グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

11党首討論会に思う

2012年11月30日 | 日記
いささか乱立気配の新政党だが党首討論会となるとなかなか壮観だ。
いずれも論客揃いだけに持時間オーバーも屡々だがライブゆえ多少はやむを得ない。
4人の質問者が繰り出す質問はまさに国民が聞きたがっているポイントを押さえておりなかなかの出来映えだ。
筆者が着目したのは討論会の終盤で質問者の一人が全党首に「自党と一番近い政党はどこか」という質問を投げ掛けたことだ。
あわせて他党との共通点についても話題にとりあげたのだが案の定民主党、自民党の両党首は言及を避けた。
どうも二大政党党首は先頭モードから抜けきれないようだ。
今我が国は大変な国難のさなかでにある。
二大政党がいがみ合っている限りやっぱり政治は動かないのではないか。
ふと「出でよ、真のリーダー」との思いが頭をよぎった。

民主党のマニフェスト発表に思う

2012年11月28日 | 日記
先日ようやく民主党のマニフェストが発表されたが案の定当たり障りのない、世間の注目を引くにはおおよそほど遠い内容のものだった。
日経新聞の社説には「羹に懲りて鱠を吹く」との形容があったが全く同感だ。
そもそも民主党は何故参院戦惨敗時の10年に見直しをしなかったのか。
代表の交代はあったものの党の方針は変わったのか変わらないのか曖昧のままだった。
現首相が代表に就任してから消費増税に突っ走った感があるがついぞマニフェストのアップデートはなく公約違反との批判を浴び続けた。
その結果ようやくの発表だったがあれではいかにも迫力を欠く。
かくなる上は残された選挙戦のなかでより具体的な内容を加味していくしかない。
まだもたもたしているようだとさらに支持層がはなれていくことになるのではないか。

衆院選挙戦の序盤に思う

2012年11月25日 | 日記
いよいよ衆院選の始まりである。
今回の選挙は与党である民主党が間違いなく劣勢なのだがさりとて野党第一党である自民党の勢いもいまいち、両党間の舌戦がオーバーヒート気味なのも無理はない。
多くの国民は政争にうつつを抜かす二大政党にウンザリなのだが当の両党幹部は知ってか知らずか全く行動が改まる気配はない。
ライバルの非難中傷はもう止めたらどうだろう。
粛々と政策を訴え支持を取り付けることこそ選挙戦の王道である。
他党との違いをアピールするのもいいが共通部分があればそれはそれでキチンと知らせることも重要なことだ。

大手書店のセルフレジ導入に思う

2012年11月24日 | 日記
大手書店が来春にも主力店を中心にセルフレジを導入し店舗内での省力化、レジ待ち時間の短縮化を図っていくという。
書籍販売は電子書籍の普及もあって今後その販売現場が大きく変わっていくハズだろうから今回の動きはその先駆けになるに違いない。
セルフ販売でいつも思い出すのは30年以上も前に米国出張した際の体験だ。
東海岸のボストン国際空港から現地法人に向かうべくタクシーに乗車したのだが道中でドライバーが道路沿いの給油所で停車、自らの手で給油し始めた、それも乗客の私を乗せたまま・・・。
今ではわが国でも当たり前のことだが何せ30年以上も前の話でそれまで一度も目にしたことはなかったので今でもそのときの光景は鮮明に覚えている。
そして今では半数以上のガソリン給油所がセルフ販売に代わってしまった。
さて書店販売現場はこれからどんなスピードでセルフ化が進んでいくのだろう。
販売現場の変化は興味深くもあり寂しくもある。

タブレット端末の普及に肖る

2012年11月23日 | 日記
「これからはタブレットの時代だ」という誘われ文句に唆され遅まきながら先月タブレット端末を購入、毎日のように弄んでいる。
なるほど、これなら軽くて小さくて持ち運びには便利だ。
あまりに軽・薄・小のため指の間からスリップダウンしそうである。
立ち上がりスピードもPCほど気にはならない。
我が街横須賀は来月からLTEがサービス開始というからさらにスピードアップが期待できるのだろうか。
アプリは多種多様のものが当初から随分プリインストールされている。
ウーン、たしかにこれなら業界ウォッチャーが今後のネット主役はPCからタブレットに移行するとのたまうのも無理はない。
一つ気になるとすればフォーマッティングがPCとは違うのかデータの書式によっては若干乱れたり開かないことがある。
しかしこれはいずれ解消されるだろう。
さしものPCも衰退が不可避のようだ。
栄枯盛衰は世の常・・・、か。

