グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

失敗コストの重さに思う

2016年11月13日 | 日記
先日某惣菜メーカーが同社のパック商品に容器のプラスチック片が混入したとかで製品回収を行う旨を公表していた。
対象商品は60万個を超えるそうだ。
商品単価は低いもののこれだけの個数を廃棄処分にし尚且つ全国津々浦々に配送あるいは既に消費者の手に渡っている商品を全て回収することは容易ではないだろう。
消費者の買い控え等、ブランドの毀損もある。
60万個の商品のうち何個に欠陥があるのか知る由もないがこのたびの失敗コストは総額いかほどになるのだろう、いささか気になる。
失敗コストといえば横浜都築区の傾斜マンションがある。
結局全棟建て直しとなったようだがそのコストは総額390億円と試算されている。
販売事業者としてはゼネコンと杭打ち業者に全てツケを回したい意向だが「デベロッパーの管理責任は全くない」と言い切っていいのかどうか・・・。
失敗コスト、上手くいっていれば何ともないのだがある日突然降りかかってくるのが失敗コストというものだ。
損保会社のビジネスチャンスは尽きることがないねぇ。(笑)
もっとも某エアバッグ・メーカーのように全商品に失敗コストが及ぶようになればこれはもう重いどころの話ではない。
自立存続が不可能になる。



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1 コメント

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そう考えると怖い気もしますね (金山 直志)
2016-11-13 19:20:44
マンション傾斜の失敗コストは、会社にとっても大打撃になりそうですね。
失敗コストについてあまり考えてこなかったですが、ときには考えてみる必要があるのかもしれないですね。
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