グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

ホンダの新付加価値・事故車両自動通報システムに思う

2013年03月31日 | 日記
ホンダが事故車両自動通報システムを開発、同社のアコードに搭載していくという。
運転中に万一エアバッグが作動するとカーナビゲーションシステムと連動し関係機関に車両位置情報などを自動的に通報するという。
事故発生時は誰とても冷静を失い無論大事故になれば通報すらおぼつかない。
こんな時に自動的に関係機関に通報、必要に応じ救急車を要請してくれる本システムを心強く思うドライバーは多いはずだ。
GPSを利用したシステムでしばしば思い起こすのはコマツの建機稼働管理システムである。
同社は顧客に納入した建機が世界中のどこでどれだけ稼働しているかを常時掌握しメンテナンスや顧客サービス向上に役立てているという。
今後いろんな分野でGPSとインターネットを結びつけたシステムが具現化していくだろう。
とにかくGPSとインターネットの連携は宝の山だ。

プロ野球の2013年シーズン開幕に思う

2013年03月31日 | 日記
2013年のプロ野球がいよいよ開幕した。
過去にはセ・パ両リーグがバラバラにスタートした時もあったがやっぱり同時スタートがすっきりしていい。
それに今年のスタートは先のWBCに出場したベテラン勢が休養をとったせいかいつもよりフレッシュな顔ぶれが目立ったのも印象的だった。
楽天イーグルスは何と新人に開幕戦のマウンドを任せた。
開幕戦といえばエース中のエースをぶつけるのが常識だと思っていたが見事に覆された。
勝ち星こそ逃したが見事に期待に応えた則本もなかなかである。
WBCにローテーション投手3名を送り込んだ読売ジャイアンツの開幕投手はなんと宮国、開幕2戦目は浪人生活を経て晴れて入団した新人菅野だった。
こちらも見事に期待に応えたと言っていいだろう。
打の部門では何といっても日本ハムファイターズの大谷が注目の的だった。
高卒ルーキーでしかも2刀流、開幕戦は取りあえず野手でのデビューだったが2安打1打点は上々の船出だ。
有力プレーヤーの米大リーグ流出が続く我が国の球界にとってこれらの新顔の開幕戦シリーズ活躍は明るいニュースだ。
何やら日本球界の新時代を感じさせる。


小野市の生活保護受給者浪費通報制度に思う

2013年03月30日 | 日記
小野市が生活保護受給者のパチンコなどの浪費について通報制度を条例化したとのことである。
少ない財源と担税者の気持ちを推し量っての苦渋の選択だとは思うが他人の行動の通報は何やら昔いろんな国で存在した秘密警察(今も存在するかもしれないが)やあるいは著名な近未来小説にある衆人監視社会を思い起こしてあまりいい気はしない。
現在の生活保護支給額水準は最低賃金収入を上回るという。
そもそもこちらの是正が先決だろう。
それに受給申請や継続段階でチェックの厳正化は必要ないだろうか。
現金支給形態ではなくどこかで検討されているようバウチャー(金券)方式なども効果があるのかもしれない。
厚労省の低所得者に対するある種の優しさは美風だが担税者の減少が不可避である今もう少し厳しくしてもいいのではないかと思う。
民主党時代のさる厚労相は生活保護需給者に対しジェネリック薬品を義務付けるルールについて「生活保護者にも選択する自由があっていい」と発言し制定反対を表明していたがもう少し血税の重みを考慮すべきだろう。

厚労省の人口推計に思う

2013年03月29日 | 日記
厚労省の社会保障・人口問題研究所が2040年時点での我が国の人口推計を公表した。
2040年には65歳以上が多い県(秋田)では43%以上、少ない県(沖縄)でも30%を超えるとのことだが今さらさして驚くこともない。
それよりも気になったのは官房長官が「少子化対策の必要性を再認識した。出生率2.0を目標に設定するのも一つの方法かもしれない。」と発言していたことだ。
目標出生率の設定には何ら異存はないが要は既に少子化対策がどれだけ進んでいるかなのだ。
今月初めにも取り上げたが待機児童の解消を目指した行政不服審査法異議申立てが各地で相次いでいる。
こんな情勢の中で「少子化対策の必要性を再認識した。」などあまりにも暢気な気分にがっかりである。
安倍政権はアベノミクスとやらで経済成長戦略に躍起だが今のままでは10年後、20年後にはその担い手がいなくなる。
仮に経済政策が成功したとしても超高齢化社会の中ではそれは所詮砂上の楼閣でしかないだろう。

広島高裁の衆院選区割り違憲・無効判決に思う(その3)

2013年03月28日 | 日記
政治の世界がようやく重い腰を上げた。
先の広島高裁岡山支部の猶予期間なしの選挙無効を受け自公両党が0増5減の新区割り選挙制度の先行処理を目指すとしたからだ。
ただこれが抜本的対策ではないことは誰もが承知している。
定数是正をどう実現していくのか、まだまだ課題は残されているのだがこんな中間ステップを経なければいけないのだろうか。
こんな時は与党・大政党が思い切って譲歩し野党がそれに協力することにより早く司法判断を受けた選挙制度を作り上げるべきだろう。
何にしても時間がかかり過ぎると思うのだ。

