グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

フィギュアスケート日本勢の躍進に思う

2012年12月09日 | 日記
最近のフィギュア界日本勢は躍進目覚ましい。
男子、女子とも上位陣を独り占めすることもしばしばだ。
以前から単独で金メダル、銀メダルを獲ったことはあるが同種目で何人もが受賞することなどあまり記憶がない。
日本スポーツ界にとって本当に大きな光明だと思う。
その背景には幼年層からの育成システムにあるという。
そう、まだまだ日本人のポテンシャルは十分あるのだ。
育成システムが適切に確立されればどんな分野でも成果はもっと膨らむのかもしれない。
今回のフィギュアスケート日本勢の躍進であらためて教育の重要性を認識した次第である。

AIJ投資顧問詐欺事件の初公判に思う

2012年12月07日 | 日記
先日AIJ投資顧問詐欺事件に関する初公判が行われた。
その中で同社社長はようやく罪状を認めたというが散々運用実績を改ざんしてきた上でのことだけにもうウンザリである。
騙した意図については渋々認めたとのことだがそれでもまだ「私腹を肥やすつもりはなかった」と言い張っている。
顧客を欺き毎年1億円近くの報酬を数年に亘って得ておきながら「私腹を肥やすつもりはなかった」とは一体どういうことか。
まったくの恥知らずでそこには潔さは微塵も見られない。
同社は1000億円以上の年金資産を消失させたとされるが同社社長は弁済責任をどう果たしていくのか。
いい加減な決着では類似事件は後を絶たないだろう。
是非とも再発防止に結び付く判決を望みたいものである。
法改正も必要だろう。





2012年師走入りに思う

2012年12月06日 | 日記
「師走入り」という言葉にはどこか特別な語感があっていつもある種の感慨とともに迎えるのだが今年に限ってはやや希薄である。
これはやはり16日に予定されている衆院総選挙のせいだろう。
その総選挙結果の見通しについて今朝の日経紙は「自民、過半数の勢い」と報じている。
やれやれ。
とかく小選挙区制は目まぐるしいものだ。
ただあまりに変化の激しい政策や制度変更には多くの国民はついていけない。
このままだと自民党が政権奪回ということになるがあらゆる政策が一気に大転換という事態は御免蒙りたいものである。
(もし自民党が再度政権を担うということになれば)3年前政権交代を成し遂げた民主党が前政権の政策を全否定し結局頓挫してしまった教訓を活かし是非ともソフトランディングを図って欲しいと思う。
政治には継続性も重要である。
過去の遺恨は忘れる時だ。

「老後資金3000万円必要」に思う

2012年12月04日 | 日記
最近よく経済誌等で「老後資金は3000万円必要」との論調を目にする。
しかし本当にこれほどの資金が必要なのだろうか。
またどれだけの庶民が退職時までにこれほどの資金を用意できるのだろうか。
いささか意地悪な見方かもしれないがこれはマスメディアが雑誌を売らんがための作戦でないかと思ってしまう。
もし販売戦略の一環として不安を煽り立てているとしたらこれは社会悪といってもいいくらいだ。
あの3000万円の根拠や前提条件をもう少し丁寧に説明すべきだろう。
生活水準はともかくとして公的年金はどう想定しているのか。
健康保険の高額療養費上限制度をどう織り込んでいるのか。
また住居費などは持ち家か否かで随分変わってくるはずである。
読者もきちんと自分の頭で考えたほうがよい。
いたずらに振り回されるのはバカバカしいと思うのである。

中央道天井崩落事故に思う

2012年12月03日 | 日記
中央道は時々利用させてもらっているがこの度の笹子トンネ天井崩落事故には衝撃を受けた。
事故に遭遇された利用者には本当にお気の毒な出来事だった。
管理者たる中日本高速はキチンと事故原因を精査分析し責任の所在を明確にすべきだろう。
事故を知って疑問が二つよぎった。
一つは天井板の重さである。
一枚1.2トン、通風孔との仕切りにそんな重量物が必要なのだろうか。
特に高速道路は大型車が頻繁に通行しその都度相当の振動が発生することは容易に想像できるはずだ。
もう一つは9月に行ったという定期検査の中身と効果だ。
9月の検査でこの事故では全く役に立たなかったということだ。
組織の一部に危機管理意識が欠落していたと言われても弁解の余地がないだろう。

節約選挙戦に思う

2012年12月01日 | 日記
今回の衆院選はいつになく「節約の選挙」が話題になっている。
「維新の会」等は当初から選挙費用の自己負担を公言してきたし既存政党離党組も多くは自己資金で選挙戦に臨むことになるからだ。
筆者はかねがね金のかからない選挙が理想であると考えている。
金がなければ選挙に勝てない社会はどこかおかしいのではないかとさえ思うのだ。
今回の選挙が金がなくとも成立する実証機会になれば言うことなしだがどうだろう。
供託金見合いで最低限の選挙費用を公が負担すると共に各候補者が選挙に金をかけることをもっと制限していいのではないか。
それに歳費削減や無料パス等の廃止を進めるべきだろう。
本当に今の選挙制度はお手盛りになっている。
自らの報酬を返上する先駆者はもっと評価されてもいいのではないかと思うがいかがか。