グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

消費増税前夜に思う

2014年03月31日 | 日記

いよいよ消費増税第1ステージが明日に迫った。

明日には5%から8%に上がる訳だがこの上げ幅については一気に10%に上げる案や毎年1%づつ上げる案などいろんな案があったことを思い出す。

結局5%-8%-10%の2段階引上げに落着したのだが本当に我が国は折衷案が好きだ(笑)。

さて一方で気になるのが消費税を負担する国民側の収入増加ぶりだが今年の春闘では久しく耳にしなかったベアがあちこちで聞かれ一定の成果が得られたようだ。

大企業勤務者はそこそこ担税力が備わったのかもしれないが中小企業やパート社員などはどうなったのかあまり聞こえてこない。

いくら社会保障の充実とはいえ貧富の格差が拡大するようでは先行き心配だ。

それにしてもあのアベノミクスの「第三の矢」は何時射られるのか。

早くしないと増税第2ステージに間に合わなくなる。

政治は個別企業の昇給に口出しするより経済成長分野の創出に腐心すべきだろう。

 

 


春の里山を歩く

2014年03月30日 | 日記

暖かさが感じられるようになった春の一日思い立って近くの塚山公園に出かけて見た。

塚山公園は京急線按針塚駅か逸見駅より徒歩20~30分ほどでアプローチできる桜の名所で三浦按針の供養塔がシンボルだ。

桜は案の定まだ早く2,3分咲きというところか。

その代りに目を楽しませてくれたのが春の山野草である。

定番のタンポポやスミレが満開だがそれ以外にニリンソウとハナダイコンが花を添える。

特にニリンソウは園地内に群生地がありしばし時間を忘れてしまう。

以前にも書いたことがあるがオオイヌノフグリも春を感じる可憐な花だ。

いつもながら名前の由来を聞くにつけちょっとかわいそうな気がする…(笑)。

もう一つ、塚山公園から米国海軍横須賀基地の原子力空母ジョージワシントンを望むことができる。

平和のシンボルである野生の花々とその対極にある戦艦、なかなかのコントラストである。

 


プロ野球の開幕に思う

2014年03月29日 | 日記

待ちに待ったプロ野球2014が開幕した。

ただ何となく盛り上がりに欠けるように思われるのが気になっている。

例年ほどワクワク感がないのは何故だろう。

一つには今や日本球界の至宝とも言っていい田中将大投手の米大リーグ流出があるだろう。

彼の夢を叶えさせてあげたい反面「日本球界でどこまで記録が伸ばせるのか」も見たかった。

もう一つは他のスポーツの台頭だ。

フィギュアスケートは男女とも日本が世界一と言っていいだろう。

テニスの錦織選手は世界トップランカーを撃破している。

スキージャンプだって世界を舞台に負けてはいない。

そんなこんなで日本のプロ野球はややカゲが薄い。

昔からプロ野球に馴染んできたものにとってはちょっと寂しい。

楽天の新星・松井投手はどこまでやってくれるのだろうか。

 

 


みんなの党・渡辺代表の政治生命危機に思う

2014年03月28日 | 日記

みんなの党・渡辺代表が資金疑惑の危機にさらされている。

化粧品会社創業者からの借金は認めたもののまだ説明責任は果たしていない。

使途はあくまで個人用として言明しているが「もろもろ」とか「酉の市の熊手」だけでは何の説明にもならない。

公人であれば「プライバシーに関わるから」と理由だけで8億円の使途を伏せる訳にはいかないだろう。

また資産公開データとの差異について「単に事務処理上のミス」と弁解するのは却って疑惑を深めるものだ。

5万円や10万円の話ではない。

あれだけ高額の借入れを忘れていたとでもいうのだろうか。

そもそも政治家は何故大きな危険を冒して資金を調達しようとするのだろうか。

それに「カネのかからない政治」とは全く幻想にすぎないのか。

分からないことだらけだ。

ともあれ渡辺代表は一刻も早く「説明責任」を果たした方がいい(世間を納得させられるかどうか分からないが・・・)。

でなければ自身の政治生命にかかわるはずである。

遅れれば遅れるほどダメージは大きくなる・・・・。


コンビニ大手の実力に思う

2014年03月28日 | 日記

JR西日本が駅構内のコンビニを順次セブンイレブンに切り替えるとのことだ。

今、同社の駅構内にコンビニがない訳ではない。

子会社が運営するハート・インが200店、キヨスク300店があるのだがその計500店を今後5年以内に全てセブンイレブンに転換していくのである。

「地の利のある駅構内店舗なので何も外部事業者に委ねることはないだろう。利益がグループ外に流れていくだけだ。」というのが素人の浅慮だがやはりそれだけコンビニ大手の事業運営ノウハウが凄いということだろうか。

話題のセブン・プレミアム(PB商品)をアテにしているのだろうか・・・・。

鉄道の駅は言うまでもなく老若男女あらゆる人種の一大集散地だ。

コンビニ既存大手がここでも存在感を発揮しそうである。

いやはや、コンビニ本業の実力に脱帽するほかない。

 

 

 

 

 


