グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

大相撲・朝乃山の6場所出場停止処分に思う

2021年06月12日 | 社会

日本相撲協会が(感染対策ガイドラインに反して)接待飲食店への出入りを繰り返していた大関・朝乃山に対し6か月出場停止処分を決めた。

6か月間出場しないとなると何と三段目まで転落する見通しだそうだから結構重い処分だねぇ。

朝乃山は不祥事発覚直後の事情聴取で飲食店への出入りを否定しスマホの記録も消去していたことが判明、協会側の心証を悪くしたようだが身から出たサビ、処分内容はしょうがない。

聞くところによると朝乃山は引退届を出していたが受理されず前述のような処分になったがこれは温情なのか、見せしめなのか、判断に苦しむところだ。

幸いなことに朝乃山には同輩大関の奇跡の復活劇を目の当たりにしている。

年齢からすれば三段目から大関までの復活はさほど困難なことではない。

絶望することもない。

出場停止期間中も稽古に励み奇跡の復活劇(PART Ⅱ)を見せてもらいたいものだ。

 


東京五輪まで2か月を切った

2021年05月23日 | 社会

たしか東京五輪の開催予定日は7月23日では・・・? とすれば今日でついに開催まであと2か月を切ったという訳だ。

それにしてはコロナウィルス新規感染者数は目立った減少が見られないので世論も一部アスリートも本当に開催していいのか、疑念が高まっている。

現場の医療を与る病院関係者は従来以上にラジカルな姿勢を強めている。

どこかの病院の窓に掲げられた「オリンピックはむり」の張り紙は衝撃的でもある。

さらに政府のコロナ対策について諮問を受ける立場の分科会も徐々に厳しい意見をぶつけるようになった。

どうも日本も東京五輪を巡って分断が進んでいるようだ。

トランプ治世の米国で「分断」がよく喧伝されたがまさに日本でもこんなに顕著な分断現象が現出するなど思いもしなかった。

やっぱり首相の国民に対する説明が少ないのだろう。

関係機関、関係者は具体的にどんな大会にするのか、例えば競技種目は絞るのか、参加国はどれくらいになるのか、参加人数は国別にいかほどになるのか、・・・そろそろミクロの数字を提示して医療体制を含めすべての対応方策を具申していく時期に来ている。

いつまでに・・・? もう遅すぎるくらいのものだ。

 

 


大相撲の審判委員に「あっぱれ」(その2)

2021年05月20日 | 社会

17日付けのこのブログで大相撲審判委員の縁の下の活躍ぶりを記したところだが昨日の取り組みでも感心したシーンがあった。

優勝街道をひた走る大関照ノ富士と平幕妙義龍との一番だ。

土俵上で照ノ富士が妙義龍をねじ伏せ軍配は照ノ富士に上がった。

とその時、審判委員から物言いがあったのか、・・・5人の審判委員が立ち上がった。

テレビ中継を視ていた筆者はその時に何がどうなったのか、全く状況が分からなかった。

しばらくして(照ノ富士が妙義龍をねじ伏せた際)彼の右手が妙義龍の髷にかかっていたことが判明した。

結果は審判委員の物言いが採用され照ノ富士は反則負け、行司は差し違え、という裁可が下った。

角度から見てあの反則行為は5人の審判委員のうち1人しか確認できなかったはずだがビデオに頼らずよく正しい判断が出来たものだ。

一瞬の動きも見逃さない審判委員の活躍にあらためて「あっぱれ」だ。

 


大相撲の審判委員に「あっぱれ」

2021年05月17日 | 社会

大相撲夏場所が横綱不在にもかかわらず、いや不在だからというべきか、活況を呈している。

一時期は八百長だの、クスリだの、暴力行為などで存廃の危機すら囁かれていたが昨今はそんな気配は微塵もない。

どうやら完全に立ち直ったようである。

そんな中で筆者は審判委員の地味な活躍を取り上げてみたい。

土俵上で力士の勝敗を一義的に裁くのは行司であるが時には差し違えることがままある。

これは1か所から見ているので止むを得ない。

そんな時に物言い(異議)を申し立て正しい裁定に導くのが5人の審判委員だ。

最近は野球でもサッカーでもビデオ判定が主流になっているが大相撲の審判委員はビデオに頼らずあくまで5人の合議だけで結果を出している。

5人が様々な角度から注視しているわけだから当然かもしれないがそれにしても審判委員は「瞬時の動き」をよく見ていると思う。

ビデオを見ていて審判委員の判定が誤っていたという場面に未だ出くわしたことはないのだ。

力士もそうだが審判委員機構に対しても同様に「あっぱれ」を進呈したい。(笑)


ワクチン接種にてんやわんやの現場に思う

2021年05月12日 | 社会

今日所用で外出したところたまたま隣町の集団接種会場に遭遇した。

何日からこの場所で始まったのかは知らないがそれほど前のことではないだろう、もしかしたら今日が初日かも・・・。

対象はたしか80歳以上のはずだ。

会場は最寄駅から3,4分のところだが来場者のほとんどはタクシー,マイカー、介護施設の送迎である。

ただその対象者の多くが車いすの利用者だから乗降にも時間がかかり時間帯によっては近隣道路で自然渋滞が発生していた。

車止め近くには市役所の職員やタクシー協会の職員などが多数待機し会場案内や問い合わせ応対などを行っていたがそれでも80歳以上の対象者たちを手際よくさばいていくのは難しいものだ。

