グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

シリア情勢の緊迫化に思う(その2)

2013年08月31日 | 日記
英国議会がシリアに対する軍事介入について僅差で反対を決議した。
なんと与党議員数十名までも反対票を投じたのだ。
ポイントはやはり政府軍の化学兵器使用に関する証拠が不十分だったことに尽きる。
これでイラクの時のような米英共同歩調は困難になった。
盟友英国が離反することになった米国は「国益に基づき行動する」として表向き強気の姿勢を崩していないが内心穏やかではないだろう。
一昨日の繰り返しになるが米国にとっても軍事介入を正当化するために明確な立証が不可欠だと思う。
化学兵器の使用に対し手をこまねいているヒマはないかもしれないが、かといって安易な決め打ちは禁物だ。
米国の情報収集力をもってすればさほど時間を要することではないと思うがどうだろう。
もし仮に反政府勢力が仕組んでいるとしたらこれは大変なことになる・・・。

ネスレの「インスタントコーヒー」呼称変更に思う

2013年08月30日 | 日記
ネスレ日本が同社の主力商品である粉末コーヒーの商品名呼称「インスタントコーヒー」を止めるとのことだ。
インスタントとは「すぐにできる」という意味でまさにこの商品にピッタリなのだが便利さの反面「そこそこの品質」というイメージが全くないとは言えない。
恐らくそこが業界のパイオニアであるネスレにとって我慢が出来なかったのだろう(笑)。
それにしても新呼称「レギュラーソリュブルコーヒー」とは一体どういう意味?という感じである。
ただマーケティングの達人として知られるネスレのことだ、遠からず市場にこの名称を定着させるだろう。
ついでに私も呼称案を考えてみた。
私の案は「Ready to serve( NESCAFE)」だ。
「すぐに提供できる、準備ができている」という意味で便利さと高級感を両方を狙った。
serveからイケメンのギャルソンやちょっと気になっているウェイトレスを連想してもいい(笑)。
それにしても「インスタントコーヒー」には昔からよくお世話になった。
コーヒーのない生活など考えられない。




シリア情勢の緊迫化に思う

2013年08月28日 | 日記
シリア情勢が緊迫化している。
アサド政権側が化学兵器を使用したという疑いで米国が軍事介入する準備をしているとのことだ。
ふと思い出したのがかってのイラク・フセイン政権への軍事介入だ。
あの時もたしか化学兵器の使用が介入の理由だったと記憶しているが結局その存在は確認されないままに終わった。
今回はアサド政権内部の通信傍受で(化学兵器の使用を)断定したとのことだが果たしてそれだけで十分だろうか。
長引く内戦の中では何が起きるか全くわからない。
もしかしたら反政府側が国際世論を引き付けるため何らかの偽装を行ったということも考えられる。
要は軍事行動を起こす前に化学兵器の使われ方と使い手をキチンと確認すべきだ。
それにもし軍事行動を起こすにしても誤爆などの失態は万が一にも起こしてはならないと思う。
果たして「世界の警察・米国」は信用に足るか?

いやぁ、今年の夏は暑かった

2013年08月27日 | 日記
いやぁ、今年の夏は暑かった。
各地で40℃以上が続出、日本全土がうだるようだった。
四国の四万十などは41度を記録した証の「41円かき氷」とかで一躍 Hottest Pointをアピール、「熱いぜ、熊谷」のお株を奪った格好だ。
ところが、ところが、今朝の全国的な涼しさにはどうだ。
人間とは勝手なもので暑ければ寒さが恋しくなるし寒ければ暑さが恋しくなる。
これだけ涼しいだけでもうあの暑さを懐かしく思うのだ。
そんな思いを知ってか知らずか、季節はあっという間に通り過ぎていくだろう。
一日の寒暖の差が大きければ大きいほど紅葉は鮮やかだという。
もしかしたら夏秋間の気温差が大きければやはり紅葉は見事かもしれない。
もはや関心は紅葉狩りか?!

消費増税に関する有識者ヒアリング開始に思う

2013年08月26日 | 日記
政府がこの秋予定している消費増税意思決定に関し判断材料を得るべく有識者ヒアリングを開始した。
初日に招集されたメンバーはたまたま増税推進派が多かったようだが果たしてトータルでみたらどんな感じになるだろう?
ちなみに先日某メディアが行った世論調査によれば結果は
①予定通り来春に3%引上げ         22%
②消費増税に反対              29%
③取り敢えず来週の増税は延期        22%
④予定通り来春増税するが引上げ幅は1%   22%
だそうだ。
②の「消費増税に反対」は今となってはさすがに現実味はなさそうだが残りの①③④はほぼ横並びの支持を受けている。
情勢は全く予断を許さないと言っていいだろう。
それにしても過日発表された4-6月期 GDP成長率2.6%(年率換算)は微妙でかつ罪作りだ。
もう少し上か下に振れていれば意思決定はもっと楽だったのに(笑)。

