グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

新国立競技場の建設費用負担問題に思う(その2)

2015年06月30日 | 日記

昨日東京五輪の関係機関トップが集まる調整会議が開催されその中で新国立競技場の建設方針と建設費総額が報告されたが肝心の費用負担問題については事前に調整された形跡もなくその場で審議された様子もなかった。

費用問題をウヤムヤにしたまま設計デザインや工期だけがオーソライズされるなど民間会社では凡そ考えられないのだが今日の会議はオーソライズの場ではなく単なる説明だけの場だったのだろうか。

「費用問題はこれから詰めていく」というのなら設計デザインもセットで詰めていかないと後でやり直しコストが発生する恐れがある。

波乱含み、不安だらけの建設プランだが時間だけは容赦なく経過していく。

現状ですらもう工期遅れというのに競技場建設計画の旗振り役は文科相から新設の五輪相に交代となった。

調整しない調整会議・・・、五輪相の調整力は大丈夫だろうか。

 


酒酔い自転車乗りの自動車運転免停に思う

2015年06月29日 | 日記

先日酒酔い自転車乗りを繰り返した運転者に対し自動車運転免許停止180日の処分が下されたようだ。

自転車運転の不始末で自動車運転の免許停止とは当の本人は「納得できない」と思うかもしれないがこれはやむを得ないだろう。

いつの間にか酒酔い自転車運転の罰則も厳しくなっている。

悪質自転車運転者の行為でバイク運転者の方が死亡した事故も起きている。

「自転車運転に免許はないから何をやっても処罰はない」と考えるのはもう古いのだ。

そのうちに酒酔い歩行も罰則ルールが施行されるかもしれない?(笑)


自民若手勉強会の暴走に思う

2015年06月28日 | 日記

自民党の若手勉強会がとんだ暴走だ。

勉強会出席メンバーから出た「マスコミを懲らしめよ」発言は首相がいくら諌めようが首相自身の本心でもあるだけに処分も甘い。(笑)

勉強会代表者の青年局長更迭・1年間の役職停止、問題発言者3人は厳重注意だけで幕引きのようだが党のダメージは思いのほか大きいのではないか。

安保関連法制の審議についてはまだ出口すら見えていないというのに自民党の中には驕りや気の弛みが巣食っているようだ。

内輪の会議といえども今や「オフレコ」など全く通用しないと思った方がいい。

「犯人捜し」などはイメージを悪くするだけだ。

やはり「素」を良くしていかなければ・・・。

それにしても「マスコミを懲らしめよう」発言が自らを懲らしめることになってしまった。

皮肉なものだ。

 


北本市の給食費滞納家庭への厳正対応に思う

2015年06月27日 | 日記

北本市の公立中学校が給食費を3か月以上滞納している家庭の生徒に給食提供を停止することを決めた。

このニュースを聞いた瞬間思わず貧困家庭のために給食提供停止となる生徒に同情してしまったがどうも実態は正しくないらしい。

各中学校が本方針を当該家庭に通告したところ大半の家庭は月4500円の給食費支払いに応じたという。

何と不払いの理由は貧富の格差だけではなかった。

「払わなければそれで何とかなる」という身勝手な論理も多分にあったようだ。

日本人はいつからこんなモラルや品性を欠く人種に成り下がってしまったのだろうか。

こんな措置で簡単に効果が見込めるのであれば給食費以外でもあらゆる面で厳正対応が求められよう。

本当に残念なことだが厳正対応はそれなりの意義がある。

話は飛躍するが義務教育期間中の子育てコストの公費負担は無理なことだろうかと思うことがある。

予算の問題はあるだろうが児童・生徒の医療費の全額公費となる自治体もあると聞く。

掛け声だけで少子化問題は解決しない。

もう国政の出番だと思うが如何だろう?

 

 

 


東芝の不適正会計処理に思う

2015年06月25日 | 日記

東芝の不適正会計処理問題が本日の株主総会を全く意味のないものにした。

現在第三者委員が詳細な調査を行っており決算発表はそれ以降になるという。

これで配当はゼロ、株価は問題発覚時に比べ15%安では株主は堪ったものではない。

報道等によれば不適切会計はインフラ関連事業のみならずテレビやパソコン、半導体などでも行われている可能性があるようだ。

残念ながら企業全体の倫理感がマヒしてしまっているかもしれない。

本来なら社内各部からもっと声が上がっていいはずなのに・・・、上層部には何も言えないということだろうか。

全てはあらためて開かれる臨時総会に委ねられる。

本日暫定的な留任となった取締役16人は何人が生き残るのだろうか。

そして誰がその差配を行うのだろうか。

日立はOBの再登板で奇跡の復活を果たした。

東芝の場合は?

