グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

相撲界の不祥事に思う

2010年05月31日 | 日記
度重なる相撲界の不祥事にはウンザリである。
これでは協会トップに本気で○○様ご一行を排除しようという気がないと思われてもしょうがない。
維持会員席へのその筋のご来場?については以前警察関係者が見つけて一般席へ移動させたことがあったようだがそれ以降本人確認の徹底など何らかの水際作戦が取られたのだろうか。
また事件発覚後、例の経営コンサルルートは全ての経由者まで究明されたのだろうか。
いずれにしても2親方のあの処分だけで幕引きとすれば再発防止にはほど遠い。
現役大関の恐喝疑惑の方はさらに不透明だ。
そんな中で協会理事長がメディアの追求から逃れようとする様は余計な憶測を呼ぶだけである。
一体真相の公表は何時になるのだろうか。
相撲協会のゆるいフンドシぶりはどうにもサマにならない。



iPadフィーバーに思う

2010年05月30日 | 日記
一昨日アップル社のタブレット型端末iPadがわが国で発売開始された。
当日夜のテレビキー局はどこもニュースの中で製品紹介や日常生活へのインパクト等を報じていた。
曰く「iPad上陸の衝撃」「iPadファン殺到の機能とは」「iPadのアクセサリーと修理に商機あり」等々である。
各テレビ局が報道番組で揃ってこれほど多くの時間を振り向けた新製品って過去何があったのだろうか・・・しばし考えてみたがすぐに思い浮かぶものはなかった。
それだけこの新製品が持つ社会変革ポテンシャルが大きいということだろう。
残念ながらiPadの主要部品の多くは韓国、台湾勢に押さえられているという。
タブレット型端末にはコンテンツ、クラウドサービスなど関連ビジネスも付随する。
周辺分野を含め日系企業の積極的な取組みと活躍を期待したい。



投稿50本突破

2010年05月29日 | 日記
3月下旬に本ブログを開設以来前回で投稿50本に達した。
毎日投稿を目標にその日その日に考えたり感じたことを日記風に記してきたが過ぎてみるとアッという間の出来事である。
その間民主党政権の劣化が急激に進んだため勢い政治ネタが増えてしまった。
私の中では既に鳩山政権は終わっている(数日前の「明日の政治を考える」参照)が現実には続投宣言がなされておりただただあきれかえるばかりである。
7月に予定されている参院選までに何が起きるだろうか・・・。
投稿50本は単なる通過点に過ぎない。
今後明るい話題が増えればなあと考えているところである。

事業仕分け終了に考える

2010年05月28日 | 日記
鳩山政権の目玉であった事業仕分けが一先ず終了した。
今回の事業仕分けは当初予想したほど財源が捻出できなかったとの冷ややかなな意見もあるが公益法人の実態などを国民の目に晒し野放図になっていた官僚、官僚OBの行動に一定の歯止めをかけた功績は大きい。
指摘された事業の関係者は透明性に留意した事業運営の見直しを断行し事業仕分け第2弾に耐える改革を行っていただきたい。
私は宝くじも競輪も今すぐ廃止すべきとは思っていない。
現に楽しみにしている人々もいるし社会にも役立っているからである。
要は運営の仕方である。
関係者の良心と自制心、勇気、公僕意識を期待するものである。
政権担当者に対しては今回のイベントを一過性のものではなく継続することにより成果を確実なものに仕上げる努力をお願いしたい。
ただ過大な財源捻出は求めるべきではない。
見直すべきは高速道路無料化や子ども手当ての一律支給などのバラマキ政策であろう。

明日の政治を考える。

2010年05月26日 | 日記
随分前にこのブログで鳩山内閣のダッチロールぶりを指摘したが最近の状況はさらに悪化している。
いまだに失態を続け立ち直りの気配が微塵さえないのは一体どうしたことか。
今のままでは主導権はおろかその後の影響力も手放すことになろう、罵声を浴びながら。
心配なのは「その後」である。
果たしてその後の首班はどんな政権運営をしてくれるのだろうか。
鳩山政権誕生以降に見られた前政権政策の全否定はあまりに副作用が大きい。
かといって変革を恐れることがあれば日本再生は遠のくばかりである。
勿論今ここに全ての名案があるわけでもない。
ただ後継首班には選挙を当てにした活動ではなく誠実に国の有り様と国民の幸福を考えその実現に汗を流していただきたいと願うのみである。
第三極グループが増加するかもしれないが全国会議員が是々非々で勇気ある行動をとれば多党化自体は国会運営上のマイナスにならないものと楽観している。




