グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

民主党代表の国会代表質問に思う

2013年01月31日 | 日記
昨日衆院にて各党の代表質問があったが民主党代表の質問を聞いていて悲壮感を禁じ得なかった。
代表は戦闘モード満々なのだが首相からは「大変困難な時期に代表を引き受けられて・・・」と軽くいなされる始末で思わず同情してしまった。
あの大惨敗の後では何を言っても国民の共感は得られないものだ。
ここはひとまず例の三党合意を得た消費増税についてきちんとフォローし後を託す姿勢がよかったのではないか。
経済対策についてもアラさがしに終始したきらいがあるがもっと代替案を出してほしかった。
民主党はまだ何が失敗だったのか、何を反省すべきか、まだ分かってないような気がしてならない。
それに謙虚さも見られない。
こんなことでは二大政党の一翼を担うなど夢のまた夢だろう。
参院選はもう目の前なのに。

新政権の拉致問題対策推進に思う

2013年01月30日 | 日記
先日新政権の拉致問題対策会議が開かれたが驚いたのが前民主政権の拉致問題担当大臣や日本維新の党の幹部も参加していたことだ。
筆者はかねてより志を一にするメンバーであれば超党派で課題対応すればいいと考えているので上記のような動きは大歓迎である。
野党の一部には早々に参院選をにらんで選挙対策にうつつを抜かす輩が跋扈しているようだが今は山積する我が国の諸課題に対し一つ一つ着実に対応していく時期である。
党利党略を忘れて誠心誠意国難に立ち向かうことこそ重要だ。
それこそ結果は後からついてくる。
真に国を思う議員は常に生き残ることを確信したい。
同時に超党派的活動の普及を願うものである。

自民党の温暖化ガス25%削減方針の見直しに思う

2013年01月29日 | 日記
先日自民党が前政権が国連にて発表した地球温暖化ガス排出25%削減計画を見直す方針である旨公表した。
これは当然であろう、あれほど経済界が反対したものだろうし。
おおよそ前政権の初代首相は普天間基地の県外移転計画もそうだが理想に走りすぎて足が地についていなかった。
これでは政治は進まない。
先般の衆院選の壊滅的敗北も当然の帰結だ。
さてこの問題に自民党はどう尻拭いするのだろう。
あらゆる目標は「高からず、低からず」が重要だがこれがなかなか難しい。
現場の意見やさまざまな技術動向に目くばせし監視監督も欠かせない。
さてさて「政治力」の見せ所だ。

ヤフーのヤフオクドーム命名に思う

2013年01月28日 | 日記
ヤフードームの名で親しまれた福岡の集客施設が今後はヤフオクドームと呼ぶようになるらしい。
ヤフードームと似たようなものだが当事者には深い意味があるに違いない。
そういえばオークションは一時期列島全体を賑わせたが最近は存在感に乏しい。
今やプロ球団を傘下に収めるDeNAも一時は「ビッダーズ」が事業の柱だったはずだが最近は専らゲームやSNSに移っているようである。
今回のヤフーの行動はオークション事業のカンフル剤となるか。
オークション事業再興の号砲となるだろうか。
それにしても何故これほど下火になってしまっただろう。
本当に人心は移り気なものだ。

米アップル社の時価総額急落に思う

2013年01月27日 | 日記
米国アップル社の時価総額が昨年9月にピークを迎えた後直近では4割減と急落している。
同社の主力製品であるiPad、iPhoneなどが競争激化により収益性が低下していることが背景にあるようだ。
だがその遠因はカリスマ経営者スチーブ・ジョブズの逝去と経営離脱にあるかもしれない。
彼の急逝後後継者の有無が随分巷で話題になったが結局マーケットはその後相応の結論を出したともいえるのではないか。
アップル社が一旦ここで踏みとどまるのか、今後も凋落傾向を続けるのか、はたまた再度成長路線に転じるのか大変興味深い。
次の一手が気になるところである。