ジャズコンサートを楽しむ

2013年08月25日 | 日記
きのう近くのコミュニティセンターで大学同好会によるジャズコンサートが開催されたので立ち寄ってみた。
近隣2大学の混成メンバー男女8人による演奏だったがなかなか楽しかった。
なんといってもメンバーが楽しんで演奏していたのが会場に伝わってくるのがいい。
2大学の混成メンバーなのだが呼吸は合っている、一体いつ合同練習をしているのだろうと思う。
選曲はおなじみの「Take Five 」や「枯葉」などに加え日本童謡の「赤とんぼ」があったがこれが秀逸だった。
童謡がアレンジ次第であんな素晴らしいジャズナンバーに変身するなどはまさに新発見だった。
演奏メンバーは専攻も学年もまちまち、中には看護学科1年生もいたが将来音楽とどう付き合っていくのだろう。
まさか卒業したら「おさらば」なんてことはないでしょうね。
どんな形でもいいから仕事に、私生活に生かして欲しいと思う。
音楽はそれだけのパワーを持っているのだから。




ベストセラー小説「海賊とよばれた男」に思う

2013年08月24日 | 日記
今年の本屋大賞第1位に選ばれた小説「海賊とよばれた男」を読んだ。
本書は出光興産の創業者をモデルにしたドキュメント小説なのだが欧米メジャーになびく石油業界にあって唯一民族系を貫いた企業家の人生は痛快そのものだ。
小説には多くの実名も登場するが小説全体の中でどこまでが事実でどこからが脚色なのだろうか、著者に聞いてみたい気がする。
石油業界といえばあのオイルショックの最中に業界内文書で「千載一遇のチャンス」という言葉が踊って発覚後当時の石連会長が引責辞任したことがあった。
業界の異端児・出光興産がもし業界で相応の立場にあればこんな不祥事はなかったろうと思ってしまうがどうだろう。
またブラック企業の跋扈が喧伝される今「馘首なし、タイムカードなし、定年なし」の企業があったことなどを知ると本当に清々しい。
「よき企業市民たれ」という言葉をあらためて噛み締めたい。

新手のPB商品に思う

2013年08月23日 | 日記
先日近くのショッピングセンターに出かけたら見慣れない光景に出合った。
このショッピングセンターはダイエーが核店舗なのだが家電部門については某量販店にフロア貸しし任せている。
家電商品は食料品や日用品とは販売方法が違うのでこれはよくある例だ。
ところが、なんとダイエーの日用品売り場にも冷蔵庫や洗濯機、エアコン、掃除機などが展示されているではないか。
決して広くはないがそこにはシンプルなデザインの白物家電が並んでいた。
価格も詳しくチェックしたわけではないが相当安そうだ。
ただ個別の商品を見ると「Panasonic」や「HITACHI」のロゴがあるので厳密にはPB商品とは言えないのだが流通サイドの要求仕様や買取り保証があればこれらは実質的にはPB商品と言っていいのではないか。
耐久財の場合アフターサービスや品質保証の面からメーカーブランドは外せないと判断したのだろう。
いよいよ耐久財の分野にも実質PB商品が登場してきたようだ。
かってダイエーが自社ブランドテレビ「ブブ」を引っ下げ家電の王者松下電器に挑戦状を叩きつけたことがあった。
あれから40年、「流通が価格決定権を握る」が口ぐせだった故中内創業者の悲願がようやく実現したのかもしれない。

タウン情報誌の行く末に思う

2013年08月22日 | 日記
角川グループが発行する「横浜ウォーカー」というタウン情報誌がある。
1990年に創刊された「東京ウォーカー」の大ヒットから連鎖的に誕生した姉妹誌の一つなのだが行きつけのスポーツクラブに置いてあるので時折目を通している。
ところがここしばらく同じ表紙のものが長く書架に残っている。
アレレ?
よくよく注意して中を見たらこの「横浜ウォーカー」が隔週刊から月刊に模様替えしていた。
フーン?
ちょっと気になったので家に帰り他の姉妹誌を調べてみたら「北海道ウォ-カー」などはもう季刊になっているとのことだ。
どうも「○○ウォーカー」も紙媒体から電子媒体へ世代交代がじわじわ進んでいるようだ。
さてさて出版社もそうだが書店の光景や役割などは今後どう変わっていくのだろうか。

日本社会党元党首の発言に思う

2013年08月21日 | 日記
旧日本社会党・村山元党首の発言が話題になっている。
発言の骨子は「今の社民党に未来はない。護憲勢力を結集するために自らが火付け役になって新党立ち上げも必要。」というものだが前段については全く異存はない。
ただ後段についてはいささか違和感を感じざるを得ない。
そもそも今の社民党に火付け役を演じるほどのエネルギーや調整能力が残っているのだろうか。
後輩に激励の意味で期待を述べているのかもしれないがここまで言及するのはちょっと酷なような気がする。
たとえ動いたとしても誰も相手にしないと思うのだ。
おおよそ社民党の長期凋落現象を招いたきっかけは何だったのか?そしてそれは何時からなのか?
冒頭の発言は安倍首相の言動に端を発したかもしれぬが残念ながら時機を失しているように思う。