グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

自民党小池元防衛相の都知事選出馬宣言に思う

2016年06月30日 | 日記
自民党の小池元防衛相が突如都知事選に出馬するとの記者発表を行っていた。
このタイミングが自民党都議連が「都知事候補は国会議員以外から選定する」と決議した直後だっただけにいささか驚いた。
これには自民党都議連のみならず党本部、官邸もビックリだったろう。
事前に何の相談も挨拶もなかったというから「怒り心頭」というものよく分かる。
ゆえに今回の小池議員の出馬宣言は政治生命を懸けた大勝負なのだ。
氏は「自民党関係者との交渉はこれから」としているが歩み寄りの可能性は極めて少ない。
難航している自民党支援候補とはがっぷり四つ相撲になる公算が高い。
野党統一候補もまだ選定作業の途中だが場合によっては巴戦になるかもしれない。
知名度という点では誰が相手になろうと遜色ないと思うが今回の都知事辞任騒動で多くの都民は「知名度だけで選んではいけない」ということを学んだ。
小池議員はどんな施政スタイルで無党派層を掴んでいくのか・・・、決戦はこれからだ。

碑文谷池死体遺棄事件に思う

2016年06月29日 | 日記
東京・目黒の碑文谷池でバラバラにされた死体の遺棄事件が起きた。
碑文谷池といえばその昔あの近くに住んでいたことがあってあの池にもボートを借りて暫し楽しんだ思い出がある。
その憩いの場であった池畔が犯罪の現場になるなど思いもしなかった。
さらに被害者が付近に住む88歳の独居女性と聞いて尚更驚きだ。
一体事件の真相は・・・?
身の回りは荒らされていないようだから金品奪取目的ではなさそうだ。
次に怨恨説だがこれもフラダンスや英会話が趣味の老女に対して俄かに信じがたい。
となれば通り魔的無差別殺人だろうか?
被害者が住まいであるマンションを出た形跡がないというのも憶測を掻き立てる。
マンションの住民の間ではとんだ大騒ぎになっているのではないか。
一体何が起きたのか。
被害者のご冥福を祈るためにも一刻も早い事件の解決を望みたい。
そしてあの碑文谷池も普段の安らぎの場を取り戻してほしいと思うのである。


英国のEU離脱選択に思う(その2)

2016年06月27日 | 日記
英国のEU離脱選択におかしな風が吹き始めた。
国家として「EU離脱」という大きな選択を行ったにもかかわらず離脱投票行動に後悔の念を持つ人々が増えているという。
そして再選挙を要求する動きが顕在化しているという。
ここまで聞くと「英国とは本当に先進国なのか」という気がしてくる。
選挙結果が気に入らないからと言ってその都度やり直ししていては政治はいつまでたっても落ち着かないだろう。(笑)
ただ今回の選挙では離脱派の選挙公約に相当な誇張があったという。
これが故意だったのか、過失だったのか、いまだ闇の中だがいずれにしても困ったものだ。
基本的に選挙は一発勝負である。
離脱派のウソか誤解か?を見抜けない残留派も情けない。
スコットランドの独立運動再燃も予想される。
ロンドン市だけのEU残留案も持ち上がっているそうだ。
一方でEUの瓦解が進む前兆ではないかとの見方もある。
この辺りで改めてEUの意義を考え直す時期が来ているのかもしれない。


アパレル大手三陽商会の業績下方修正に思う

2016年06月26日 | 日記
アパレル大手三陽商会が6月中間期の業績予想を下方修正し赤字転落の見込みだそうだ。
このブログでも以前触れたのだがやはり英バーバリーに代わるブランドを育てることは容易なことではなかった。
この現実はライセンシー・ビジネスのリスクを雄弁に物語る。
それではどんなリスク回避策が考えられるのだろうか。
1つはライセンシー事業と並行して自社ブランドを独自に育てていくことだろう。
ライセンス契約打ち切りが決まってから準備してもなかなか間に合わないことが多い。
ただ自社ブランド商品はライセンス商品と競合するとなるから両者をモノにすることは至難と言っていい。
もう一つはライセンサーとの関係を常にキープし契約を永続させることにある。
ライセンサーに対しあらゆる手を尽くして「このライセンシーを手放すのは自社の利益にならない」と思わせることだ。
そのためにライセンシーはあまり利益を出し続けてもマズいかもしれない。
ライセンサーの中にその利益を我が物にしたい気持ちが出てくるからだ。
詰まるところライセンシー・ビジネスは危険が一杯なのである。

英国のEU離脱選択に思う

2016年06月25日 | 日記
英国の「EU残留か離脱か」を問う国民投票で離脱派が接戦を制した。
残留を主張していた国会議員が選挙日の直前に反対派の暴漢に襲われ失命したことから同情票が生まれるのでは、と予想していたが結果はそうではなかった。
そして英国のEU離脱選択は世界中に大きなインパクトを与えた。
2年間の移行期間があるのだが今後も余波が続くのではないか。
英国の今回の決断には移民問題が影響したと言われてい
多数の難民を受け入れてきた英国は国際社会から高い評価を受けていいはずだが国民投票結果は皮肉にも「ノー」を突き付けた。
国際社会が協力してもう少し難民問題拡大にブレーキをかけられなかったのか、残念な気がする。
もう一つ、国家主権のあり方が争点になった。
こちらの方はなかなか複雑だ。
EUの運営が必ずしも大陸寄りだとは思えないのだが。
いずれにせよナショナリズム vs.グローバリズムのせめぎ合いでナショナリズムが巻き返したということだろう。
人類は進歩しているのだろうか、・・・いろいろ考えさせられる。