電卓誕生50年に思う

2014年03月27日 | 日記

我が国の電卓の先駆けとなったシャープのコンペットが商品化されて50年が経ったそうだ。

電卓といえば今や100円ショップに並ぶ典型的なコモディティ商品なのだが筆者がやむに止まれず購入した40年前はまだ超高価格商品だった。

いくらだったか正確には覚えていないが確か当時の価格で数千円(今時の貨幣価値でいえば何万円だか?)随分思い切って買い求めた記憶がある。

シャープだけではなくカシオやキャノンなどを交えた日本勢はその後も技術・生産革新を続け電卓市場で一時代を築いたが最近はあまり存在感がない。

四則演算ならすでに情報システムに組み込まれてしまっているので末端で個別に使われる頻度が減っているのかもしれない。

それにしても往時日本勢の電卓市場席巻は凄かった。

残念ながら今やIT分野で日本勢の影は薄い。

スマートフォンも、SNSも・・・。

日本発のITイノベーション再来はあるのだろうか。

 


消費増税絡みの価格改定に思う(その3)

2014年03月25日 | 日記

4月1日の消費増税を控え(消費者向け)各事業者の価格政策が明らかになりつつある。

販売価格はマーケッティング4大要素の一つで事業戦略上きわめて重要なだけにいろんな方針があって興味深い。

増税後の価格設定には大きく3グループに分かれるだろう。

一つは8%をそっくり上乗せしようというグループである。

4月の税率変化分は8%-5%=3%なのだがこの際一気に8%の上乗せはいささか乱暴な気もするが相当自信があるのだろう。

物流のヤマト運輸や牛丼の吉野家などがこのグループだ。

もともと値上げを考慮していた事業者も多い。

映画のように特別サービス分(シニア料金など)のみ値上げし全体のバランスを図るところもある。

3%の上乗せは一番分かりやすい。

多くの書籍などがそうなのだが厳密に行って1円単位の端数で設定するところと商品によって10円単位で丸めるところも出ている。

確かに円単位の値付けは煩わしい。

3番目は価格据置きグループである。

この場合増税分だけ減収になるのだが販売戦略その方が有利、あるいは競争環境上やむを得ないと判断したのだろう。

「薄利多売」という言葉もある。

据置きどころか牛丼の「すき屋」のようにさらに値下げした事業者もある。

さてさて、結果はどう出るのだろう。

それにしても総額表示義務を(時限とはいえ)緩めてしまったのはいまだに理解できない。

一昔前のあの法制化は一体何だったのだろう。

 

 


大阪の出直し市長選結果に思う

2014年03月24日 | 日記

大阪市長選で大阪都構想を掲げる橋下現市長が再選された。

これで同構想が信任されたのだろうか。

答えはノーだろう。

何せ投票率は過去最低の23%、仮に前回の60%を是とすれば差分の37%は潜在的な白票とみなすことだって可能だ。

前回は府知事選とのダブル選だったので特殊ケースかもしれないがそれにしても「大義なし」票が潜在的に今回の現市長得票数を上回っているのではないかと思うのだ、現市長にひいき目に見ても・・・・だ。

残念ながら橋下陣営にとって今回の選挙はそもそもやるべきではなかった。

日本維新の会・石原共同代表も今になって「(橋下市長の)空振り」と評しているが出直し選挙自体を思いとどまらせるべきではなかったか。

ただ済んでしまったことは仕方がない。

真に評価される大阪都構想を提示していくほかない。

もう後はない。

 

 


ロシアのクリミア併合に思う

2014年03月23日 | 日記

このたび起きたロシアのクリミア併合には驚くほかない。

ウクライナ海軍の軍艦も接収したとのことだ。

こんなことは認められれば住民の多くが賛成すればどんな地域も、どんな資産も手に入れられるということになる。

今回の騒動の発端はウクライナ国内の親EU政権樹立なのだがソチ・オリンピックが閉幕してからアッという間の出来事だった。

特にクリミア独立運動があったわけでもない。

これではドサクサに紛れてクリミア自治区を掠め取ったといわれても抗弁できないだろう。

ロシアは「G8メンバー国の全てを敵に回すことも厭わず」ということだから相当の決意だ。

既に経済制裁合戦に入りつつあるが要は「どちらが耐えきれるか」だ。

果たしてロシアは勝算があるのか。

 

 

 


権力者とインターネット

2014年03月22日 | 日記

トルコ政府が20日同国内でのツイッターサービスを遮断したようだが投稿量は迂回路を経てそれ以前より逆に3割増えたとのことだ。

汚職疑惑の払拭に懸命の現エルドアン政権は苦り切っているに違いない。

そう、インターネットは北アフリカのアラブ諸国で見られたように時の権力者にとってまさに「天敵」なのだ。

自分に都合の悪い情報をコントロールしようとしても結局うまくいかない。

権力者はもう力づくで言論を封じようなどと考えないほうがいい。

法律は国境があるがインターネットは国境がない。

中国なども検閲などで規制をかけているように聞くがあまり長持ちするとも思えない。

オープンこそ政治の必須要件だと思う。