広島高裁の衆院選区割り違憲・無効判決に思う(その2)

2013年03月27日 | 日記
一昨日の広島高裁の判決に続き昨日はその岡山支部でも判決があったのだがその結果は一段と国会に厳しいものになった。
違憲及び選挙無効は想定内だったがまさか猶予期間なしとは思いもよらなかった。
これでは当該選挙区選出議員は生きた気がしないだろう。
しかしこの結果は無論一議員のせいでもなければ今回の裁判の被告になっている各選挙管理委員会のせいでもない。
ひとえに政治家全員、国会全体が受け止めなければならないのである。
判決文にもあったが本当に政治の司法軽視は甚だしい。
本件については恐らく最高裁に上告されることになろうが違憲判決が覆ることないだろう。
焦点は猶予期間の有無だがもう甘い考えは捨てた方がよい。
政治も政治家ももっと司法に、そして国民に謙虚であるべきだ。

広島高裁の衆院選区割り違憲・無効判決に思う

2013年03月26日 | 日記
広島高裁が先の衆院選区割りについて違憲と猶予付きの無効判決を下した。
違憲あるいは違憲状態との判決は他でも見られたが執行猶予付きとはいえ選挙の無効判決は初めてだ。
さすがに動きの悪い政治の世界に裁判所が業を煮やした格好だ。
当該選挙区選出の議員の一人が「ちょっと踏み込み過ぎではないか」とコメントしていたがこれこそ理解に苦しむ。
「一票の格差問題」について以前から指摘されているにも関わらず政治の世界はあまりにも対応が緩慢だ。
今回の判決はこれに警鐘を鳴らしたものだがそもそも政界は司法に対し本当に不遜だが「踏み込み過ぎ発言」もその一例だろう。
首相は今回の判決について「精査し適切に対応したい」と紋切型のコメントを繰り返していたが今度こそ本腰を入れて結果を出してほしいと思う。
そういえば定数削減もあるが・・・。

大相撲元大関の引退に思う

2013年03月25日 | 日記
大相撲の元大関雅山が大関陥落後68場所務めてこのたび引退することになった。
雅山といえば幕下付出しで角界デビュー後連続優勝などを重ねまさに破竹の勢いで一気に大関まで上り詰めた。
年齢はまだ20台前半だったが残念ながら大関在位は長くは続かなかった。
翌年大関から陥落したのだが雅山の頑張りはそれからだった。
何と68場所務め再起を図ったというが68場所といえば12年間近い長さだ。
さすがに引退会見では「もう体がついていかない」と言っていたが元大関のプライドをかなぐり捨てまさに幕下陥落寸前まで踏ん張った気力には拍手を送りたい。
風貌や体格からいかにも悪役然としていたが実生活はそんなことはなかろう。
「不屈の精神」を是非後進の育成につなげてほしいと思う。

政府の辺野古埋立て申請に思う

2013年03月24日 | 日記
政府が普天間移転先候補となる辺野古の埋立て申請を行った。
地元側の反対気運を考えるとやはり強行姿勢を感じざるを得ない。
とはいえ地政学上「県外移転」など現実的ではないだろう。
国外移転なら国内は纏まるだろうがこれとて・・・。
そもそも沖縄県には嘉手納、普天間以外に米軍軍用地は相当あるのだがそれらをうまく活用して辺野古埋立を回避する道筋はないのだろうか。
ヘリ基地ということならさほど広大な平地は要らないはずだが。
このままでは沖縄県は普天間周辺の安全は保証されるかもしれないが依然基地負担は減らない。
賛成派と反対派の溝が深まるのを見るのも辛い。
沖縄のきれいな海が埋め立てられるのも辛い。
嘉手納、普天間以外の軍用地をもっと活用する手はないのだろうか。

韓国のサイバー攻撃事件に思う(その2)

2013年03月23日 | 日記
先日取り上げた韓国の放送、銀行サイバー攻撃事件に関して続報があった。
当初韓国当局は不正プログラムの発信元について「中国から」と報じていたがその後「実は韓国内からだった」と修正したのだ。
当局の前言撤回の勇気は認めるがサイバー犯罪捜査能力の低レベル度を露呈してしまった。
日本もそうだが韓国もまだまだ捜査技術が犯罪抑止レベルにまで達していないということだろう。
まず両国とも国を挙げて総力を結集し体制を強化すべきだ。
この際ハッカー経験者の動員も臆せず・・・。
それに国際間の提携・協力も必要だ。
今や通信インフラは市民生活の生命線だし国家保安の要でもある。
米国政府が言うようにサイバー空間は(陸、海、空、宇宙に続く)第5の戦場でもある。
よく言う「いたちごっこ」などとのんびりしている場合ではない。