グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

楽天の本拠地緒戦勝利に万歳!

2011年04月30日 | 日記
震災で損壊した本拠地球場を大急ぎで補修し初めて臨んだ今シーズン・ホーム緒戦を楽天イーグルスが見事勝利で飾った。
重責を担った田中将大投手の気迫の入った熱投が見ていてなぜか気持ちがいい。
そう、最近は完投できる投手も少ないし完投させようとする監督も少ないのだ。
楽天はファンへの約束通り貯金して本拠地開幕を迎え、さらに地元初戦をものにした。
東北一円の楽天ファンにとってこれ以上のプレゼントは無いだろう。
蛇足だが田中投手の健気なヒーロー・インタビュー受け答えを聞くとよく「家貧しうして孝子出ず」との諺を思い出す。
もっとも球界の盟主で最も金満なあの球団も「落球」を「捕球」とアピールしチームに貢献する孝子がいるにはいるが・・・。

波紋を呼ぶ東電役員の報酬削減案

2011年04月29日 | 日記
25日付けの当ブログで「東電の役員報酬40%~50%削減案はあまりに甘いのではないか」と指摘したところだが経産相がこの削減案について昨日「さらなる削減が必要」と述べ、不快感を示したと報道されている。
これは当然だろう。
東電の役員は今回の事故についての経営責任をどう考えているのだろうか。
全ては天災の成せるワザで人災の要素、経営上の落ち度はほとんど無いとでも云っているようだ。
それに平均年収730万円といわれる一般社員が20%カットで、平均報酬が3700万円の役員の削減率がたかだか40%~50%であることも凡そ理解できない。
どうも東電経営陣は原発近隣避難者の困窮をものともせず、さらには従業員、顧客、監督官庁を敵に回してまでも自己の権益を守る構えのようだ。
社会の一般感覚からすれば東電役員のリストラ後の年俸は1000万円未満(退職慰労金は全額返納)が許容される上限ではないかと思うが果たして当ブログの読者諸兄はいかがお考えだろうか。



米国ソニーの個人情報流出問題に思う

2011年04月28日 | 日記
ソニーの米国子会社SNEの情報システムから最大7700万件の個人情報流出の可能性が出てきたとのことだ。
それにしても7700万件とはスゴい数である。
全世界の顧客データベースを一元化していたようだが個人情報保護法制は各国毎に違うため個別に(多少大括りでもよいが)管理したらどうかと思う。
集約するメリットがあるとしても機微情報は除外できるはずだ。
また取り扱う個人情報の中味について(有料会員、無料会員、プリペイドカード払い会員混在のため)クレジットカード情報の有無・流出件数が正確に把握されていないことも気になる。
実被害発生の可能性があるクレジットカード情報を含むファイルは分別して取り扱うべきではなかったか。
暗号化措置についてはどうだったのだろう。
米国の法制では対象となる個人情報が暗号化されていた場合には流出事故時の本人通知義務が免除されるという。
個人情報を取扱う事業者は機微情報について暗号化措置を施すことが最低限の義務だろう。
本件については既に訴訟が起きているとのことだ。
多くの事業者がコトの推移に耳を欹てているに違いない。


統一地方選(後半戦)結果に思う

2011年04月27日 | 日記
去る24日行われた統一地方選の第2ラウンドで「民主党の退潮」が一層明確になった。
愛知補選は不戦敗、区議選・市議選の当選率は既存政党中最低、・・・などはとても与党のサマとも思えない。
筆者はかねてから「昨年の参院選惨敗を速やかに総括しマニフェストを修正すべき」と主張してきたが結局未消化のまま大震災に遭遇、今度は東電、原子力安全・保安院の危機管理能力欠如につき合わされる破目に陥ってしまった。
菅首相は「政府の対応に落ち度はなかった」と抗弁するが政治の世界は結果が全てだ。
ただでさえもろい支持層はこれで大きく崩れ去った。
菅首相は相変わらず続投に意欲的だがどんな状況になってもその独断はまかり通るのか?
「支持率がいくらになっても自ら政権を放棄することはしない」との考えは一見責任感の現れのようだが有権者を無視した居直りとも云える。
たとえ党内事情があるとはいえそれを許す政党自身も問題ありだ。
民主党は当分の間低迷を続けることになるだろう、政権明け渡しも含め・・・。

サマータイム考

2011年04月26日 | 日記
スーパーのイオンが店舗の営業時間にサマータイム制を導入するとのコトだ。
今夏予想される電力不足に絡んで一部で「全国一律のサマータイム導入案」が提起されているようだが筆者はイオンの例にあるように企業単位あるいは団体・組織ごとに採否を決定し関係者に周知すればいいのではないかと考えている。
たしかに全国一律の方が効果的だと思うが全国の時計をある時点で一斉に変更するのは相当の混乱が不可避だろう。
サマータイム制に長い歴史を持ち同一国内でも3時間の時差を有する米国ならともかく過去に一度導入しその後取りやめた日本が今電力不足を契機に急ぎ導入に踏み切る必要はない。
賢明な日本民族のことだ、電力不足問題も各企業、各業界団体が自発的に適切な措置を編み出すに違いない。
「お上」による強要や指導はちょっと待った方がよい。

事故対応記者会見の一本化に思う(その2)

