グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

菅首相の進路(その3)

2010年08月01日 | 日記
臨時国会開会日の金曜日菅首相は異例とも言える記者会見を行った。
菅首相の狙いはねじれ国会における野党の協力要請と自身の決意アピールであったろうか。
ねじれ国会の運営についてはメディア等で盛んに先行きを危惧する論調が目立つが果たしてそうだろうか。
たしかに連立、大連立は難しいかもしれない(また単なる数合わせだけならやるべきでもない)が政策毎にきちんと関係各党と協議し合意をとり法案を成立させることはやろうと思えばできるだろうし、またその土壌は生まれつつあるように思う。
消費税増税と財政改革、国会議員定数是正などは大きなところで与党と考え方を同じくする野党が存在し、彼らも遂行する責務を負っているのである。
民主党も今回の大惨敗で国対委員長などが交渉局面で譲歩する姿勢を見せている。
ねじれ国会の今こそ与野党の建設的な協議を通して真の民主政治を実現するチャンスではないだろうか。
どうも「ねじれ」はネガティブな印象を与えるが牽制メカニズムが働くという点でもっとポジティブに捉えたらどうだろう。