 

 

 


野党第一党の体たらくに思う

2015年06月24日 | 日記

民主党の幹事長が政府の国会会期の95日間延長を非難していたがそれを聞いて正直ガッカリしてしまった。

会期延長がない方が安保法案廃案に追い込みやすいということか、それとも政府のやることなすことすべて反対ということか・・・。

どうして会期延長をチャンスとして受け止めないのか。

対案を持って国民に分かるようキチンと論戦したらいいと思うのだが会期延長を非難するだけでは何も生まれてこない。

多くの国民はこんな政党に政権を委ねようとは思わないだろう。

党員サポータ獲得化活動を展開しているようだがその前にもっとやるべきことがあるのではないかと思うのである。

 


国会会期の95日延長に思う

2015年06月23日 | 日記

国会が(この24日までだった)会期を何と95日延長を決めた。

95日の延長など今まで聞いたことがない。

筆者なかねがね「国会に会期は必要ない。国民のため365日働くべき。」との考えなのだがそれにしてもこれほどの期間延長には驚いた。

背景は言うまでもなく安保関連法案の強行採決回避と成立必達だろう。

米国議会で「夏までに成立させる」と約束した首相に都って9月下旬までの会期延長は相当な譲歩だが昨今の審議情勢からしてやむを得ない。

野党にとっては存在感をアピールするいいチャンスだ。

場合によっては期間延長でも決着がつかないこともあるかもしれない。

それほど大きな転換点なのである。

「憲法改正が先だ」という意見が全国津々浦々に沸き起こる可能性もある。


JALの株主総会に思う

2015年06月21日 | 日記

先週あたりからいよいよ株主総会のシーズンに入った。

今までの開催された総会で一番印象に残ったのはJALの総会だ。

総会直前に客室乗務員が妊娠により休職を余儀なくされたとして東京地裁に提訴していた案件があったので気になっっていたが案の上出席株主(女性)の一人から誠実な対応を求める声が挙がったようだ。

企業側は「(客室乗務員が妊娠した場合地上勤務でのポストを案内するが)ポストがない場合は休職扱いになることは法に則ったもの」と回答したが株主側は納得せず他の出席株主も加勢し一時紛糾した模様だ。

昨年度の同社は好決算だっただけに従業員や株主の要求は企業側の「法に則ったもの」という形式的な説明だけでは収まらなかった。

「法はオール・マイティではない」ということをつくづく感じさせられた。

と同時に「ノブレス・オブリージュ」というヨーロッパの格言を連想した。

持てる者は義務と責任を果たさねばならない、…か。

 

 

 


安保関連法案の合違憲論議に思う

2015年06月20日 | 日記

政府が提示した安保関連法案の合違憲論議が喧しい。

かってこれほど多くの憲法学者が意思表示を行ったケースがあったのだろうか。

それにしてもあれほど違憲意見が多いとなると政府の旗色は悪い。

官房長官は「数の問題ではない」と抗弁していたがこれには違和感を抱かざるを得ない。

というのも「数は力なり」というのが政治の世界の常識でありまさに数を背景に安保法案の強行を推し進めている側面があるからだ。

「数」の重みをもう少し尊重しせめて「多くの専門家にはまだ十分理解いただけていないがかくかくしかじかの理由で合憲を確信している」くらいに留めてほしかった。

他方で「法解釈は学界ではなく司法の場に委ねるべき」との反論もある。

もし司法の場で違憲との判断が示されたらその場合はどうするのだろうかと思ってしまう。(笑)

国会の会期延長が検討されているが果たしてどう展開していくのだろう。

「維新の会」が時の氏神になる? ・・・?

 


トヨタ女性役員の麻薬密輸疑惑に思う

2015年06月19日 | 日記

トヨタ自動車の女性役員に麻薬密輸疑惑が浮上している。

当の本人は「麻薬を輸入したとは思っていません」と容疑は否認しているようだが郵送物がカムフラージュされているとしたら犯罪性は相当高いのではないか。

対象となっている物は鎮痛剤として用いられることもあるというが本人にそのような症状はないというから尚更疑わしい。

それにしても当人はGMのVPを歴任しているなど長く高収入を食んでいたのだろうから麻薬に関わるリスクを冒すなど考えにくいがこの事実は一体どうことなのだろう。

自家消費であって正当な理由があれば医師の処方で入手することも可能だったが敢えてアブナイ道を選んだとしたら何か公に出来ない事由が存在したのかもしれない。

トヨタは一つ困り事を抱え込んでしまった。

とかく「身体検査」は難しいものだねぇ。