グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

ネイチャー誌のSTAP論文撤回に思う

2014年06月30日 | 日記

様々な騒動を経た後とうとうネイチャー誌がSTAP論文を撤回することになった。

発表当初はiPS細胞をしのぐ世紀の大発見と騒がれたものだがその後辿った道のりは理研にとっても我が国にとっても苦渋に満ちたものだった。

結局大発見は白紙に戻ったが理研はあらためて再現実験を行うとしている。

幸い渦中の小保方研究員も実験に参加できるということなのでその中であの「STAP細胞はあります!」という釈明会見の断言を証明してほしいと思う。

もしここで実証できればノーベル賞クラスの栄誉が与えられるだろう。

残念ながら不調に終われば稀代の虚言症の汚名がついて回ることになる。

天国と地獄の挟間にいるのだがその中間着地はない。

こんな状況は珍しい。

 


都議会暴言議員の存在に思う

2014年06月29日 | 日記

都議会における女性議員に対する暴言問題は(発言者を特定を棚上げした)あのいい加減な決議だけで一件落着とはいかないようだ。

果たして暴言議員を許したままで少子化問題に対応できるのか、都議会に対しそんな不信感が高まっている。

それにしても分からないのはあの決議案を自民党のみならずみんなの党や民主党の一部も賛成票を投じたことだ。

もし自会派議員に疑惑がなければキチンと発言者の特定を求める決議案を支持すべきだと思うのだが、・・・・一体何故?

大勝した政敵にさらに塩を送るようなものではないか。

自民党会派に借りでもあるのだろうか、そんなよからぬことをつい考えてしまう。

どうにも野党の足並みがそろわないねえぇ、国会でも都議会でも。

もう一つ自民党幹事長があらためて当該議員に対し名乗り出るよう勧告していた。

もしこれで動きがないようであればこれは「党中央に対する反旗」と言っていいだろう。

都議連はその辺りをよく考えた方がいい。

 

 

 

 

 


半導体工場の転身に思う

2014年06月28日 | 日記

日本のモノづくりが華やかなリし頃半導体工場は「産業のコメ」の生産現場として昼夜を問わず操業していた。

ところが日本の製造業(とりわけエレクトロ二クス産業)が競争力を失うと軌を一にして衰退していった、いやそれ以上に・・・・。。

かっては世界ランキングの上位を席巻していた我が国の半導体各社は今では何社かに集約されたがそれでもスケールメリットを発揮することなく未だ再建途上にある。

それでも半導体工場として生きながらえている工場はまだいい。

いくつかの工場は身売り話の渦中にあるがその中に野菜工場に転身する工場もあるようだ。

たしかに半導体工場はクリーンルームが常識だし電力や水利も十分だろう。

物流の利便性も考慮されているはずだ。

なるほど、なるほど、・・・半導体工場の転身先として野菜工場は最適かもしれない。

昔「産業のコメ」今は「本物のレタス」・・・・これも時代のトレンドの一つだ。

 

 

 


三鷹地区の降雹気象に思う

2014年06月26日 | 日記

24日の三鷹地域(その一部だが)を襲った雹には本当に驚かされた。

もっと驚いたのは当の住民だろう。

なにせこんな季節に一面の銀世界と家屋によっては床下浸水を同時に味あわされたのだから。

このブログでも以前から「異常気象が今や異常ではなくなった」も何度も言ってきたがもう言い飽きた。

話は変わるが当日の日経朝刊に環境庁の気候変動防止キャンペーン「Fun to Share 」の全ページ告知広告が掲載されていた。

まさかあの天候にぶっつけたわけではなかろうがまだまだこのキャンペーンについては知名度不足だ。

キャンペーンの盛り上がりといえば少子化対策もまだまだだ。

都議会のあの体たらくにも困ったものだが都民もなめられている。

オッと、・・・話が脱線してしまったか。(笑)

 

 

 


固定電話機事業のM&Aに思う

2014年06月25日 | 日記

長年使ってきた我が家の固定電話機に突如不具合が発生したため急きょパイオニア・ブランドの新機種に買い換えた。

そのパイオニアが電話機事業(を手掛けている子会社)を香港の投資ファンドとAV事業大手オンキョーに身売りするという。

あまりのタイミングの良さに驚いてしまった。

固定電話機はスマホを含むモバイル機器に押され事業の継続が大変だと思っていたがこんなタイミングで実情を知らされると尚更である。

パイオニア社のプレスリリースによれば全株式の51%を投資ファンド、残りの49%をオンキョー、パイオニア間で詰めるとしているがオンキョーはAV機器以外に通信機器も手掛けているのだろうか、ふと気になってしまった。

新しいフォーメーションの下で固定電話機事業がうまく続けられるのだろうか。

あの三洋電機のいくつかのビジネスユニットはパナソニックを経て結局中国ハイアール社に引き取られたようだが果たしてパイオニアの電話機事業は何処へ?

