グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

二世議員の「父は父、私は私」発言に思う

2013年10月31日 | 日記
自民党の小泉進次郎議員が原発廃止を訴える父親の元首相と原発再稼働を目論む自党との間に立たされ些か困惑気味だ。
昨日も衆院・経産委員会で野党議員から元首相の言動を引き合いに出され追及されていた。
ふと最近の某人気キャスターの番組降板騒動を連想してしまった(笑)。
しかし「不祥事を引き起こした子息の責任をどう考えるか」と「立場が変わって改心した(という)父親の行動をどう考えるか」では追い詰める材料として雲泥の差がある。
そもそも元首相の行動は法に抵触するわけでもないし、子が親の責任を取るというのもあまり聞いたことがない。
小泉議員の言うように「父は父、私は私」なのだ。
別人格論で突っぱねて何の問題もなかろう。
負い目に感じることもなければ変に縛られることもない。
野党もこんな次元の低い苛めは早々にやめた方がいい。
「税金の無駄使い」と逆に非難されるだけである。


楽天イーグルス・星野監督に喝!

2013年10月30日 | 日記
プロ野球日本シリーズの第3戦で楽天イーグルスが連勝、昨年の覇者巨人に一つ先行した。
ただその後の勝利インタビューでの星野監督の一言が気になった。
敵地での快進撃に高揚感があったのだろうが「これで最低でも仙台に帰れる」との発言は余計だ。
なぜ「こうなったら東京ドームで一気にケリをつける」と言わないのか。
とにかく短期決戦なのだからちょっとしたことでドドッと流れが変わることがある。
チームの中に僅かでも気の弛みが生まれないかが心配だ。
今年は震災復興最中の東北のために楽天に是非とも日本一の栄冠を勝ち得て欲しいと思う。
ゆえに昨日の監督の一言が災いにならないことを切に祈るものだ。
本拠地仙台での胴上げシーンが脳裏をよぎったのかもしれないが早々に軽口をたたく星野監督に喝!だ。

阪急阪神ホテルズ社長の引責辞任に思う

2013年10月29日 | 日記
3日前の当ブログで「顧客からの信頼を失った経営陣はもはや退陣しかない」と記したところだったが昨日阪急阪神ホテルズの社長が引責辞任を発表した。
わずか2日前にあれほど強弁を繰り返していたが昨日はまるで別人だった。
最初の記者会見の前にも社内調査を実施していたとのことだったが記者会見後の2日間の再度(、かどうか疑問だが)の社内調査で随分トーンが変わったものだ。。
やはり「偽装」を認めるか否かが焦点だった。
それにしてもあの記者会見は企業関係者に大きな教訓を残した。
企業の内輪の論理ではなく顧客の目線や世間の常識でコトの是非を判断することがいかに重要かということを。
自己保身だけを考えているとどうしても後者の観点が吹き飛んでしまう。
それが時として命取りになってしまうのである。
さてさて、外資系のリッツ・カールトン大阪はどんなけじめを考えているのだろうか。

高級ホテルの食材誤表示問題に思う(その2)

2013年10月28日 | 日記
一昨日の続編になるが、かの社長がその後の取材で「一部のメニューについて(故意ではないが)偽装と思われても仕方がない」との認識を示したようだ。
やはりコトの原因は従業員の無知や連携不足ではなく「あれくらいのことは大したことではない」という感覚だったのだ。
それにしても社長はあの記者会見の中で「偽装ではなく誤表示である」との強弁を何度繰り返したことか。
明らかに社長は記者会見での対応を誤り自ら墓穴を掘ってしまった。
これだけ大きく企業の社会的信用を失墜させたのから社長の進退問題に発展することは必至だろう。
話は変わるが今回の騒動でメニューを急ぎ変更したホテル、レストランも多かったと聞く。
別の意味で阪急阪神ホテルズは「ビッグな功労者」でもある(笑)。

伊豆大島の自然災害に思う

2013年10月27日 | 日記
先週の台風26号で多大な土石流被害を受けた伊豆大島・大島町だが後続の27号では大きな被害は免れたようなので一安心だ。
しかし全島レベルでの避難勧告(地域によっては避難指示)は同地域の自然災害に対する脆さを印象付けた。
住民にとっては大変酷なことだが「今後似たようなケースはたびたび発生するかもしれない」と考えた方がいいだろう。
今回の避難勧告(指示)では高齢者を中心に避難行動に消極的な住民の意思をあらためて思い知らされた。
避難所では体調を崩しやすいとか、地域の絆を失うのは辛いなど、避難行動をためらう気持ちは痛いほど分かる。
定住人口がそこそこあって災害リスクの高いこんな土地こそ相応の規模の「国土強靭化」投資が必要なのかもしれない。
スーパー堤防などは後回しにしてもよいのではないか。

