のない法律があると聞くがあれは全く理解できない。
罰則がなければ法律は機能しないではないか。
たとえ取締り方の人的パワーに制約があったとしても罰則ルールの存在によって法律違反を抑止することが可能だ。
行政当局には常に法律の適切・厳正な運用(とその見直し)を望みたい。

インターネットの功罪を考える

2012年07月19日 | 日記
インターネットはその爆発的普及により社会のなかで様々な影響を持つようになった。
プラス面は何といっても誰もが自分の欲しい情報を容易にかつリアルタイムで手に入れられるようになったことだ。
しかし世の中、いいことばかりではない。
マイナス面は何といってもプライバシー侵害と風評被害だろう。
「いじめ」との因果関係が焦点になっている例の大津・中学生自殺問題では事件とは全く関係のない人たちが「当事者の親」などとして実名や職場の連絡先などがネット掲示板に書き込まれ、いたずら電話等の被害に遭っている。
事件に何の関係もない人々を巻き込むなどまさに悪意のある仕業であり犯罪である。
ただこの種の犯罪はインターネット・プロバイダーの協力さえ得られれば加害者の特定は可能だと思う。
警視庁・警察各本部の摘発能力を高め、さらには犯罪防止につながる損害賠償ルールを早く定着させたいものだ。