グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

桜の満開に思う

2015年03月31日 | 日記

この29日に関東地方が一気に満開モードに変わった。

近隣の桜の名所はもはや人、人で埋め尽くされている。

本当に日本人は桜好き、花見好きだと思う。

以前何度か桜のシーズンにワシントンDCに行ったことがある。

ポトマック河畔に日本から贈ったとされるソメイヨシノが咲き誇り日本と同様に露店とベンチが並んでいたが日本のように人の波という光景はない。

やはり何かメンタリティが違うのかもしれない。

そうそう、この正月は中国からのインバウンドが目立ったがまだ余波は十分残っておりその多くは桜を愛でているとのことだ。

もしかしたら花見が今後中国からの観光客誘致の目玉として定着するかもしれない。

桜も観光大使として責任重大だ。(笑)


「地方創生」は成功するか

2015年03月30日 | 日記

先日東京を歩いていて感じたことは相変わらず建設ラッシュが続いていることだった。

思い出深い赤坂プリンスの跡地も工事が進んでおり躯体が既に10階分ほど建ち上がっている。

一体東京はどこまで成長していくのだろう。

政府はいま「地方創生」を政策目標の一つに掲げつつ様々な手を打っているが東京がこれだけ拡大する中で「おこぼれ」が地方に流れてくるか心配だ。

日本全体を一つのパイとすると地方と東京はライバル関係だ。

本社機能の地方移転例としてコマツ(石川県小松市)、YKK(富山県黒部市)がこの所よく喧伝されているがこれらはむしろ稀有なケースと言っていいのではないか。

政府は今「地方創生」についてどのような定量的ビジョンを描いているのかよく分からないのだが「全国にある市町村の2~3割が潤いを実感すること」を目標とするのであれば東京での資本投下は抑制しなくてはならないと思う。

例えば東京での投資については思い切った重税を課すことなどを考えないと「地方創生」はどうにもならないところまで来ていると思う。

政府と東京都とは今の沖縄県の関係よりもっと険悪な関係になるかもしれないがこれは避けて通れないような気がしてならない。

東京も栄える、地方も栄える、…なんてうまい話はないのだ。

 


赤坂プリンスホテル跡地に思う

2015年03月29日 | 日記

とある用で久しぶりに東京まで足を延ばした。

途中、赤坂見附でプリンスホテル跡地の建設工事現場に遭遇したのだが一瞬過去の記憶がよみがえってきた。

その昔、ここにあったホテルの会議室で某外資系IT企業の就職面接を受けたのだ。

しかし並行して求職活動を行っていた日本企業から一足先に内定通知があったので当日は求職辞退を決めていた。

今だったら天秤にかけたかもしれないが当時は「先に通知に受けた方に(就職を)決めるのが人の道だろう」と考えていたのである。

初心で殊勝だったねぇ。(笑)

さて当日の面接相手は人事採用部門も同席はしていたがほとんど営業部門の管理職が仕切っていた。

若しあのままあの会社に就職していたら彼の部下ということになったのだろうか・・・・。

そうなっていたら「自分は一体どんな人生を送っていただろう」と時々思うことがある。

歌の文句ではないが人生ってやつは不思議ものだ。

 


株主総会にトレンドを見る

2015年03月28日 | 日記

昨日3月27日金曜日は12月決算期会社の株主総会集中日だった。

巷ではお家騒動に揺れる家具販売会社の総会に関心が集まったが筆者が向かったのは同じ「大塚」でも薬品の製造・販売を生業とする会社だった。

この会社はもともと3月期決算だったが今期から12月期決算に変更したので自動的に総会開催日も繰り上がった。

海外に多くの子会社を有する企業グループはこれから同じような動きをとるのかもしれない。

それにしても日本の4月を起点にする財務年度(Fiscal Year)はいついかなる経緯で生まれたのだろう。

つい先日も趣味でやっている英会話グループの中で話題になったが起源は分からずじまいだった。(笑)

話は戻るが昨日の午後は市ヶ谷のIT企業オプトの株主総会に回った。

総会といえば午前10時開催が通り相場だがこの会社は午後3時開催だったから同日でも参加できた。

それに株主との対話に充分時間を割き丁寧に応対していた姿勢はなかなか新鮮だった。

今後(社外取締役の活用以外に)総会を機に株主の意向を広く吸い上げていく企業が増えるのかもしれない。

 

 


三井住友FGの社外取締役強化に思う

2015年03月27日 | 日記

三井住友FGが社外取締役を大幅に増やす方針だという。

現在はFGとして3人の社外取締役がおりいずれも三井住友銀行の社外取締役を兼務しているが15年度からは兼務を解消しFGで5人、銀行で3人の社外取締役を起用する。

新メンバーとして女性経営者や外国人弁護士、公認会計士などが加わるため多様な意見が経営に反映されることが期待される。

ただ社外取締役を活かすもも殺すも取締役会全体の器量であって人数ではない。

たとえ社外取締役の数が多くとも全く機能していない場合もあろうし少数でも立派に機能しているケースもあるように思う。

社外取締役制度が活きるためためには社外取締役自身の研鑽と適宜適切な情報発信がなされなくてはならないし社内取締役とりわけ代表取締役クラスがキチンとその声を受け止める必要があろう。

