グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

北朝鮮発「史上最大の変身」に思う

2018年03月31日 | 日記
この1,2か月間で一番大きな「変身」を見せたのは疑いもなく北朝鮮のあの若き指導者だろう。
契機になったのは平昌オリンピックでの韓国への急接近である。
オリンピック競技への共同参加だけならまだしも、定例的な実務者協議のスタートには驚いたものだ。
その後韓国の特使に米朝協議のお膳立てまで使い走りをさせていた。
米国大統領とは「ロケットマン」「老いぼれ」などと罵り合っていたのがウソのような変身だ。
と思いきや今度は指導者として初めて国境を越え米国大統領と敵対する中国主席と初会談なのである。
いやはやこの変身ぶりには世界中が目を見張ったに違いない。
これほどの短期間での韓、米、中への大接近は「史上最大」「空前絶後」と言っていいだろう。
日本はいつの間にか取り残されてしまった。
首相は拉致問題への対応を米大統領に託すようだがどう考えても影が薄い。
2020年の東京オリンピック参加について金委員長はバッハIOC会長と会談を行っているということだから首相ももっと外交力を持たねばならない。

厚労省よ、お前もか・・・

2018年03月30日 | 日記
今日の夕刊を見ていて驚いた。
何と厚労省でも決裁文書の書き換えが行われていたというのだ。
先だっては財務省の(決裁文書)書き換えが大問題になったのだがあの場合はキャリア官僚の不用意な国会答弁が遠因になった。
厚労省の今回の場合の「なぜ、だれが指示したのか」は知る由もないがいずれにせよこんなことが許されるはずもない。
厚労省では日常的に、当たり前のようにこんなことが行われているのか?
さらに言えば他の省庁ではどうなのか?
疑惑は際限なく広がっていく・・・。
そのためにも厚労省の書き換えについて徹底した原因究明と関係者の処分が不可欠だ。
新聞報道によれば担当者の減俸処分があったというがそんなに軽い罪ではない。
書き換えを指示したものは理由を問わず停職なり免職なりの厳罰が相当だと思う。
とにかく確信犯であり国政全体の信頼を揺るがしているのだから。

平成30年の花見シーズンに思う(その2)

2018年03月30日 | 日記
昨日(3/29)野暮用で東京へ出かけた際にほんの気まぐれで千鳥ヶ淵まで足を延ばした。
目的は言うまでもなく満開のサクラを確かめたかっただけだ。
案の定千鳥ヶ淵緑道一帯はもの凄い人出でごった返していた。
驚いたのは欧米・アジアを問わず外国人観桜客が多かったことだ。
改めてサクラの持つ磁力を感じたものだった。
あの散り際の見事さを愛でるのは日本人固有のものかとどうもそうではないらしい。
サクラは季節は今後も引き続き外国観光客を引き寄せるのではないか、…そんな気がしている。
サクラは地方にも名木が多数存在するのでインバウンド需要の地方展開に大きな推進役となるポテンシャルを有している。
サクラは本当に国花だねぇ・・・。(笑)
ところで昨日の千鳥ヶ淵の話だが外国人の若者グループがお濠のボートで水面近くまで垂れさがるサクラに潜り込み数隻がふざけ合っていた。
「非日常」に興奮するのは理解できなくもないが傍若無人の振る舞いは見苦しい。
「こんな光景はあまり見たくなかった」と思いつつサクラの名所を後にしたものだった。

難産だった割りには・・・、森友問題証人喚問に思う

2018年03月27日 | 日記
結構難産だったが森友問題の証人喚問が国会衆参両院で実現した。
しかし「その成果は?」といえば殆どなかったといっていいのではないか。
肝心の決裁文書改竄については証人の徹底した証言拒否でただの1㎜も進展なし、相変わらず闇の中である。
しかし政治家等の関与については根拠はないものの全否定していた。
渋々この証人喚問を許容した政府・与党にとってはこれを機に幕引きを図りたいところだがこれもなかなか難しそうだ。
今後の焦点は大阪地検の佐川氏に対する聴取と国会での野党の更なる証人喚問要求パワーだ。
さて今日の証人喚問を国民はどう受け止め、何を感じたのだろう。
いくら何でもあの証言拒否回数は証人喚問に対する無力感を植え付けたかもしれない。
質問者の証人喚問技術の巧拙も気になる。
与野党間の時間配分にも課題がありそうだ。
それにしても謝罪と証言拒否に徹した証人の心中はいかばかりか・・・、やっぱり辛いだろうねぇ。


平成30年の花見シーズンに思う

2018年03月26日 | 日記
今年の花見シーズンもなかなか気を揉ませた。
暖かい日もあれば寒いというか、冷たい日もあったからねぇ。
それにしても関東地方は概ねもう満開ということだから3月中に盛りは過ぎてしまいそうだ。
入学シーズンまで待ってはくれないかもね・・・。
今年の花見でひとつ感じたことがある。
我が家の最寄り駅の裏に小さな公園があって知る人ぞ知る花見の名所になっている。
ところが今年は昼も夜も全く人気(ひとけ)がないのである。
一時はあんなに花見客の宴で賑わっていたのにどうしたことだろう。
近隣にあった企業や事務所がどこかに移転してしまったのだろうか。
それとも今流行のエア花見に切り替えてしまったのか・・・・?
なんか狐につままれたような感じである。
一方東京の花見のメッカである上野公園は大変な人出で宴会の場所取りには専門の業者すら存在するようである。
東京の一極集中がここまで顕著に表れるのだろうか、インバウンド需要の差なのだろうか、うーん、よく分からないねぇ。(笑)