税制改正大綱に思う

2013年01月26日 | 日記
昨日だったか、一昨日だったか、今回の税制改正大綱が発表されていた。
いかにも多くの議員が参画されたようにメニューは豊富だが芯というかコンセプトが明確でない感じがした。
企業向けなども本当にどれだけの効果が見込めるのか、投資減税にしても交際費枠の拡大にしても結局国内需要の見極めが先決になるのではないか。
個人向けについていえばクルマや住宅など高額商品の関連税制の動向が気になるが肝心の消費税はどうなるのか、例の軽減税率については見送りとなったがあまり複雑なルールは感心しない。
低所得者対策は所得税の見直しで考慮したらよい。
税制検討に多くの納税者の声に耳を傾けるのは重要だがすべての意見を取り込もうとすれば何が何だか・・・。
最終的にトップダウンで決めるしかない。
時の為政者の責任で。

米大統領の二期目就任式に思う

2013年01月25日 | 日記
先日米国オバマ大統領の就任式が行われた。
二期目とあって議事堂前に集まった聴衆の数は4年前の一期目就任式に比べ約半分というがそれでも80万人というから凄い。
毎回就任演説全文が新聞に掲載されるが中身はなかなかのものである。
専門のスピーチライターの草稿によるものと言われているが日本の首相がよくやる施政方針演説とはちょっと違うね・・・。
もう一つ驚くのが議事堂からホワイトハウスまでの間を徒歩でパレードすることである。
銃社会の米国で最も危険な職業と揶揄される米国大統領が2㎞以上も群衆に手を振りながらゆっくり歩くなどいくら警備が厳重とはいえとても信じられない。
かってレーガン大統領が狙撃事件後7年間以上大統領職にとどまりその勇気に感心したものだがオバマ大統領の勇気も凄いと思う。
装甲車並の専用リムジンを使わないのだから・・・。

ヤンキースの年棒課徴金に思う

2013年01月24日 | 日記
米大リーグの名門ヤンキースが選手年棒総額に対する課徴金に悩んでいるとのことだ。
米国もなかなかやるねという感じである。
筆者はかねがね日本の球界も選手年棒総額について何らかの制限を設けた方がよいと考えている。
金満球団が金に糸目をつけず自由に選手をかき集めることができるとすれば球趣を損ねることこの上ない。
それに選手間の年棒格差も些か気になるところである。
無論スポーツを目指す若者諸君に夢を与えることも重要だが結局道を踏み外す例もいくつか見てきた。
高額報酬よりも年金に類する補償を手厚くする手法を検討したらどうだろう、スタープレーヤーも、若くして球界を去る無名選手も等しく受領できるものを。

埼玉県の教員100人駆け込み退職に思う

2013年01月23日 | 日記
埼玉県の教員100人が3月末の定年退職を待たずして今月末早期退職することが波紋を呼んでいる。
背景には埼玉県の退職金規定の変更により来月1日以降退職する場合退職金が大幅に(35年勤務者で150万円程度)引き下げになることがある。
いうまでもなく学校現場は3月末が一つの区切りになるため1月末の教員退職は日常業務に相当支障が出てくるはずである。
なぜ埼玉県はこんな現場の混乱が予想される退職金規定変更を決めたのか。
一般職員だけを念頭に置いていたとしたらあまりにも軽率だ。
当該教育現場は臨時職員を確保、支障を最小限にとどめるとしているが退職する教員だって後ろ髪をひかれる思いかもしれない。
生徒の方だって最後の2か月がこれだけの理由でゴタゴタするのは決していい思い出にはならないと思う。
県側は心ある教員であれば退職金が減っても3月まで務めるというが教員側でもいろんな事情があるだろう、退職教員を一概に責められないと思う。
何か急ぐ理由があったのかもしれないがとにかく残念としか言いようがない。

春闘の実質スタートに思う

2013年01月22日 | 日記
昨日経団連は2013年の労使交渉指針を発表し実質的に今年の春闘がスタートした。
一昔、二昔前まではベア(ベースアップ)や定昇(定期昇給)が必ず焦点になっていたのだがデフレ経済の定着とともにいつのまにか死語になってしまった。
代わりに登場したのが65歳までの定年延長とそれに伴うミドル層の昇給カーブ見直しだ。
ミドル層にとっては切実な問題かもしれないが新たな原資が必要とあれば手がつけられることは必至かもしれない。
終身雇用、年功賃金に象徴される我が国の労働慣行は今や風前の灯だ。
この際労働分配率までさかのぼってキチンと整理した方がよい。
同時に役員と一般社員との格差についてももう一度チェックすべきだろう。
どんな指標を使うにしろ一定の社会的なコンセンサスは重要だと思う。