グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

インドネシアの首都移転方針に思う

2019年04月30日 | 日記
インドネシアが同国の首都をジャワ島からカリマンタン島(候補)などに移転させる方針で動き出した。
インドネシアは島国であり人口密度も高いので一昔前の日本と似たところも多い。
そのインドネシアが首都移転方針を閣議決定し近く担当省庁も発足させるという。
そこで思い出したのが我が国でもかって首都移転計画がそれなりに検討されたことがあったことだ。
候補地は富士の裾野であったり、仙台近郊であったりいろいろあったが結局移転プランは日の目を見ることはなかった。
そして今でも東京一極集中は続いているのである。
一体日本は何をやっているのか、という感じである。
「地方創生」など大きな政策課題に位置付けているのだが特に大きな成果を上げているとは言い難い。
今からでも遅くはない。
首都移転に再度チャレンジしたらどうか。
インドネシアにできて日本にできないことはないだろう。
これぞあるべき政治主導ではないか。
インドネシアにもあらためてエールを送りたい。

アサヒGHDの社長解任基準設定に思う

2019年04月28日 | 日記
アサヒグループホールディングがCEOの解任基準を設定したとのことだ。
自己資本利益率などが経営目標を一定期間下回れば指名委員会で審議し検証プロセスを経てCEOを解任するということだが経営責任の透明化という観点から望ましいことだと思う。
日本企業の中は概してトップの責任が曖昧になりがちだが客観性を重視した判断ができるガバナンスがもっと求められていい。
トップの解任騒動で最近話題になったLIXILは創業者一族の一存で進められたようだがその後混迷の最中にある。
アサヒのようなルールを持っていればとんだ泥試合は起きなかっただろう。
株主も安心して見守っていけるというものだ。
話は飛躍するが政治の世界でもこんな客観的なルール作りができないものかと思う。(笑)
一時期ブームになったマニフェストはどこに行ってしまったのか。
それに今の政権を見ていると数値化された政治目標がいとも簡単に先送りされているように思う。
プライマリー・バランスの達成はいつになってしまったのか。
代わりに都合のいい指標だけが徒に喧伝される・・・、ゴールが勝手に移動するサッカーなどは見たくないものだ。

平成最後の平日に思う

2019年04月26日 | 日記
今日26日は平成最後の平日だった。
テレビのニュースが銀行ATMの長蛇の行列を報じていた。
利用者の中には並ぶのを諦め立ち去った人も結構あったとのことだ。
みずほ銀行のどこかの支店ではATMの現金ショートがあったとのことだが「10連休前」というのは色々あるねぇ・・・。(笑)
どうも政府が見込んでいるほどは国民に歓迎されていないように思うが実態はどうだろう。
当然のことながら「10連休」と言っても国民全員が休めるわけではない。
サービス産業化が進行している現代社会は昔ほど単純ではない。
コンビニの24時間営業の是非が問われているのもさもありなんである。
さて「平成」という元号を書いたり聞いたりする機会も後僅かになった。
30年前「平成」を初めて目にしたときはちょっと安っぽく思ったものだが今になってみるとそんなに悪くない。(笑)
残り数日だがゆっくり別れを惜しんでみよう。

韓国経済の失速に思う

2019年04月25日 | 日記
韓国銀行(中央銀行)が発表した2019年1~3月期の韓国のGDPがなんと前期比でマイナスになるとのことである。
韓国経済と言えばまずサムソン電子が頭に浮かぶのだが主力となるスマホや関連の半導体は中国勢の台頭により苦戦を強いられていると聞く。
航空業界では業界1位の大韓航空はオーナー一族の不祥事が続いており経営に不安を残しているが第2位のアシアナ航空は現在「身売り」の状態である。
これでは設備投資もままならないだろう。
現代グループはどんな状況なのか、昨今あまりメディアに載ることも少ないが材料が乏しいということか。
文政権は北朝鮮との融和を目指して金委員長との接触を図ってきたが今はもう相手の気持ちが離れてしまったようにも映る。
日本との間は完全に冷え切ってしまった。
韓国は今や経済も外交も八方塞がりである。
そんなこんなで朝鮮半島全体が大揺れだが今後どう収束していくのだろう。
一度分断された民族の行方は決して平たんではないようである。
ベトナムなどは何とかうまく進んでいるようなのだが・・・。

北朝鮮・金委員長の訪ロに思う

2019年04月24日 | 日記
北朝鮮の金委員長がロシア大統領との会談に向けてウラジオストック駅に降り立った映像が目に入った。
北朝鮮の最高指導者がロシアを訪れるのは金正日総書記の2011年以来ということのようだがもしも先だってのハノイでの米大統領との会談が首尾よくいっておればこんなんことはなかったのだろうと考えるとロシア大統領の心境も複雑だろう。(笑)
本当に金委員長の外交は場当たり的である。
あちらがだめならこちら、こちらがだめならあちら、ではどこからもそれなりの扱いしか受けられないと思う。
当人は大国を振り回しているつもりかもしれないが相手国から見れば北朝鮮など取るに足らないものだ。
もし現代の国際社会で生き残るつもりであれば最低限の誠実さが求められる。
米国の外交体制に注文を付け担当者(国務長官)の交代を求めるなどは寡聞にして聞いたことがない。
「思いあがるのもいい加減にしたら・・・」と言いたいがそれにしても今の体制の保証されることは難しいと思う。
内部からの反体制運動もある。
もがきは今後も続く・・・か。

