グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

自民党各派閥の総裁選対応に思う

2018年07月31日 | 日記
自民党竹下派の総裁選対応が話題を呼んでいる。
どうも同派の参議院組と衆議院組で意見が分かれているようなのである。
派閥の領袖も「派閥としてまだどう集約すべきか」を決めかねているようである。
とかく人事マターは難しい・・・。
筆者はどの派閥でも誰であっても詰まるところ自由投票がいいと考えている。
派閥は勉強会仲間であって集票マシンではないと思うのである。
よく自民党のベテラン議員たちは「議論を尽くして一旦決まれば団結して統一行動をとっていくのがわが党の伝統」と宣うが現実の世界はそんなに単純に割り切れるものではないだろう。
国会議員は派閥の一員である前に国民から選ばれた代表者である。
無論国会議員に至るまでに派閥の世話になっているのかもしれないが有権者はあくまで議員個人を見ている。
総裁選は議員各位にとって自らの政治信条と立ち位置を考えるいいチャンスだ。
派閥も変に議員個人の自由や権利を縛るべきではないと思うのだが如何だろうか。
一時期騒がれた「派閥の弊害」や派閥解消論はどこに行ってしまったのか。



新業態グローサーラントの台頭に思う

2018年07月29日 | 日記
グローサーラントという業態が徐々に増えているらしい。
グローサーラントとはグローサリー(食料品店)とレストランの合成語であって店内で購入した、あるいは購入したい商品を店内で飲食できる店舗形態を言うようである。
一口にグローサーラントといってもピンからキリまであるのだが店頭にある商品が容易に賞味できたり我が家までわざわざ持ち帰ることなくその場で食することができる利便性は大きい。
今までもベーカリー・カフェのようなセルフ・サービスに近い業態では食品の販売と喫食を兼ねた店舗は存在していたがグローサーラントはテーブル・サービスも含めた本格的なレストランを併設したものも多い。
米国などではバーべキューや寿司バー、オーガニックに特化したものなど個性的なグローサーラントが登場している。
我が国でもいろんなグローサーラントがあっていい。
食品販売とシナジー効果が見込め、ネット事業者とも差別化できるグローサーラントは今後有望な業態だと思う。
惣菜食品持ち帰り大手のオリジン弁当がオリジンキッチンと名を変えイートイン・スペース付き店舗を増やしているのも立派な日本型グローサーラントではないかと思うのである。

異例の西行き台風接近に思う

2018年07月28日 | 日記
観測史上かってない西行き台風が接近中である。
台風はゴルフの打球に例えるとスライスが一般的だが今回はフックしてきた。
そして今回の12号は「台風一過」もなく通過後天気が大荒れする可能性もあるという。
やれやれ・・・・。
そしてその行き先は今月初め豪雨被害のあった中四国地方に向かっているのである。
気象庁は「早め、早めの避難行動」を呼び掛けているが本当にその体制ができているのかいささか気がかりである。
避難対象者の把握、避難場所の特定、避難ルートの確認、避難介助者の確保など行政のなすべきことは多い。
ただ住民に対し「避難しなさい」だけになっているとしたらそれは十分とはいえない。
住民の自助精神も重要だが限界もある。
政府も自治体任せであってはいけない。
そうそう、生命の安全だけでなく財産や生業の確保もお忘れなきよう・・・。

自公の参院経費削減策検討に思う

2018年07月26日 | 日記
自公両党が参院定数増に絡んで参院経費削減策を検討するとのことである。
財政改革が思い通りに進まない中で国会関係の経費削減に何の異存もないのだがそのきっかけが定数増員法だとしたらちょっと情けない。
やはり自公両党の中にある種の「やましさ」があるのだろう。
経費削減策でいかほどの効果が出てくるのがも気になる。
あまりに数字が低いようだと「何だ、たったのこれだけか」ということになろうし逆に結構な金額に上るのであれば「何でもっと早くやらなかったのだ」ということになる。
どっちにしても責められそうである。
議院の運営費ということであれば無論衆院の経費削減にも飛び火するはずだ。
参院の経費削減には議員の歳費カットも視野にあるという。
議席増の傍らで歳費カットを行うなど本当に国会は互助会組織だねぇ。(笑)
今回の参院定数増法は首相ですら「抜本的な方法ではない」ことを認めている。
こんな中途半端なルールは一刻も早く見直すのが筋だろう、経費削減策はそれはそれとして・・・。

熊谷の観測史上最高気温に思う

2018年07月24日 | 日記
昨日とうとう熊谷で観測史上最高気温となる41.1℃を記録した。
ここ1週間ほど続いた全国的な猛暑で史上最高値の更新は「時間の問題」と見られておりマスメディアは今か今かと待ち構えていた。(笑)
結局熊谷で41.1℃が確認され「熱いぜ!熊谷」の面目を保った。
熱いことがいいことかどうかは意見が分かれるところだが少なくとも熊谷が自虐ネタとして地域興しに活用してきた経緯もある。
今回の熊谷の記録更新を歓迎している向きも多いだろう。(笑)
それはそれとして心配なのはやはり地球レベルでの温暖化現象だ。
我が国でいえば先日西日本一帯を襲った集中豪雨の多発である。
広島県の土砂災害は真砂土という固有の土質が被害拡大の要因なのだがこの要因は今も基本的に全く除去されていない。
砂防ダムの建設という手もあるが自然の猛威に追いつけるかどうか、十分な事前検討が必要だ。
岡山県を襲ったバックウォーター現象は危険個所が日本全国に散在する。
1つ1つて的確に手を打っていかないといずれ地域の荒廃に繋がっていくのではないだろうか。

