グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

ソニー・AIBOのアフターサービス停止に思う

2014年07月31日 | 日記

ソニーが1999年に発売したロボット犬AIBOが2006年の生産中止を経て先ごろアフターサービスも停止したようだ。

何せソニーは現在リストラの最中にある。

もし事業の先行きが不透明であれば整理もやむを得ないと思う。

ただAIBOはソニー自身も認めるようにユーザーが愛情を注いだり日々コミュニケーションを図ることができる疑似ペットなのだ。

現にユーザーはAIBOをいわば家族の一員として触れ合ってきた。

それがアフターサービス停止とあればこれは「もう治療することは止めました」と宣言するに等しい。

ウーン、何故か切ない。

「先行きを見通すことは難しい」ことを分かって言うのだが疑似とはいえペットを生み落すわけだから企業の存続をかけてその生命を守ってほしいとも思うのである。

AIBOの本質は明らかにテレビやパソコン、ビデオカメラとは違うのだ。


ホンダの航空機事業進出に思う

2014年07月30日 | 日記

自動車メーカーのホンダが小型双発ジェット機を開発、販売活動を本格化させている。

ホンダといえば元来2輪車メーカーだったのだが何時頃だったか悲願の4輪車市場に進出した。

最初は排気量360ccのいわゆる軽自動車だったが筆者の目の前で一度スピンし路肩に急停車したことがあった。

その時思わず「新事業はなかなか難しいものだな、本当に4輪車事業をものにできるのだろうか」と一抹の不安を覚えたことを今も鮮明に記憶している。

ところが、ところが・・・・、ホンダの4輪車事業はその後発展を続け今ではトヨタ、日産と比肩できるまでに成長した。

そのホンダが今度は航空機分野に進出である。

トヨタの4輪車分野世界シェア首位は大変な偉業だがホンダの2輪車⇒4輪車⇒航空機の事業展開力も凄い。

ホンダ・グループには創業者本田宗一郎氏の「やろうと思えば人間はたいていのことができる」「失敗を恐れるより何もしないことを恐れろ」という言葉が脈々と引き継がれているに違いない。

 


スカイマークの大型機解約に思う

2014年07月29日 | 日記

LCCのパイオニアであるスカイマーク社の大型機解約交渉が難行しているようだ。

スカイマーク社は11年に欧州エアバス社と総2階建て旅客機6機(1915億円)の売買契約を結んでいたが業績の悪化を理由に6月に解約を申し出ていた。

エアバス社は納入直前のキャンセルに対し新たな違約金を要求しているくらいだから前払金265億円の返還など絶望的だ。

航空機は機体の塗装以外にシートアレンジメントほか発注者の特注部分が相当あると聞く。

エアバス社の要求する違約金がいかほどになるのか知る由もないが仮に噂されているように数百億円となれば前期赤字転落のスカイマーク社にとって大きな負担になる。

燃料費の高止まり、パイロット不足も当面好転しないと見込まれる。

ゆえに今回のエアバス社との違約金減額交渉は文字通り企業の存続を賭けたものになるのではないか。

同社は「(エアバス社から)身売りを要求された」とのコメントを出したがそれも無理からぬほどの一大ピンチなのだ。

 

 

 


ベネッセの個人情報流出事故その後に思う

2014年07月28日 | 日記

今日外出した折に街角で偶々ガス検針協会(正確な名称は確認できなかったが)の広報カーに出会った。

何気なく聞いていたら「検針票は個人情報が含まれているので無闇に他の人に渡さないようご注意ください」と言っているではないか。

ウーン、検針票を収集している名簿業者か、それともガス関連機器類の売り込みに利用している事業者が現れたのだろうか、それとも・・・?

気をつけなければいけないのは事実だろうがこんなことまで注意喚起されなければいけないとは何か息がつまりそうだ。

やれやれ、・・・・。

それにしてもベネッセは大きな傷を負ってしまった。

会員の退会、補償内容の照会、集客イベントの中止、・・・・どれをとっても同社の業績にボディブローのように効いてくるだろう。

ただそれ以上に気になるのは個人情報を購入したとされるジャストシステムや仲介した多くの名簿業者の取扱いだ。

「出回ったデータがベネッセから流出したものとは思わなかった」はその通りかもしれないがそれでお咎めなしにはならないだろう。

本人同意の有無が確認できないデータを売買すること自体が問題なのだ。

個人情報保護法の改正が予定されていると聞く。

善処してもらいたいものだ。

 

 

 

 


大相撲名古屋場所の盛況に思う

2014年07月27日 | 日記

大相撲名古屋場所は横綱白鵬の優勝で幕を閉じたが今場所は千秋楽まで興味が尽きなかった。

白鵬やそのファンには申し訳ないが全てのスポーツは独走よりも大混戦の方が盛り上がる。

地方場所でも4回の「満員御礼」がその証しだろう。

冒頭に記したように最後は本命横綱の30回目の優勝という「ありきたり」で終わったのだがミクロで見れば大関琴奨菊のカド番脱出から一気に優勝争いへの大変身や関脇豪栄道の大関昇進を決定づける奮闘、伸び盛り遠藤や初のアフリカ出身力士大砂嵐のハラハラ、ドキドキの星勘定など見せ場は十分だった。

そういえば最近は八百長騒ぎも新弟子イジメ・薬物使用などの話も聞かない。

それにガチンコ勝負は見ていて気持ちがいい。

日本人力士も頑張っている。

国技・大相撲の本格復活の日も近いようだ。

 

 

 

 