保守サービスを含む事業の継続は大丈夫だろうか?・・・・1ユーザとしていささか心配が残る。


外部からの社長招聘に思う

2014年06月24日 | 日記

本日の日経紙一面の見出しは某大手飲料メーカーの社長招聘人事だった。

最近は我が国でも異業種からの社長スカウトを実践する企業が増えてきた。

ただその多くは創業者一族の持ち株比率が高くオーナー経営を貫いてきた企業であり、だからこそこのような決断が可能だったのだろう。

よく社長の最も大きな仕事の一つが後継者を育成することだといわれる。

この一点からすればここからはあくまで一般論だが社長の外部招聘は極力慎重であるべきだろう。

見方によれば適任後継者の育成ができなかったともいえるからだ。

いくら事業環境変化が急とはいえそれを踏まえて後継社長を育成しバトンタッチするのが現職社長の務めだ。

異業種からの社長招聘はある種ギャンブルだ。

とかく人材の能力評価は難しいものだ。

過去失敗事例も数多くあることを忘れてはならない。

 

 

 

 

 

 


都議会におけるセクハラ野次に思う(その3)

2014年06月23日 | 日記

ようやくセクハラ暴言発言者の一人が名乗り出た。

さすがに「もう逃げ切れない」と観念したのだろうか。

本人は謝罪とともに会は離脱を表明しているようだがここはやはり一旦議員辞職し選挙の禊ぎを受けるべきだろう。

状況を軽く見るとかえって政治生命を絶たれる恐れがあるのではないか。

もう一つ、あの場の録音内容から暴言発言者は一人でないことは明白だ。

都議会の会派責任者はどう収拾を図るつもりなのか。

「他の会派と協議しながら・・・・」とは何を意味するのだろう。

今回の一人のスケープゴートで幕引きを目論んでいるとすればそれは大いなる誤算だ。

都議会自民党会派も自浄能力を問われている。

 

 


都議会におけるセクハラ野次に思う(その2)

2014年06月22日 | 日記

依然セクハラ野次に身覚えのある議員の「名乗り出」はないようだ。

それに都議連幹事長は「全議員に聞き取り調査したが発言者は特定できていない」という。

辞任に値する大失態の同僚を隠匿し続けるかの行為は決して本人のためにも組織のためにもならない。

いずれ特定されることになろうがそれでは遅すぎる。

さすがに党本部の幹事長や女性総務会長などは見かねて早期に名乗り出て謝罪するよう発言しているがこの声はいつ届くのか。

少なくとも今の自民党東京都議連は少子化対策など担えないと思う。

こんなことを繰り返していたらいつか自民党政権も崩壊の道をたどるだろう。

さてさて当の暴言議員は今頃後悔の中で悩みまくっているのだろうか。

本日の格言 : 「後の後悔、先に立たず」「口は禍いの元」・・・・

 

 


再び「徒然草」の絵画化を楽しむ

2014年06月22日 | 日記

先日「徒然草」の絵画化をサントリー美術館でエンジョイしたばかりだが何とほぼ同様の企画展が我が家近くの金沢文庫でも開かれていた。

早速行ってみたのだがこれがビックリ、展示物のクオリティは前者に全く劣っていない。

それにしてもこれだけ多くの注釈者や挿絵画家が「徒然草」を取り上げ挑戦していたとは驚くべきことだ。

挿絵についていえば彩色あり、単色あり、豆本あり、・・・・同じエピソード(段)を比較してみるだけでも楽しいものだ。

注釈本の紙質だって金箔を散らした豪華本から大衆的な写本までバラエティ豊かだ。

こんなに幅広く大名諸侯から庶民に至るまで親しまれていたとは本当に興味深い。

それに兼好法師が一時期神奈川・金沢に庵を結んで逗留していたことも最近知ってますます「徒然草」を身近に感じるようになった。

もう一度あらためて読み返してみよう。


都議会におけるセクハラ野次に思う

2014年06月21日 | 日記

都議会で質問中の女性議員に対し「産めないのか」などセクハラとも取れる野次があったようだ。

議場は「良識の府」であるべきなどだが本当に嘆かわしい。

さらに女性議員の野次発言者に対する処分要求書も「(野次発言者が)特定されていない」という理由で受理されない見通しだという。

これではまるで「セクハラやり得」ということになってしまう。

本来なら野次発言者が自ら名乗り出て謝罪すべきなのだがあくまで逃げとおそうというつもりなのだろうか。

野次は最大会派席辺りからあったと言うが少なくとも本人を含め何人かは発言者を認識しているはずである。

どうしても名乗り出ないということであればこの際声紋分析などの技術も活用して発言者を特定、それを公表することにより自浄作用を発揮したらどうだろう。

さもなくば心ある有権者は決して許さないだろうと思う。

自らの行動に説明責任を果たせないようでは選良の資格はない、まして逃げ隠れするなどもっての他だ。