双方が口角泡をとばして議論するようでなければ意味がないと思うくらいである。


政府による辺野古の事実上着工に思う

2015年03月26日 | 日記

政府の辺野古着工に際し現知事が明確に反対する行動に出た。

どうしてこうなる前に政府要人は知事の面会要請に応じなかったのか。

ごく最近になってようやく官房長官は「会う用意がある」と言っていたがこれは遅すぎた。

「法律上は強行突破可能」として高をくくっていたようだが地元の経済団体まで反対姿勢を明確にするとなれば落としどころを見つけるのは容易ではないだろう。

国民の立場からすれば法廷闘争など見たくもない。

やはり両者の話し合いが第一歩だ。

それに工事は一旦凍結した方がいいと思う。

どこかの妙案があるはずだ。

 

 

 


カルビーの脱同族経営に思う

2015年03月25日 | 日記

スナック菓子大手のカルビーが成形タイプのポテトチップスに新規に参入し18年度にはシェア50%を目指すという。

この分野は現在のところ先発2社の寡占状態なのだがカルビーの参入で一気に流動化する見通しだ。

カルビーといえばもともと広島で生まれた同族企業だったが10年ほど前から脱同族経営を志向、外部の人材を会長や社外取締役に登用してきた。

そのせいかどうか分からないが同社の商品戦略は積極的で過去数々のヒット商品をモノにしている。

当社の株価はたしかこの1年で約2倍、5年スパンで見れば5倍くらいになっていると記憶している。

同族経営に固執せず企業経営に新しい風を吹き込み企業価値を高める方法もあるのだ。

父娘間で経営権争奪戦を繰り広げるどこかの会社に聞かせたい話ではある。

 


家具販売会社のお家騒動に思う

2015年03月24日 | 日記

株主総会を間近に控え大手家具販売会社の内紛劇が一段とヒートしてきた。

大口株主の取込合戦や想定外の増配提案で同社株主は大も小も落ち着かない毎日だろう。

創業者一族の骨肉の争いはよくある話だが上場企業でこれだけがっぷり四つもあまり記憶にない。

今後の経営にしこりを残すことはないのだろうか。

急騰した株価もいつか暴落するのではと思うととても手を出せない。

以前にも記したが同社の社外取締役は何をやってきたのかと思う。

こんな時にこそ身を挺して仲裁に入るべきだったのに。

それとも社外取締役は「お飾り」で実は全く無力だった・・・、うーん、さもありなん。

ここまできたら両者の関係修復は極めて難しい。

自然の理に任せるよりほかはない。

 


免震ゴムの性能偽装問題に思う

2015年03月23日 | 日記

免震ゴムの性能偽装問題はしばらく尾を引きそうだ。

顧客の一部は性能検査の如何にかかわらず製品交換を要求、交換スケジュールの提出を命じた。

何せ大型構築物の土台を取り換える訳だから簡単な工事ではないだろう。

納期も1年がかりになる、・・・・失敗コストはとかく大きいものだ。

何故東洋ゴムはこんな過ちを放置していたのだろう。

報道等によれば担当部門に何らかのプレッシャーがあり偽装を誘発したとされている。

だとすれば組織に問題があったということだ、たとえ故意ではないにせよ。

原因はやはりダブルチェック体制がなかった、あるいは機能しなかったということではないか。

性能検査結果を複数の担当者がチェックしておれば今日のような事態は避けられたハズだ。

複数の担当者でも同じ結果になったとすればこれはもう「何をかいわんや」だ。

東洋ゴムはとてつもない重荷を背負ってしまった、信頼回復に向けて・・・。

 

 


横浜市のウォーキング・ポイント・ラリーに思う

2015年03月22日 | 日記

昨日所用でハマの都心に出かけたら偶々ウォーキング・ポイント・ラリーを実施していた。

当ラリーには30km、20km、10kmの3コースが設定されていたとのことだがそれにしても素人向けで「30km」は凄いなぁ。(笑)

時速4kmで歩くとしたら休憩なしでも7,8時間か・・・・。

そういえば横浜市のウォーキングポイント事業が全国に自治体で関心を呼んでいる。

希望者に歩数計を無償で提供し、かつインセンティブを用意したこのプログラムはなかなかの評判だ。

何でも住民の運動量と医療費には明確な相関があるという。

相当のコストをかけても計算が合うということfだ。

ゆえに横浜のウォーキング・ポイント事業が脚光を浴びているのだろう。

わが街、横須賀市も早くこんな制度を作ってくれないかなぁ。(笑)