首相の全国幹事長会議対応に思う

2018年03月25日 | 日記
昨日の自民党全国幹事長会議は支持率急落を抱えるとって首相にとってできれば出たくない舞台ではなかったのではなかろうか。
冒頭のあいさつで森友関連文書の書き換え問題について「最終責任は行政の長である私にある」として問題の全容解明と官僚組織の立て直しに全力で取り組む意志を表明していた。
しかしその後続いた大阪府連や沖縄県連など地方組織からの要請やら発言には幹事長代行および幹事長が対応していたようである。
何時頃なのか分からないが首相(=総裁)は会議を中座していたのである。
どうしてこんな大事な時に真摯に地方組織幹部の声に耳を傾けないのだろう。
いまどき幹事長会議以上に優先度の高い首相あるいは総裁としての業務があるのだろうか。
当日の首相のスケジュールを見ると幹事長会議の後は副総裁・地元県連関係者との会食はあったが海外を含め要人とのミーティングはなかった。
どうも首相発言はその場しのぎで行動が伴わないことが多い。
今回の幹事長会議も時間を限らず彼らの意見を受け止め、その中で打つべき手を模索すべきだと思う、たとえ針のムシロであっても。
その中に生き延びる道があると思うのだがそれも回避するようではその先は?・・・言うまでもない。


米国での自動運転事故発生に思う

2018年03月23日 | 日記
米国で自動運転試験走行中に死亡事故を引き起こした。
自動運転中とは言え有人状態の車両が夜間に自転車を押して道路を渡ろうとした歩行者をはね死に至らしめたようだ。
試験走行の実施者である配車サービス業者ウーバー・テクノロジーズは暫らくテストを見合わせるという。
このニュースによりトヨタ自動車も実証試験を休止するというが止むを得ないだろう。
自動運転の実用化は少し遠のくかもしれない。
筆者は以前から自動運転の実用化には疑問を感じていたがそれは今も変わらない。
今でも自動運転は専用コースや工場内のような限定エリアだけしか無理ではないかという気がしている。
純然たる公道では何が起きるか分からないのだ。
どうしても一般公道で自動運転を実現したいということであれば思い切ったスピード制限が必要になるがそれではとても社会のニーズに合致しないだろう。
何、開発をさほど急ぐこともない。
自動車業界は高齢者などを対象にした事故防止対策にもっと注力したらいいのではないか。


名大・岐阜大の運営統合協議開始に思う

2018年03月23日 | 日記
名古屋大と岐阜大が近く運営法人の統合に向けた協議を開始するとのことだ。
そういえば総合大学同士の統合話はあまり聞いたことがない。
たとえ各大学の学部・学科が変わらなくとも管理部門や一般教養部門の統合や共通化が進めば経営効率化は相当前進する。
さらに長い目で見れば学部・学科のリストラクチャリングにもつながっていくはずである。
話は変わるが私立大学の経営はいま大きな転換期にある。
少子化傾向は多くの大学で定員割れをもたらし財政状態は悪化の一途を辿っている。
にもかかわらず多くのキャンパスは建設ラッシュなのである。
この不可解なコントラストは一体何だろうと思ってしまう。
私立大学こそ自らの将来像を見つめなおし自立策を真剣に検討すべきなのだ。
国立大学でさえ生き残りを賭けた統合計画を練っている。
全ての大学は少子化傾向を前提に大学運営を考えなければならない。
当然廃校も視野に入れて、だ。
辛いと思うが・・・。


米大統領のプーチン氏4選祝意表明に思う

2018年03月22日 | 日記
米大統領がロシア大統領選に勝利したプーチン氏に祝意を表したことが波紋を呼んでいる。
というのも今回のロシア大統領選が投票総数の水増しや対立候補の収監など不正疑惑に満ちたものだったからだ。
米大統領側近のみならず米国内全体が大統領に祝意の表明自制を助言もしくは期待していたのだが大統領はそれらを押し切ってしまったようである。
全く米大統領の傍若無人ぶりには困ったものだ。(笑)
もっともトランプ大統領自身も自らの大統領選で深刻な疑惑を抱かせたわけだから言わば似た者同志の「訳あり同盟」なのかもしれない。
話は変わるが中国の主席再選はなんと投票総数が4桁にもかかわらず反対票はゼロだった。
投票行為そのものに不正はなかったようだが反対票ゼロにはどこかに作為的なものを感じる。
米中関係は貿易摩擦や領海権なども問題が横たわり同盟関係にはないが米中ロの3大国のトップが必ずしも民主的とは言えないプロセスで選出されているとすれば誠に残念なことだ。
こういう場合一体誰ががどのように世直ししていくのか・・・・、暗澹たる気持ちしか湧かないのが寂しい。

米大統領のベネズエラ仮想通貨取引禁止令に思う

2018年03月21日 | 日記
米国大統領がベネズエラ政府発行の仮想通貨について取引禁止を命じたようだ。
米国にとって経済制裁対象国のベネズエラのことゆえ取引禁止は当然といえば当然なのだがベネズエラもいろんなことを考えるものだ。
仮想通貨といえば「発行元の顔が見えない」という不安材料がよく喧伝されるがこのベネズエラの仮想通貨は一応政府発行ということだからその点は今世にある仮想通貨とは一線を画すものだ(いくらベネズエラが現在大変な経済危機下にあるとはいえ・・・)。
それにしても発行者の顔が見えない通常の仮想通貨の取り扱いには各国とも手を焼いているようだ。
先日閉幕したG20でも「監視する」という点では一致するがこれ以上踏み込んだ統一見解はなかった。
規制か、普及か、はたまたその条件は?・・・そろそろ世界がまとまった行動を移すべきだと思うがいかがだろうか。