グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

野次は国会の華?

2011年09月30日 | 日記
先日参院予算委員会で委員長がわざわざ審議を中断して議場に対し「野次」を慎むよう注意を促していた。
委員長は「過去十数回予算委員長を務めたがあまりに野次が大きすぎる」とも言っていた。
たしかに予算委員会などではあまりの不規則発言に質疑や答弁が遮られることがままある。
時の自民党質問者は「国会の華、いいじゃないですか。(議論を尽くすために)国会期間を十分延長してもらいましょう。」と言っていたが
それとこれは話が別だ。
あまりに口汚い罵りは国会の品位を汚すものだし貴重な時間のロスだ。
全ての国会議員は誠実にかつ良識をもって国会に臨むべきだ。
ついでに言えば発言応援のための一斉拍手、私語なども気になる。
もちろんあの「居眠り」も。

全日空機背面飛行事故に思う

2011年09月28日 | 日記
本日全日空機の背面飛行事故が明らかになった。
戦闘機などであればともかく一般乗客が搭乗する旅客機で30秒近くほぼ背面飛行を行っていたなど信じられない思いだ。
事故原因は副操縦士の単純な操作ミスだそうだが1900メートルも高度を下げれば対向航空機との衝突だって考えられるし失速墜落の可能性もあったのではないか。
レバーやボタン、ハンドルが密集しているコックピット内ゆえ僅かの気の緩みが大事故につながりかねないのだ。
どんな事情があったのかしれないが当該副操縦士の適性には疑義が残る。
いささか厳しいかもしれないが地上勤務への配置転換は不可避だろう。
安全運行確保のため同社には厳正な措置を期待したい。

名曲「枯葉」に酔いしれる

2011年09月27日 | 日記
この季節になると街中でよく耳にする楽曲に「枯葉」がある。
1945年にフランスで生まれたこの楽曲はイブ・モンタンやジュリエット・グレコの歌唱でシャンソンのスタンダードになったのだがその後米国にわたり1955年に一大ブレークした。
今や多くのミュージシャンが同曲をカバーしておりシャンソンを超越した世界のスタンダードになっているのだが特にジャズメンによる採り上げが目立つため「もともとジャズの曲ではないか」と誤解しそうなくらいだ。
ちなみに筆者が好んでよく聴くのはエリック・クラプトンの「枯葉」である。
あの気だるいジャジイなボーカルが何ともたまらない。
ジャズではないがトム・ジョーンズの味のある歌唱にも聞きほれてしまう。
「枯葉」こそいろんなアレンジが楽しめる名曲の中の一曲と言っていいだろう。

復旧・復興のモノサシは?

2011年09月27日 | 日記
本日の衆院予算委で前原政調会長の質問に答える形で首相があらためて震災復興と原発収束に取り組む姿勢を強調していた。
「震災復興・原発収束が最優先課題」は当然だし全く異存はない。
ただ、ふと復興とは何がどうなったら成就したといえるのだろうかと考えてしまった。
各県の工業出荷高だろうか?人口定住率だろうか?それとも雇用者数?管内駅・空港の乗降客数?・・・
恐らく多くの指標が考えられるだろう。
また水準はどこまで戻せば復興なったということになるのだろうか。
まさか震災直前の水準まで戻さなくて・・・というはないだろう。
(たしか神戸市もいまも震災前の人口には戻っていないが誰もまだ復興できていないとはいわないハズだ。)
震災復興についてもやはり(原発収束と同様に)数値目標や工程表が必要だ。
「復興」は抽象的な概念だけにキチンとフォローしていくモノサシが要るのだ。

日本人大関誕生(内定)に思う

2011年09月25日 | 日記
大相撲秋場所で関脇琴奨菊が直前3場所33勝目を決めて大関昇進を決定的にした。
先場所魁皇が引退し日本人大関が不在となったが一場所で日本人大関が戻ってくることになった。
以前から稀勢の里が次期大関として有望視されていたが琴奨菊の頑張りで一気に追い越した格好だ。
やはり上位者に日本人力士がいないと淋しいがこれで一先ず安心だ。
とはいえまだまだ物足らない。
いくら外国人の進出があっても上位者のうち半数程度を日本人が占めるのが理想だがこれは夢のまた夢か?
一つ興味深いのは外国人勢の出身地変遷である。
当初は高見山や曙、武蔵丸などハワイ勢だったがいつの間にか朝青龍、白鵬などモンゴル勢がとって代わった。
今場所土俵を賑わせたのは臥牙丸や隆の山など欧州勢だ。
相手が誰であれ頑張れ、日本人力士!
琴奨菊に続け!