韓国大統領・東京都知事の突然の会談に思う

2014年07月26日 | 日記

先日韓国大統領が(訪韓中の)東京都知事からの会談要請に直前になって応諾、急きょ会談が実現したのだが朴大統領の終始にこやかな表情が本当に印象的だった。

3月だったか、オバマ米国大統領の仲介で安倍首相と顔を合わせた時とはまるで別人なのだ。

一貫して対日批判を続けていた大統領を何が変えたのか。

(会談相手が)首相と一首長という役職の違いもあるかもしれないがやはり首相の場合は靖国参拝や政府の河野談話検証などが災いしたのだろう。

それにしても違い過ぎる・・・。

その間一体何があったのか。

大型フェリー沈没事故があったが政府の事故処理対応には疑問符が付いた。

さらに地下鉄事故や建築物の不具合など政府の監督責任を問われる事案が相次いだ。

外交については中国・習主席との蜜月を演出したが逆に北朝鮮や米国との亀裂は明らかに深まった。

経済もサムソンの失速やウォン高などで一時の勢いはない。

そんな大統領を取り巻く環境の変化が大統領自身に何がしかの影響を与えているのだろう。

今、日韓関係を改善できるチャンスが近づいていると言えるかもしれない。

 

 

 

 


サッカー日本代表の新監督決定に思う

2014年07月25日 | 日記

サッカー日本代表チームの新監督に元メキシコ代表監督のアギーレ氏が決定した。

アギーレ氏の監督としての力量については残念ながら寡聞につき今後の進展状況に委ねたいが今思うことがいくつかある。

一つはW杯ブラジル大会の予選リーグが終わる前に次期監督交渉中のニュースが流れたことである。

予選リーグ突破に向けて一縷の希望をつなぐ選手や監督にとってこのニュースはどう受け止められたのだろう。

たとえ水面下とはいえ就任交渉は予選リーグ敗退決定以降に行うべきだった。

それとも今急がないことには確たる人材をキープできないとでもいうのだろうか・・・。

二番目には相も変わらずの外国人監督信奉である。

メキシコ人は日本人と体格が似ているからというが日本人の特性を一番よく知っているのはやはり日本人だろう。

プロ野球だって今や日本代表チームもセ・パ各チームも外国人監督なぞ考えていない(助っ人外国人は一杯いるが・・・(笑))。

サッカー界もいい加減に外国人崇拝は止め純血のリーダーを育てていこう。

さて三番目には報酬水準だ。

前監督にも年棒2.5億円、4年間で10億円ほどが支払われたというがこれではハングリー精神などどこかに行ってしまうのではないか。

せめて成果報酬ルール、出来高制を取り入れたらどうかと思うのである。

それでも外国人を雇うにはこれくらい必要だということだろうか。


本能寺の変「四国説」の台頭に思う

2014年07月24日 | 日記

明智光秀が織田信長を討ち果たした謀反の理由は長い間ナゾとされてきた。

信長が光秀を足蹴にしたからという「怨恨説」から信長暗殺後の天下取りを狙ったという「野望説」まで諸説紛々だが最近にわかにクローズアップされてきたのが信長の四国攻め回避を意図した「四国説」だ。

何せ光秀は沈着冷静、当代一流の文化人だったようだから私怨で激情に駆られて信長に刃を向けたなどあまりピンとこない。

それよりも信長との間を取り持っていた四国の雄、長曾我部元親との調停が首尾よく行かず板挟み状態に悩んでいた光秀の姿の方がもっともらしい。

その結果信長の四国攻めを阻止するため止むにやまれず決起したという「四国説」の方が真実味があるように思う。

逆賊の汚名を負った光秀は実は義理人情に厚い、(長曾我部一族との仲介を担った)部下思いの武将だったと思いたい。

 

 


カラスの暴走行為に思う

2014年07月23日 | 日記

以前このブログでカラスの威嚇に遭遇して恐怖心を抱いたことを書いたが先日某テレビ番組でカラスが人間を襲撃していることを知って驚いた。

私の場合は自然林に近いハイキングコースの中での出来事だったからカラスの営巣地に入り込んでしまったのだろうがテレビ番組で報じていたケースはいわゆる都会の盛り場なのだからこんなところに営巣したとしたらそれをした方が悪い。(笑)

ならば何故カラスは人間を襲うのか。

餌を取り上げた恨みか?

過去にイタズラされたことへの仕返しか?

真相はよくわからないがとにかく不気味である。

標的(なぜかシニア男性が多いようだ)に急接近を繰り返すその姿は領土拡大を狙ってスクランブル飛行を行うどこかの国を連想しなくもない・・・。

鳥類が人類に対し殺意を抱くヒチコックの映画「鳥」が意外に現実になるかも??

♬カラス、なぜ啼くの? カラスは山に・・・なんて童謡の世界が懐かしい。


幼稚園大競争時代に思う

2014年07月22日 | 日記

最近は我が家の近くでいろんな幼稚園の送迎バスを見かけるようになった。

中には10㎞以上遠くから迎えに来る幼稚園バスも多々ある。

幼稚園といえば昔は最寄りの幼稚園に通うのが当たり前だと思っていたがどうも事情が変わってきたようだ。

各幼稚園が広範囲に送迎バスを走らせているのだが運転手の人件費や車両の償却費、ガソリン代など相当コストも膨らんでいるように思ってしまう。

これも入園児獲得競争激化の証しなのだろう。

ただ入園児総数は限られている。

運営コストに見合う値上げが許されればいいのだが園児を持つ家庭の家計にも限度がある。

いつかは幼稚園も再編・大規模化が進むのだろうか。