パーシャル連合のすすめ

2012年11月20日 | 日記
自民党の幹事長が総選挙後の国会運営についてパーシャル連合について言及していた。
比較第一党の地位はほぼ確実視されているもののさすがに単独過半数までは望めないのかもしれない。
「決められない政治」から脱却するため重要法案について党派の枠を乗り越え対処することこそまさに今望まれていることだろう。
この季節、連立パートナー探しがよく話題になるが連立政権だけが唯一無二の解ではない。
与党、野党の色分けだって何も白黒はっきりさせねばならないということもない。
グレーがあってもいいと思う。
要は政治を決めていく、つまり個別案件ごとに方針を決定し具体的にアクションを進めていくことだ。
今までわが国の政界は政争に明け暮れてきた。
いい加減に足の引っ張り合いから卒業しよう。
無用な党議拘束も止めたほうがいい。

衆院「近いうちに」解散劇に思う

2012年11月18日 | 日記
近いうちに、近いうちにといわれ続けていた衆院解散がついに実現した。
直近の世論調査などから判断する限り首相の強弁とは裏腹に民主党はひとまず政権返上ということになりそうだ。
09年の政権交代以降民主党政権は失敗を繰り返した。
初代は普天間基地返還問題で、二代目は原発事故対応で、三代目はマニフェストに記載のない消費増税で党内分裂を招き領土問題で翻弄され続けた。
これだけ続けばやはり素人政党、仮免政権と酷評されても止むを得まい。
ただ日本の二大政党時代はまだ定着していない。
国民の約半数が無党派層だからせいぜい二弱政党(および少数政党乱立)時代だ。
第三極の結集が新たな二大政党時代を実現するかといえばそれも甚だ懐疑的である。
わが国の政界はしばらく液状化が続く雲行きだがこんなときこそ政界再編のチャンスだろう。
それに「パーシャル連合」の手法ももっと活かされていい。






日本直販の民事再生法適用申請に思う

2012年11月17日 | 日記
先日テレビショッピングの老舗・日本直販が民事再生法の適用を申請した。
日本直販といえばテレビショッピングの草分けであり以前から高い知名度を有していたのだがここしばらくヒット商品の恵まれず業績が急速に悪化、その結果今回の民事再生手続き申請に至ったとのことだ。
ただその背景にインターネット通販という新しいライバルの台頭があったことも忘れてはならないだろう。
インターネット通販は近年モバイル端末を味方につけこのゼロ成長時代においても着実に実績を伸ばしているほかリアル店舗事業者(スーパー、コンビニなど)も生活用品のネット宅配を通じて年配者の取り込みにも成功しているという。
関係者にはいささか酷かもしれないがこのメディア変革期にテレビショッピングというオールドメディア通販がインターネット通販に伍していくのは至難だと思う。
カタログ通販もそうだが全てのオールドメディア通販事業者にとってネット型通販へのシフトが当面の至上命題になるだろう。

首相の突然の解散表明に思う

2012年11月15日 | 日記
本日国会の党首会談で首相が16日の衆院解散を表明した。
それはいままで「うそつき」呼ばわりで辛酸を舐めてきた首相が「窮鼠猫を噛む」がごとく一気に攻勢に転じた瞬間だった。
威勢はよかったのだが民主党内部は案の定「解散反対」の大合唱で首相の求心力低下は避けられないだろう。
この解散表明も詰まるところ言わされた形だから政府・与党としても最悪のタイミングになってしまった。
民主党のこの先どんな道を歩むのか。
新政調会長は選挙マニフェスト見直しに着手したとのことだが果たして間に合うのだろうか。
はたまた政界再編の波が全てを洗い流してしまうかもしれない。
首相が政治生命を賭けて進めてきた消費増税も先行き不透明だ、社会保障の姿も・・・。
孤独な首相の胸に去来するものは何だろう。

CD業界のカバーアルバム流行に思う

2012年11月14日 | 日記
最近多くのアーチストが発表しているカバーアルバムが気になっている。
カバーとはアーチストが自分以外の楽曲を歌唱する(厳密に言えばセルフカバーなんてものもあるが)ことを言うがあらためて過去のヒット曲を新しいフレーバーで堪能できるのは楽しい。
原曲の作詞・作曲家や歌唱者にとっても自曲が再び脚光を浴びるのは悪い気はしないはずだ。
同じ楽曲を何度も楽しめるとなると何やらエコに通じるような気もする。(笑)
カバーアルバムといえば徳永英明、高橋真梨子などがポピュラーだが最近では由紀さおり、八代亜紀などもいい作品を出している。
大友康平、舘ひろしのものもなかなか味がある。
これからも素晴らしいカバーアルバムが沢山出てきそうだ。