高級ホテルの食材誤表示問題に思う

2013年10月26日 | 日記
阪急阪神ホテルズの社長がメニュー表示と異なる食材を用いていた例の問題について記者会見を行っていたが終始違和感を禁じ得なかった。
(問題の本質に関する記者からの度重なる質問に対し)「偽装ではなく誤表記である」を繰り返していたのだが結果的に来店客を欺いていたことは紛れもない事実だからせめて「意図的ではなかったにせよ偽装と思われても止むを得ない」とでもいうべきだった。
謝罪と反省はそこから始まるのである。
あの記者会見は会社を守り自己保身を図るためだったろうが逆に会社と経営陣の社会的評価を決定的に悪くしてしまった。
一体同社の広報部門は記者会見に向けてどんなシナリオを描きどんな準備を行ったのか。
それすら社長が抑え込んだとすればもう「何をかいわんや」だ。
系列会社が運営を受託しているリッツ・カールトン大阪でもほぼ同様の問題が明るみに出た。
顧客からの信頼を失った経営陣はもはや退場しか道はないだろう。

プロ野球ドラフト会議開催に思う

2013年10月25日 | 日記
今年度のプロ野球ドラフト会議が開催された。
今回のドラフトの星・松井投手については5球団が1位指名したが結局楽天イーグルスがペナントレース、CSの勢いそのままに交渉権を引き当てた。
松井投手はチームの選り好みはないようだから早々に楽天・松井が誕生するかもしれない。
一方セ・リーグの覇者巨人はわずか2チームの1位指名競合でも敗れた。
どうもドラフト戦だけはあまり得意ではないらしい(笑)。
ただ過去長野選手や菅野選手などの有力選手を年度をまたがって苦労して獲得してきた経緯と実績がある。
今年はどうだろうか。
さて筆者が一番注目したのはドラフト会議のスポンサーとなったリポビタンD だ。
ドラフト会議の中で(お目当ての選手を引き当てた)チーム関係者のガッツ・ポーズが何度も見られた。
ガッツ・ポーズとリポビタンD、まさにお似合いのコンビではないか。
ドラフト会議最大の勝者は実は大正製薬とスポンサー収入を得たプロ野球機構かもしれない(笑)。 

有名ホテルの「羊頭狗肉」に思う

2013年10月24日 | 日記
関西の有名ホテル・チェーンが食材偽装表示を7年間続けていたとのことだ。
つい「羊頭狗肉」なる4文字熟語を思い出してしまった。
今回明らかになった偽装内容は羊と狗(犬)ほどの違いはないがメニューの中で明確に「芝エビ」とか「レッド・キャビア」など食材を指定しているだけに同罪に近い。
先日の会見で担当部門長は「欺く意図はなかった」と弁解していたが顧客の理解はとても得られないと思う。
調理や食材調達担当部門は来店客が注文時に目にするメニューを7年間も見たこともないというのだろうか。
さて今日、同社社長の記者会見があるというがどんな謝罪になるのか、どんな信頼回復策を打ち出すのか。
お決まりの減俸処分などもあるのだろうが7年前に遡って関係者の報酬返還も必要だろう。
ただ騙された客の方は大半が騙され損になりそうだ、通常7年間もレシートを保管していないのだから・・・。


インターネットを企業経営に役立てよう

2013年10月23日 | 日記
先日行われた日経新聞社主催の「世界経営者会議」でGEのイメルト会長は「インターネットを活用した製造業の高度化が競争力を高めると確信した」と述べていた。
そしてその例として航空機エンジンや医療機器にセンサーを付け稼働状況を常時把握、分析する「インダストリアル・インターネット」を挙げている。
まるでコマツの「建設機械遠隔監視システム」をモデルにして語っているようだ。
コマツは既に(世界中の建設現場で活躍する)同社のブルトーザやパワーショベルについてその稼働状況をインターネットを介して把握し、保守部品の配送やメンテナンスの提供など顧客サービスの向上に繋げている。
GE会長に指摘されるまでもなく先進的な日本企業は既に実践済みなのだ。
ただ多くの企業にとってインターネットの活用という宝の山がまだ埋もれたままのように思う。
まだまだビジネスチャンスが、あるいは伸びしろがあるということだ。






コンビニの絶え間ない進化に思う

2013年10月21日 | 日記
淹れたてコーヒーの提供がすっかり定着しさらに魅力を増したコンビニ業界だが今度は店舗での調理が急拡大しそうだ。
ローソンが「まちかど厨房」の名称でカツサンドやハンバーガーを店内で調理し販売していくという。
コロッケなどの揚げ物やおでん等と違って新たに調理スペースの確保や店員の充当が必要になるのだが投資以上のリターンがあると計算しての意思決定に違いない。
我が国にセブン・イレブン1号店が産声を上げて以来約40年、コンビニの歴史は進化の歴史といってよい。
ITを駆使した発注システム、ATMサービスの提供、公共料金の収納代行、生鮮野菜の取扱い、等々。
未だこの業界は目覚ましい進化の途上にある。
今後もさらに成長していくに違いない。
隣接するスーパーやファストフード業界もウカウカしていたら領域を侵食されてしまうのではないか。