衆院補選の自民2敗に思う

2019年04月21日 | 日記
昨日行われた衆院の補欠選挙で自民党が2敗した。
なんでも第2次安倍政権が誕生してから一度不戦敗があったが候補者を立てて補選で敗れるのは初めてだそうである。
現政権にはこのところ不運がつきまとう。
先日の幹事長代行の「消費増税の再々延期もあり得る」との発言は予想以上に世間の反発を買った。
観測気球どころか国民に「忖度」というNGワードを思い起こさせてしまった。
とても「個人的な見解を述べただけ」では済まなかったのだ。
空自のF35A機の行方不明もあれだけ捜索しても発見できないなどとなると国民の不安は募るばかりである。
米軍も捜索活動を打ち切ってしまった。
今のままでは同機の配備計画に支障をきたすのではないか。
沖縄選出議員の不倫トラブルはよくあることとはいえ、時期と選挙地盤が悪かった。
イチロー選手の国民栄誉賞授賞辞退もツイていない。
不運は続くもんだねぇ。
問題はこれから加点のチャンスがあるかどうかである。
あるとしたら対ロ領土交渉や北朝鮮の拉致被害者救済など外交事案が残されているがあまりいいニュースは入ってこない。
国内経済は総じて下降傾向にある。
一強体制はどうやら転換点を迎えたといっていいだろう。




幹事長代行の人騒がせな発言に思う

2019年04月20日 | 日記
自民党幹事長代行の「消費増税延期と解散総選挙の可能性」発言が波紋を呼んでいる。
通常「解散総選挙」については首相の専権事項として発言を留保するのが政治家の常なのだが今回の氏の場合はそんな前置きもなく信を問うタイミングまで言及していたのだからちょっとした騒ぎになるのも当然だろう。
当人は翌日になって「(あの発言は)個人的な見解を述べたにすぎない」と釈明していたが首相の意を受け観測気球を打ち上げたという疑念は消えそうもない。
なんせ氏は首相の側近中の側近だからねぇ・・・。(笑)
それはともかくとして今から消費増税再々延期なんてあるのかねぇ?
財源を当てにした福祉政策もアナウンス済みである。
消費増税を見越した新型レジの商品化も進んでいる。
軽減税率適用を想定した様々な準備も進められている。
増税まで半年を切った今再々延期はないだろう。
何時だったか、首相は「(増税をこれ以上)延期することはない」と大見得を切っていたように記憶している。
まさかまた「新しい判断」を連発することはないだろうね。
「新しい判断」というのはただ「大ブレ」しただけの話だからね。




新卒学生の就職活動見直しに思う

2019年04月19日 | 日記
経団連と(就職問題懇談会などの)大学側が新卒者の就職について従来の一括採用から通年採用を進めていく方針で合意した。
学卒の就職活動については毎年解禁時期を巡って様々なやり取りがあって採用側、求職側ともに落ち着かなかったが通年採用を認めることにより双方にメリットが生まれるのではないかと思う。
従来の一括採用制度は僅か4年間という大学生活者にとってあまりにも窮屈で忙しい。
他方、企業側としても優秀な人材を採用したいと思えば採用活動はどうしても前倒しになりがちになる。
採用活動が通年採用になれば学生だってある程度自分のペースで勉学なり就職準備ができるだろう。
企業側だって留学生対応を含め、あるいはインターンシップ制度などを絡めつつじっくリ採用者を選考できるというものだ。
従来の一括採用方式から通年採用方式へスムーズに移行されていくことを双方の意識改革と思い切りで実現されることを願っている。
それはそうとして公務員採用の方は今後どうなっていくのか、ちょっと気になる。
こちらの方は国家公務員試験制度などもあって事情はいささか異なるがその後の人事システムも含め硬直的であることは間違いない。
官民交流のあり方も含め公務員の採用システムもこの際再検討されていいのではないか。

電話詐欺犯罪の越境化に思う

2019年04月18日 | 日記
先ごろ日本の電話詐欺グループがタイに拠点を移して活動していたことが判明し摘発された。
国内で犯行に及ぶよりもより安全だと考えたのかもしれないが一網打尽になった今もう同じ手口は通用しないだろう。
ところが今度は台湾の犯罪グループが山梨県の一軒家をアジトにして電話詐欺を行っていたことが明るみに出た。
こちらは中国本土を狙っての詐欺だそうだから犯罪行為はどんなこともすぐ伝搬するんだねぇ。
それにしてもここまで犯罪のボーダーレス化、グローバル化が進んでいるとはねぇ、・・・もう油断もスキもあったものではない
各国の警察機構も連携を強化し未然防止を図る行動が欠かせない。
そういえばその昔「タックス・ヘイブン」なんて言葉があった。
うっかりしていると「クライム・ヘイブン」とか「フロード・ヘイブン」などと呼ばれるような詐欺犯罪の天国が生まれるかもしれない。
犯罪のボーダーレス化だけは御免だねぇ。


10連休はYes?No?

2019年04月16日 | 日記
いよいよ新元号を頂く御代が近づいてきた。
政府は一早くその節目となる5月1日をはさんで10連休を決めたがこの評判がイマイチである。
どこかの世論調査によれば賛成が約30%、反対が40%と反対派が賛成派を抑えていたのは、どうかねぇ・・・。
理由はいろいろあろうが日常生活の変化を余儀なくされることに不安を覚える人々がけっこう多いようである。
診療施設、介護施設に依存した生活を強いられている人々は少なくないのだ。
逆に折角お上が休日を制定してもそれに準じてカレンダー通り休日を取れない人も多いだろう。
またパートタイマーのように時間給で生活の糧を得ている人々は10連休による収入減が痛い。
そんなこんなで10連休を否定的にに受け止める層が相当数いるのだが政権幹部はこの事実をどう認識しているのだろうか。
つい「休日増、連休=消費増、好景気」と単純に考えていたのではないか。
政治の究極の目標が「最大多数の最大幸福」ということであればこの10連休は果たして良かったのかどうか・・・?
消費喚起と国民の賛否は別物のようである。