2011年04月25日 | 日記
原発事故発生以来別々に行われてきた東電、原子力安全・保安院の記者会見が本日初めて合同で行われた。
「細野首相補佐官も司会役で同席された」と聞いて一安心だ。
今日の会見は全体で4時間、内容は東電、保安院個別の報告が連続してなされただけで特段統合されたものにはなってなかったようだが今後メディアからの質問等で政府も含めた一体的な姿勢が問われるハズだ。
そのときこそ政府を代表している細野補佐官の出番だ。
イマイチ国民からの信頼を欠く首相、官房長官になり代わって東電、保安院ほかを強力にリードして欲しいものである。
話は飛躍するが本日発表された「東電の役員報酬最大5割削減」にはいささか違和感を感じている。
役員の平均報酬が3700万円であるなら「40%~50%削減」はあまりにも身内に甘い。
被害の大きさを考えると著しく社会の常識とは隔たったもので一般市民はおろか20%削減を甘受することになる東電社員からも到底納得は得られないだろう。
あの土下座は「カタチばかり」と思わずにおれないのである。

進化する家電

2011年04月24日 | 日記
我が家ではごく最近電子レンジを買い換えた。
節電が叫ばれている折だがとにかく今まで使用してきた機種が16年前のものでさすがに不具合が現れてきたので止むを得なかった。
それにしてもこの間の進化はなかなかのものだ。
先ず揚げ物料理が油を使わずにできるという。
鶏のから揚げはもも肉に味付け後かるく片栗粉をまぶし過熱水蒸気で加熱するとある。
揚げ物が油を使わずにできるとは・・・まるでマジックだ。
まだ試したことはないが上手くいけば健康には間違いなくよさそうだ。
冷凍と冷蔵を同時にあたためられるというのもビックリだ。
上手く調理するためにちょっとしたコツがあるようだがそれにしても冷凍・冷蔵の同時処理とはすごいではないか。
日本の製造業もまだまだいけるのではないかと勝手に感じた次第である。
蛇足だが調理終了のお知らせは従来の「チン」からメロディ音に代わっていた。
「レンジでチン・・・」という言葉もいずれなくなるかもしれない。(笑)


「春闘」、今いずこ

2011年04月23日 | 日記
先日何気ない折に「春闘」という言葉を思い出ししばし感慨に耽ってしまった。
そう、昔は今頃になると多くの企業で新年度の賃上げについて労使間で何度も協議を行っていたし、労働側の戦術としてストライキなども恒例になっていたのだ。
国鉄(今はJRと呼んでいるが)、民鉄などもよくストライキを行っていたのでこちらが理由で職場に出勤できないこともしばしばだった。
しかしいつの間にかストライキは姿を消し、春闘も完全に形骸化してしまった。
バブル崩壊以降デフレ基調が続き企業は賃上げどころではなくなった。
そして今や労働サイドは雇用確保が大きなテーマだ。
今回の大震災も日本全体の労使関係に何がしかの影響を与えていくだろう。
「春闘」という言葉はもう死語になってしまった、それに代わる新しい労使関係、労使ルールを構築する時期が近づいているといっていいだろう。




事故対応記者会見の一本化に思う

2011年04月22日 | 日記
従来個別に行われてきた東電、原子力安全・保安院の事故対応記者会見が近く一本化されるようだ。
筆者は以前より当ブログ(3月28日ほか)で「官房長官、東電、保安院合同で記者会見を行ったらどうか」と提唱してきたがようやくその一部が実現しそうだ。
さらに官房長官の巻き込みが難しいのであれば一先ず(東電本店詰めが続いている)細野原発担当首相補佐官がオブザーバとして同席したらどうだろう。
その都度様々な質問を受けることになるだろうが個人的な見解と前置きして対応すればよい。
その積み重ねが政府・東電間の溝の解消に繋がるはずだ。
そうすれば昨日のように首相が被災者から投げかけられる怒りの声ももう少し穏やかなものになるだろう。
それにしても内閣府の主管する原子力安全委員会の無力ぶりはどうしたことか。
有事のときにこそ真価が問われるのだ、・・・これを機に委員会のあり方、人事を再考したらどうか。

後味の悪い試合

2011年04月21日 | 日記
昨日のプロ野球巨人ー阪神戦の誤審はひどかった。
阪神ブラゼルの飛球をセカンド脇谷がお手玉し一旦地面に落とした後の捕球を一塁塁審がアウトと判定したため阪神の2点目、3点目の追加点が消滅してしまった。
これですっかり試合の流れが変わってしまい結局阪神は1点差でこのゲームを失ってしまった。
そもそも一塁塁審は自身の立ち位置からはボールの行方は確認できなかったのであのような判定はせず、二塁塁審に委ねるべきだった。
さらに二塁塁審が何らかの事情で判断できなかったとすれば既にテレビ放送で流していたビデオ確認を何故行わなかったのか、あの映像を見れば万人が納得するハズである。
この2つのミスの重りで結果的にこの試合はひどく後味の悪いものになってしまった。
阪神チーム・ファンは悔しさと怒りで昨夜は容易に寝付けなかったのではなかったか。
一方巨人サイドも何がしかの後ろめたさが残ったに違いない。
残念なのはアレだけのビデオがありながら未だに当審判がジャッジを正当化していることだ。
誤りを認めない社会はよくないと思う。
審判団はメディアの前できちんと謝罪すべきだろう。