ワクチン接種は集団接種会場だけではなく掛かり付け医による接種もある。

さらに今後は79歳以下・基礎疾患保有者など対象が広がりその先には膨大なマスが待ち構えている。

まだまだワクチン接種戦争は始まったばかりなのだ。

ワクチン接種戦争には予約システム・トラブルや従事者不足、ワクチンそのもののロジなど難関が立ちはだかる。

今日は今日とて会場で接種し終わったお年寄りが何やら係員に怒りをぶつけていた。

クレームの内容は分からなかったが関係者は是非とも今後のスムーズな接種活動に繋げて欲しいと思う。

ワクチン接種狂騒曲は暫らくは鳴りやみそうもない。


コロナ禍の中の犯罪事情を思う

2021年05月09日 | 社会

コロナウィルスの感染がどうにも収まらない今日この頃だが1年以上も続いていると社会もいろいろ変化してくる。

犯罪事情も例外ではない。

昨今はいわゆる空き巣被害が少なくなっているとのことだ。

在宅勤務だ、ステイホームだ、とか言われているののでいくら手慣れた空き巣犯でも決行は難しいのだろう。(笑)

ただこれは犯罪と言っていいか微妙だが逆に家庭内暴力件数は増えているようだ。

テレワーク要請の裏返しで家族、夫婦が一日中顔を突き合わせるケースも増え残念ながらストレスがVDに結び付くことは十分考えられる。

要因についてはコロナ禍が引き起こす経済格差の拡大や離職、勤労機会縮小も大きいと思う。

あおり運転の増加なども経済格差が生み出すストレスと無縁ではないだろう。

もう一つ、インターネット犯罪にも触れなければならない。

コロナ禍で新たにインターネット社会に飛び込んだ人々も多かろう。

昨今様々な詐欺事件が横行している。

インターネットを介した犯罪が拡大することがないように祈るのみだ。

 

 

 


静岡の竜巻被害に思う

2021年05月03日 | 社会

昨夕静岡の牧之原市を竜巻が襲った。

当初は突風などとの報道もあったが地面から天空に立ち上るあの漏斗状のシルエットは紛れもない竜巻だった。

全半壊、一部損壊を含め97棟が被害を受けたとされるが恐らくアッという間の出来事だったろう。

被害を受けられた方々には心よりお見舞いを申し上げるが残念ながらこの種の天災は今後ますます激甚化していくのではないかという気がしてならない。

アメリカのトルネード多発地域などでは各戸に地下シェルターが備えられていると聞くが我が国でもゆくゆくはそんな自衛策が浸透していくのかもしれない。

それとも地価の高い日本のことだから地下シェルターよりも構築物の強靭化が優先されるのかねぇ。

いっそのこと対策はそこそこにして保険に頼るという手も考えられそうだ。

いずれにせよクルマでさえ転がしてしまう威力に対抗することは容易ではない。

しかし何かはしなくてはいけないということだ。


再びオンライン化中心に戻る大学教育に思う

2021年04月27日 | 社会

コロナウィルス緊急事態宣言は大学の教育現場にも大きな影響を及ぼしているようだ。

該当地域に立地する大学は軒並みオンライン教育主体に逆戻りし対面教育を願う学生諸君の失望が目に映るようである。

しかし教室だけならともかく食堂や部活などのことまでを考えると文科省の指導も已むを得ない気もする。

当面は大学、学生とも耐え忍ぶ時期になりそうだ。は無理だがオンライン学習(勉学)は慣れと工夫で双方向が可能だから双方で進んでチャレンジしてほしいと思う。

同じ部活でも運動系は難しいが文科系サークルであれば工夫次第で多少それらしきことはできるのではないか。

学生諸君にとってアルバイトの機会が減っていることはある意味で深刻な問題だ。

大学は運営コストを節減し授業料見合いをわずかでも値下げできればいいのだが如何だろう。

大学スタッフも自治体も今こそ知恵の出しどころだ。

 


米国の新たな人種差別暴挙に思う

2021年04月25日 | 社会

昨今ニューヨーク辺りでアジア系住民に対する暴力行為が続発しているとのことだ。

米国にはかって何度も訪れたことがあるがルックスがアジア系というだけで街角で殴られたり突き飛ばされるなんて想像もつかない。

いつの間にこんな悪習が蔓延ってしまったのだろうか。

きっかけは一説には中国・武漢の新型コロナウィルス発生と言われているがそうだとしたらあまりに狭量で短絡的な考えで白人系米国人に失望してしまう。

そう言えば著名ジャーナリストであるイアン・ブレマーはこんなことを言っていた。

「バイデン政権に移行してもアメリカ社会は急には元に戻らない。トランプ前政権のアメリカ・ファースト思想は暫らくは残るだろう」と。

トランプ治世4年間のアメリカ国民に与えた影響は小さくなかったねぇ・・・。

しかしこのような悪弊が許されていいはずがない。

米国にとってもいいことは何もない。

健全な世論の高まりと適度な取締りで一刻も早くこのような悪弊が一掃されることを望みたい。

 

 

 

 


飲食宅配業者の危険行為横行に思う

2021年04月19日 | 社会

コロナ禍が長引く中で必然的に飲食宅配ニーズが高まっているようだ。

先日も街中を歩いていて明らかに飲食宅配業者と思しき姿を何度も目にしたのだがその中で思わずヒヤッとした光景があった。

交差点内でバイクが直進車の直前右折を行ったのだ。

幸い事故には至らなかったが目撃者の多くは唖然としていた。

いま全国でこのようなケースが激増していると聞く。

東京都議会では配達員のナンバー(背番号)掲示案が俎上に上っていた。

たしかに宅配トラックなどは配達員の名前を掲げているからこれも容易に出来そうなものだがただ1つ飲食宅配業者の多くは代行業者であって個人事業主だそうだから話はややこしくなる。

あのウーバーイーツも例外ではない。

ただあの危険走行を見るととても心配である。

もしも代行配達を生業にするのであれば何らかの補償と義務をセットにしたルール整備が必要ではないだろうか。