通常国会の閉会に思う

2018年07月22日 | 日記
一昨日で本国会は実質的に閉会を迎えた。
首相は閉会後の記者会見で本国会会期の成果を語っていたが残念ながら説得力のあるものではなかった。
IR法案にしろ、参院定数6増法案にしろ世論調査では圧倒的に反対が多いのに与党が数の力で押し切ってしまったからだ。
少なくとも前記の法案については世論と議席数がねじれ現象を起こしている。
ゆえに与党はもっと抑制的に振る舞うべきなのだが実態のその逆で法案が生煮えのまま採決を強行してしまった。
こんな暴挙を行えばいつかしっぺ返しを受けることになろうがそんなことはお構いなしなのがあきれてしまう。
首相は本当に国民に目を向けて政治を行っているのか、疑わざるを得ない。
9月の総裁選はともかく来年の参院選に死角はないのだろうか、と思ってしまう。
何せ政治の世界は一寸先が闇だからねぇ・・・。



国産うなぎと英国バーバリーの共通点に思う

2018年07月21日 | 日記
うなぎの稚魚が品薄とかで今年の国産うなぎの蒲焼は随分値上がりした模様だがなんとうなぎの養殖業者まで行くと売れ残りがあって廃棄しているという。
結局国産うなぎの値段が高騰したため各地で買い控えが起きた結果という珍現象なのだが育ち過ぎたうなぎは商品価値が下がるため止むを得ず廃棄しているようだ。
ところ変わって英国では高級品ブランド・バーバリー製品の売れ残りが焼却処分されているという報道があった。
こちらの方は売れ残りが間違って安売りマーケットに流れれば高級ブランドが棄損されることを恐れての措置のようである。
うーん、事情は分からないでもないがいかにも勿体ない。
両者とももう少し需要動向とプライシングを研究しブランドと売り上げの最適化を図るべきだ。
マーケッティングにもっと目を向けたら、…と思うのである。

政府の公文書改竄防止策決定に思う

2018年07月20日 | 日記
森友学園問題を巡る財務省の決裁文書改竄に端を発した公文書の管理を強化する対策を政府が取りまとめた。
公文書の電子化や文書管理責任者の明確化、悪質行為者に対する重い処分などが柱になっておりその内容には異存はないのだが隠ぺいはともかく改竄などというふとどきな文化は元々日本の組織にはなかったのではないかと考えている。
冒頭の森友学園のケースは首相のあの一言、内閣人事局の行き過ぎた管理、ごく一部の官僚の過剰な忖度が不運にも重なった極めて特異な出来事であってどこにでも行われているというものではない。
それを態々これほどの防止策に仕立て政府はまた自慢気にPRするのかと思うと腹立たしく思えてくる。
首相は「危機感をもって再発防止に全力を尽くす」とコミットしているようだが防衛庁の「隠ぺい」はいざ知らず森友関連の「改竄」はこんな対策などなくとも「あの一言」がなければもともと起きなかった。
「羹に懲りて膾を吹く」ような感じがしなくもない。(笑)
まぁ、改竄防止策というよりは隠ぺい防止策ということにしておこうか。


個人データ銀行の旗揚げに思う

2018年07月19日 | 日記
三菱UFJ信託銀行が個人データを仲介するビジネスを開始するとのことだ。
銀行のビジネスといっても扱うものはカネではなく個人データだから銀行業というよりはやはり個人データ仲介業と言った方が分かりやすい。
消費者向け民間企業は潜在見込客の行動や意識に関する情報がノドから手が出るほど欲しい。
それがキチンと本人同意を受けたのちに入手できるのだから一定のコストは容認できる。
一方提供する側だって俗な言い方をすれば提供しても特段減るものではない(笑)のでそれが多少なりとも報酬に結び付けば万々歳だろう。
ビジネスモデルとして成立するか、しないかはビッグデータの利活用技術や個人データの安全性確保にかかってくるのではないか。
当面個人データの利用目的は商品開発や顧客ニーズ分析に限られるようだがももしも広告利用に転用されるとなると話は変わってくる。
提供者本人が特定されうる利用方法は要注意だ。
他方で提供する側が報酬目当てに虚偽のデータを乱造し提供に走ることはないのだろうか。
未だ実験段階だがいろいろ興味は湧いてくるねぇ。

米ロ両大統領の奇妙なシンクロに思う

2018年07月17日 | 日記
米ロ両大統領がヘルシンキで会談後記者会見を行っていた。
口火を切ったのは米大統領、フォローしたのがロシア大統領だったが事前に心配された不協和音はどこへやら、双方とも中身のない協調姿勢だけが目立った。
例のロシア大統領の米大統領選への介入疑惑については双方の利害が一致するので両大統領間のシンクロは理解できるがシリア対応やウクライナ侵攻その後に対する着地点はまるで見えない。
全く何が何だかさっぱり分からない。(笑)
終身大統領を目指すロシア大統領はともかくとして米大統領はこんなことで中間選挙やその先の自身の再選などを見込めるのだろうか。
それが可能だとしたら米国というのは奇妙な国だ。
そしてこんな米国を「常に100%共にある」と公言してきた我が国もだ。
これからはもうこんなフレーズは使えないだろうし使うべきでもない。