台風による帰宅困難者の発生に思う

2011年09月24日 | 日記
先日の台風15号により都心では多数の帰宅困難者が発生したとのことだ。
帰宅困難者といえば3.11東日本大震災の日を思い出すが今回は一寸訳が違う。
今回は地震の時のように鉄道の線路に物理的な異常が発生する危険があった訳でもない。
鉄道そのものが多くの箇所で冠水した訳でもない(可能性はあったかもしれないが)。
駅構内のパニックを恐れて鉄道運行者が通常運転を停止、その結果足を奪われた多くの通勤客、通学客が滞留した結果なのである。
所詮鉄道利用者をバス、タクシーで代替させるなどは無理な話だ。
大型とはいえ台風だけでこれほどまでの交通マヒは今までなかったように思う。
これは3.11の経験が鉄道運行者、鉄道利用者の双方に影響したのではないか。
しかし原因そのものが天災ではないため智恵と工夫で克服できるはずだ。
都知事の提唱する職場での食料備蓄も結構だが「緊急情報」を駆使して人の動きをうまくコントロールすることを考えたい。

今、軽自動車が熱い

2011年09月23日 | 日記
今、軽自動車が熱い。
背景にはいうまでもなく昨今のエネルギー事情があるだろう。
電気自動車もいいが原発事故以来供給体制にいささか不安がある。
となれば排気量が少なく燃費のいい軽自動車に関心が向くのはごく自然な成行きだ。
自動車メーカーももちろんグループ企業挙げてこの分野に注力だ。
確かにリッター30km以上の燃費は魅力だし居住性だって昔の360cc時代(ちょっと古いか?!)とは比べ物にならないほど向上している。
一つだけ気になるとすれば安全性である。
燃費向上のため車体を軽くしたのはいいが万一衝突した際にペシャンコでは話にならない。
ノーズが短い分耐衝撃性が強化されているのだろうか?
サイドエアバッグの装備は?
ん?それでは価格も普通車並みになってしまう?
それも困るなぁ(笑)

民主党・国対グループのドタバタ劇に思う

2011年09月22日 | 日記
民主党の国対委員会幹部3人が国会会期延長に絡む辞表提出で謹慎処分とのことだがどうにも理解できないことが多い。
事の発端は僅か4日間の臨時国会開催を決めたことにある。
筆者はとても野党の賛同は得られないと思っていたが国対委員長は「不完全内閣」という禁句まで持ち出して強行突破を図った。
結局野党の抵抗に屈し大幅延長を余儀なくされたため幹部3人が混乱を招いた責任をとるとして辞表を提出したのだが責任をとるべきは辞表をを預った国対委員長自身ではなかろうか。
そして今度は3人に対して1ヶ月国対の役職を外す幹事長からの「謹慎」処分である。
もし3人に落ち度があるとすれば辞表を素直に受理して後任を立てたらどうなのか。
責任政党を標榜するのであれば人材には事欠かないだろう。
いたずらに挙党一致を取り繕ったり面子をおもんばかる人事は卒業し自然体の党運営を目指したらどうだろう。

「11年基準地価」発表に思う

2011年09月21日 | 日記
昨日国土交通省が11年基準地価を発表した。
住宅地でマイナス3.2%、商業地でマイナス4.0%(いずれも全国平均)と下落傾向が続くが今年の特徴はなんと言っても東日本大震災の影響だ。
被害の大きい地点は調査の対象から外したとのことだがそれでも東北3県や茨城県、千葉県浦安市などの下落率は顕著だ。
当然といえば当然だが福島県などは原発事故被害も加わって気の毒である。
ただいつの日か戻す時期が来るのではないか。
それが「復興」というものだろう。
ふと関東大震災を思い起こした。
当時は「基準価格」などなかったから確たる記録はないだろうが取引実勢価格はどんな影響を受けたのだろう。
どれくらいの期間で震災前の水準を取り戻したのか。
政府はどんな地価政策を採ったのだろうか。 ・・・











カップヌードル発売40年に思う

2011年09月20日 | 日記
先日横浜市内にカップヌードル・ミュージアムがオープンした。
カップヌードル発売40周年記念事業とのことだがあらためて日本が生んだこの商品の物凄さを思い起した。
発売当時すでに袋詰めチキンラーメンで確固たる地位を築いていた日清食品だが調理器、食器を兼ねたカップの採用で即席めんの新しい市場を創造したのだ。
あまり目立たないがカップの形状や材質、それに商品バリエーション(味付け、量など)の絶えざる改良、拡充で累計290億食という信じられない実績を築き上げた。
国内でのシェアは50%に近く、世界を見渡してもさしたる追随者は見当たらない。
カップヌードルが進化を続ける限りその地位は当分揺るがないだろう。
さて同社は今どんなカップヌードル戦略を練っているのだろうか。
個人的には健康志向戦略を望んでいるのだが・・・。