競輪関連補助事業が急ブレーキ

2010年05月25日 | 日記
昨日の事業仕分けで以前仕事を通じてわずかながら接点のあったJKA(旧日本自転車振興会)が俎上にあがったのでインターネットを介して傍聴した。
結論から言うと仕分けの対象となったJKAの補助事業はあっさり廃止の裁定が下された。
補助金は間違いなく公益事業に投入されている(と信じている)が如何せん配分方法の不透明さや配分先の天下りの実態、役員の高収入などが指摘されると抗する術もなくバッサリ切られてしまった。
かくなる上は配分ルールの明文化や役職員の処遇見直しを行い本来の姿をキチンと主張できるよう出直しを図っていただきたい。
まだ復活の道が100%絶たれたわけではない。
それにしても説明者のプレゼン能力が低い。
事業仕分けの目的が無駄の削減にあるのだからそれ相応の準備が要るだろう。
(追伸)
昨日のブログで「民主党のマニフェストは今週公表される見通しである」と書いたがどうも6月上旬までズレ込むようである。
普天間問題対応でそれどころではないかもしれない。





政党選挙公約を評価する

2010年05月24日 | 日記
7月参院選を睨んで各政党が選挙公約もしくは公約案を順次公表している。
自民党は去る14日マニフェスト案としてホームページに掲示、意見募集を開始した。
子育て支援については幼児教育や小学校給食の無償化、子どもの医療費無料化などのサービスを実施し、財源の裏づけがない「子ども手当て」は全面的に見直すとしている。
以前当欄でも述べたが子育て支援は現金支給型より使途が明確なサービス無償化がいいだろう。
みんなの党も既に同党のホームページで選挙公約を公開している。
高速道路料金について人気取りにすぎない「無料化」や「1000円乗り放題」ではなく持続可能な、かつ環境にも配慮した、メリハリのある料金体系(混雑区間・時は高く、など)の構築をうたっているがこれも筆者が以前当欄で提案したものでありあらためて賛意を表したい。
さて民主党のマニフェストは、といえば現在同党の担当組織で検討されており今週中には公開される予定と聞いている。
是非実現できるメドが立ったものを取り纏めてもらいたいものである。
「勉強すればするほど・・・であることが分かった」などの言い訳をしなくてもいいように・・・。



政府・党の危機管理を問う

2010年05月23日 | 日記
本日首相が沖縄を再訪問し普天間基地移転先を辺野古周辺とする方針を地元側に伝えた。
沖縄県知事はこの方針について「メディアから聞いている通りであり極めて遺憾、きわめて厳しい。」と回答している。
この知事コメントもメディアによる事前の報道内容から容易に予想されるものであったが果たして今回の沖縄訪問の意義と成果はあったのだろうか。
今回の訪沖を「5月末までに一応の決着を」という首相の公約の1ステップとするにしてもあまりにも無理がありすぎる。
強権を行使してでも地元の合意は取れるとでも思っていたのだろうか。
連立政権の説得は可能なのか。
米国サイドも地元の理解を重要視しているがその確証は得られるのか。
何一つ進んでいない中で今回の訪沖は全く意味を成さないばかりか反基地運動を徒に煽り立てるだけである。
一連の動きは単に首相の責任のみならず政府・民主党の責任でもある。
首相に真の補佐役は存在するのだろうか。
政府、民主党の関係者はどう考えているのか。
立ち上がるべきは民主党自身である。

新卒就職難時代を考える

2010年05月22日 | 日記
新卒就職難時代が続いている。
長引く不況が背景にあるとはいえ就職の意思と意欲を持つ若者の多くが社会人への入り口で戸惑う姿を見るのは辛いし先輩社会人として申し訳ない気もする。
現状打開の特効薬は何より本格的な景気の回復だろうが経営者のマインドが実態以上に冷え込んでおり、かつあまりに短期志向であることも一因ではないか。
いうまでもなく企業はゴーイングコンサーンであり、組織活性化には新しいエネルギーが欠かせない、またバランスの取れた年齢構成も組織運営上重要なファクターである。
企業経営者には是非攻めの姿勢を思い起し中長期的な視野で採用問題を再考していただきたい、またそうでないと企業の将来も覚束ないと考えるべきだろう。
有為ある若者には「人間到る処青山あり」という格言を贈りたい。
徒に不運を恨むことなく社会人として求められる実力を涵養すれば必ずいつかは認められる。



電子書籍時代の到来に思う

2010年05月21日 | 日記
数日前の当欄で電子書籍時代の到来について触れたが本日の日経新聞が早速ソニー・グーグルの提携ニュースを報じていた。
提携の内容はネットTV・携帯端末の共同開発、ゲーム・映像の配信サービス構築協力などだがその中にはアップルiPadの対抗製品開発も含まれる。
日米最強タッグによる電子書籍端末参入は電子書籍全体の普及にドライブをかけるものになるのと期待される。
ただ一つだけ頭をよぎったことがある。
グーグルは世界中の全文献を電子化しアーカイブス化する野望を持っていると聞くが今回の行動はその一環ともいえよう。
電子書籍関連ビジネスが全て米国勢に収奪されることがないよう日本勢(ベンチャービジネスを含む)も様々な局面で発奮していただきたいものである。