通り魔事件の惨劇に思う

2016年06月24日 | 日記
先日どこかのショッピングセンターで若者が通り魔的事件を引き起こし家庭の主婦らが犠牲になった。
当の若者は「死刑になるためにやった」というような意味の言葉を口にしているようだが犠牲者のことを思うと全くいたたまれない気持ちだ。
本人が命を失うのは自由だ(これもいささか乱暴な言い方だが)が何の罪もない市井の生活者が巻き添えになっていいはずがない。
ただ残念ながらこのような事件やトラブルは今後ますます増えてくるのではないか、洋の東西を問わず・・・。
人間の尊厳の重要性は今さら多言を要しないがそれでも一定の枠を踏み出す恐れがある場合は特別の措置を講じた方がいいのではないかと思うことがある。
類似犯罪の防止啓発だけでなく社会の不適応者に対し本人や家族の同意を条件に制度上の自死を認め人生の出口を作ってやることも考えたらどうか。
「相手は誰でもよかった。ただ死にたかった」というセリフは聞きたくない。
確かに自死も犯罪なのだが他人を無差別に殺めるのはそれよりはるかに大きな犯罪なのである。

第24回参院選の公示に思う

2016年06月22日 | 日記
今日参院選が公示され385人の立候補者が121の議席を争うことになった。
今回の選挙から選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられたが果たしてこれがどんな結果をもたらすことになるのか・・・、そのためにも若年層の積極的な投票活動を期待したい。
そのほかに筆者が着目したことに選挙区の区割りと定数がある。
東京、愛知、兵庫、福岡、北海道で議席が増えることになったが東京や愛知は分かるが北海道などはちょっと意外だった。
首都圏の埼玉や千葉と定数3で肩を並べることになる。
一方定数減は宮城、新潟、長野とこの度初めて採用された合区組(島根・鳥取、徳島・高知)だ。
それにしても合区で1議席とは人口の偏在化を感じざるを得ない。
もしかしたらこれは道州制の始まりだろうか。
改めて「地方創生」の意義や重みを痛感するのだが「一億総活躍」プランにしかと引き継がれるのだろうか。
田中角栄元首相が提唱した「日本列島改造論」は今や夢のまた夢だ。

都知事の静かな退場に思う

2016年06月22日 | 日記
今日東京都知事がひっそりと都庁を後にした。
多くの疑惑を抱えたままの退場は後味の悪さだけが残ってしまった。
せめて13日の集中審議で約束した宿題くらいは・・・、と思わないでもないが何せ都知事はその座を失っても守った「信義」だろうからもはや望むべくもない。
ただ都知事の失ったものは大きい。
ポストだけではなくその後の社会的地位も同時に失ってしまったのだ。
文字通り1都民としての生活しか残らないだろう。
後悔の念はないのか・・・、いささか気になる。
一方都民全体は新たに行う都知事選の費用40~50億円を悔しいだろうが負担することになってしまった。
2年前にはまさかこんなことにはなるとは思わなかっただろうがひどく高い授業料だ。
都民に代わって都知事を糾弾した都議会は皮肉にもリオ五輪視察ミニ大名旅行の見直しを迫られている。
まさに「三方一両損」の構図である。
もっともこれで全国自治体の綱紀粛正が進めば安いもの、と言っていいかもしれない。

2016クールビズの到来に思う

2016年06月20日 | 日記
いつの間にか日本特有の蒸し暑さを感じるようになってきた。
となるといよいよクールビズのシーズンだ。
旗振り役の環境省はクールビズ期間を5月から9月までと定めているので中央官庁は既に解禁済だ。
先日も閣僚が(沖縄の)かりゆし姿で集まっていたがお世辞にも似合うとは言えないのは何故だろう。(笑)
ところで今年のクールビズのテーマは「きちんと感」だそうだから過度な軽装は抑制気味になりそうだ。
と言ってもここまでお上が事細かに規定している訳はなかろうからこの辺りはファッション業界が水面下で動いていた結果なのだろう。
薄い生地で作られたジャケットや襟に芯地が入ったポロシャツなどが今年のクールビズの目玉だ。
ファッション業界もただ「軽装だけ」では右肩下がりになってしまうからねぇ・・・。
ドレスアップとコンフォタブルの両立は今後も果てしなく続いていくテーマだ。
素材などの技術革新ももっとあっていい。

プロ野球・広島カープの快進撃に思う

2016年06月19日 | 日記
プロ野球・広島カープの快進撃が続いている。
広島カープといえば絶対的なエースだったマエケンが米大リーグでプレーが決まった時点で誰もが今シーズンの優勝争いを危ぶんだ。
広島カープの関係者やファンには申し訳ないが筆者もその一人だった。
ところが最近のカープの躍動ぶりには驚くばかりである。
リーグ・トップで交流戦を迎えたと思ったら交流戦に弱いセ・リーグの中で唯一それも大きく勝ち越しリーグトップの座をガッチリ固めた。
ここ3試合の伏兵鈴木の活躍ぶりなどを見ているといささか気が早いとは思うが今年のセ・リーグの優勝は広島カープではないかと思えてきた。
広島カープはしばらく優勝から遠ざかっているチームの一つだ。
大方の予想を裏切るセ・リーグ優勝も悪くない。
筆者は古くからの中日ファンでこの現象には悔しい気もするが広島カープの快進撃はどこか気持ちいいのだ。
今、複雑な気持ちでペナントレースの行方を見守っているところである。(笑)